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2013年05月10日
【バラエティ丼】 チョンジュ食堂 @西宮北口駅

韓国の丼料理と云えば、「ビビンバ(ピビムパブ)」であろう。
いわゆる韓国風混ぜご飯であるが、石鍋で焼かれたものが我が国の若者にも人
気がある。
例によって西宮ガーデンズへ映画を見に行った際、たまにはビビンバを食べてみ
ようと思い、フードコートへ。ガーデンズ内には他に韓国料理店の「ビビム」や「妻
家房」が入っているが、最も庶民的な店で食べてみよう。
オーソドックスな「石焼ビビンバ」を注文し、オプションのキムチとコチュジャン味噌
をたっぷりと載せて席に着く。
スプーンで全体を混ぜ混ぜして、ほお張る。思った以上に石鍋が熱々だ。底のご
飯は当然に焦げている。何種類かのナムルと甘辛のひき肉+卵黄とキムチ。
いつも思うのだが、ビビンバはタレが掛かってないので、しっとり感が不足する。
もっとコチュジャンとキムチを3倍ほど入れるべきだった。
単品としては苦しいメニューだろう。焼肉か何かをつまんだ後に、〆ご飯の代わり
に食べるご飯だ。満足感を得られないまま、筆者はワカメスープの残りを石鍋に掛
けてみた。途端にジュアジュアと加熱されて、混ぜご飯が煮えたぎった。
◆今回のどんぶり
タイプ :コリアン系
価格帯 :B (600~900円台)
特徴 :ベーシックな石焼ビビンバは、熱く熱した石鍋に白いご飯、肉味噌
野菜のナムルが乗る。キムチとコチュジャンを客が自由に足す。
満足度 :★★☆
◇石焼ビビンバ 「チョンジュ食堂 」
西宮市高松町14-2
阪急西宮ガーデンズ
1F フードコート内
石焼ビビンバ 650円
(スープ付き)
タグ :石焼ビビンバ
2013年05月08日
【バラエティ丼】 スイートバジル@大阪・福島

丼シリーズの最後にどうしても訪ねてみたい店があった。大阪随一の人気を
誇るタイ料理の「スイートバジル」さんだ。
この店のエスニック丼(炒めもの・オン・ライス)を食べてみたい。
阪神電車福島駅で下り、なにわ筋を北上する。10分間ほど歩くと、右手に店
のトレードマークであるトゥクトゥク(タイの三輪タクシー)が壁に突き刺さって
いた!?
店は狭い階段を昇った2階にある。思ったより広い店内はしっとりと落ち着い
た雰囲気で、女性ファンが多いのも頷ける。タイ人と思われる店員が本日の
日替わりの内容を説明してくれる。今日の炒めものは「豚肉の唐辛子炒め」
とのこと。ちょっと平凡過ぎる内容に思えるが、これを注文してしばらくの間、
ウェイティング。
最初にスープとサラダが運ばれた。スープは玉ねぎをメインにしたあっさり仕
立て、サラダは細かくカットした鶏肉と玉ねぎなどの野菜を炒めたものだ。
このサラダは絶妙だった。甘い、辛い、酸っぱいの要素が完璧にミックスされ
ている。更に、とり皮をパリパリに揚げたものがアクセントとしてトッピングされ
ていた。
さて、メインのエスニック・ライスが登場。豚肉の野菜炒めがタイ米の横に掛か
っており、目玉焼き(フライドエッグ)が乗っている。
ごく普通の薄切り豚肉と玉ねぎ・青菜などの野菜炒めだが、これもまた味付け
が絶品。甘・塩・辛・酸と旨みが見事に調和し、どれもが過剰になっていない。
この味付けはパーフェクトだろう。
今回、バジルやココナッツミルクなどのタイ料理に特徴的な食材が加わらなか
ったので、どうかなと心配したが、見事な”エスニック丼料理”だった。
ランチとしてはやや高額な単価ではあるが、充実したサラダとドリンクまで付
けば、誰もが納得だろう。
◆今回のどんぶり
タイプ :エスニック系
価格帯 :B (600~900円台)
特徴 :平日のランチメニューでは、「炒めもの(日替わり)とライスセット」
や「カレー(日替わり)とライスセット」「タイ式チキンライスセット」
に人気がある。次回はグリーンカレーとチキンライスを是非食べ
てみたい。
満足度 :★★★
◇タイ料理 「スイートバジル」
大阪市北区大淀南1-11-9
炒めものとライスセット 980円
(スープ・サラダ・ドリンク付き)
2013年05月03日
【うな丼】 うな重@神戸・元町

神戸エリアで関西風うな丼が食べられる店を探すと、南京町の「うな重」がヒ
ットした。南京町周辺は意外にも鰻料理の穴場ゾーンである。この店について
も前を何度も通っていたが、入店したことはなかった。
「うなしげ」と読むのか、或いはそのまま「うなじゅう」なのか? 店名の由来は
色々とあるのでよく分からないが、いかにも直截な印象を受ける。
店内は落ち着いた雰囲気である。テーブル席が2卓と、小上がりに座敷テーブ
ルが三つ。こじんまりとしている。 とりあえず「うな丼(並)」を注文してみよう。
本を開いて待っていると、意外に早く丼がやって来た。ちょっと・・不安がよぎる。
丼のフタを開けると、大振りな蒲焼が2枚どーんと鎮座している。これは、イイぞ。
例によって粉山椒をたっぷりと振ってから食べ始める。
あ、甘~い! 飴炊きのようなタイプの蒲焼である。岐阜・愛知・三重で食べた
”名古屋系”の濃厚うな丼を思い出す。
外側はバリッとしているが、中身のふんわり感が不足しているようだ。
只、味が濃いのでたっぷり盛られたご飯をどんどんと食べられた。
どうだろう? ランチタイムに食べるうな丼は、作る側が急かされるので実力が
発揮できないのかもしれない。 そんなことを考えながら店を出た。
ごちそうさまでした。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => かば焼丼
価格帯 :A (1000円台以上)
特徴 :関西風の地焼きであるが、濃厚なタレをしっかり掛けて焼いたもの
と思われる。かなり甘いタレである。
「鯉の洗い」という面白いメニューもある。
満足度 :★★☆
◇鰻料理専門店「うな重 」
神戸市中央区元町通2-5-14
鰻丼(並) 1,600円
(肝吸い・漬物付き)
2013年04月26日
【肉丼】 大井肉店 神戸そごう店@神戸・三宮

和牛を求めて、この店にやって来た。行列が絶えないデパ地下のイートイン
「大井」さんだ。
本格的なステーキハウスへ行けば良さそうなものだが、B級にしか興味がない
ので(苦笑)、一度この店で食べてみたかった。
創業明治4年の老舗「大井肉店」の牛肉売場の横に設けられた席数7つだけの
ミニコーナー。そこはいつも行列ができる人気店である。
開店直後から行列ができていた。列に並ぶこと15分、席に着きオーダーを通し
てから待つこと更に15分。その間、若い人はスマホを触り、おばちゃん2人組は
ずっとおしゃべりをし、筆者はiPodで落語を聴く。
この日は、三枝(現、文枝)師匠の「真心サービスおじんタクシー」という創作落
語を楽しんだ。お年寄りがドライバーを勤めるタクシー会社を茶化す噺だが、途
中古典落語「いらち車」のようなシーンがあって、ニヤリとする。
合計30分間ほどもして、待望の「サイコロ網焼き弁当」が配膳された。ほとんど
の客が、このサイコロ弁当を注文していた。
弁当の内容は和牛の端肉を網焼きしたサイコロステーキに特製のステーキソー
スがかかった肉にキャベツ、ご飯、漬けものが付く。それに味噌汁のセットで、
900円のお値打ち価格だ。人気があるのもうなづける。
とりあえずサイコロ肉を口に放り込んでみる。うむ、ウマイ! 和牛特有の甘い
芳香とマイルドなステーキソースの風味。
ご飯も美味いし、味噌汁もそれなりに良い。30分待っても食べたくなる気持ちは
よく分かる。但し、すべてが柔らかい肉ではない。やわらかい特級肉の次は、や
や筋張った(歯応えがある)肉だ。ある意味、そのバラエティが良いとも言える。
色んな歯応えの肉を楽しみながら、肉>ご飯>肉>ご飯を繰り返す。
(サイコロステーキ丼風にしてみた・・・)
途中、ご飯にサイコロ肉を乗せて、”どんぶり風”にアレンジしてみたが、これは余
り・・・・意味はなかった。(トホホ)
10分間ほどで食べ終え、会計を済ませると行列客は15人ほどに伸びていた。
この店は和牛の美味しさをリーズナブルな単価で楽しめる”和牛のアンテナショ
ップ”のようなものだ。3千円ほどの本格的なステーキ定食から安価な弁当まで
ラインナップされている。
今回のサイコロ弁当は、庶民が楽しめる最高の”ハイパーB級グルメ”だった。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => 焼肉弁当
価格帯 :B (600円台~900円台)
特徴 :サイコロ弁当は、大井肉店(販売コーナー)で余った和牛の端肉を
ていねいに網焼きし、客の好みのソース(4種類ある。ステーキソ
ース・やきにくのタレ・ポン酢・ミックススパイス)をかけた定食。
満足度 :★★★

◇大井肉店 神戸そごう店
神戸市中央区小野柄通8-1-8
そごう神戸店B1F
サイコロ網焼き弁当 903円
(味噌汁・漬物付き)
2013年04月24日
【肉丼】 本みやけ@大阪・梅田

梅田・阪急三番街の地階グルメフロアはなかなか充実している。
和・洋・中の人気店が軒を連ね、どの店に入っても間違いがない。筆者の好きな
中華料理「青冥チンミン」、「インデアンカレー」、焼鳥「正起屋」、蕎麦処「しのぶ
庵」などがあり、ロードサイドの人気店「ラーメン横綱」まである。
そんな中に”すき焼”の「本みやけ」がある。丼の特集をするまでは、気にかける
こともなかったが、この店の「ステーキ重」が安くて美味いと評判だと聞き、訪ね
てみることにした。
カウンターだけの比較的狭小店であるが、照度を落とした店内は落ち着いた雰
囲気だ。BGMは勿論、軽快なジャズ。黒制服を着た若い店員にステーキ重を注
文した。
待つこと10分。通し焼き(注文を聞いてから焼く)なので、意外に時間がかかる。
さあ、目の間に噂の丼、登場である。
豪華なビジュアルだ。ミディアムレアに焼いた肉を薄くそぎ切りにして鰻丼のよう
なタレが掛かっている。筆者は思わず、七味唐辛子と粉山椒をたっぷりと振った。
鰻屋や焼鳥屋に入ったときのクセだ。
早速、肉を一切れ頬張る。うむ、甘辛いタレがかかった肉とご飯のハーモニーは
素晴らしい。味噌汁も水準品であるし、野沢菜漬もウマイ。
ただ、如何せん肝心の肉質がザンネンだ。880円という価格で、何を云うか!
と叱られそうだが、ジュワッとした甘い肉を想像していた者にとっては、ちょっと・・。
コスパは良いが、肉質は価格相応だった。
ごちそうさまでした。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => 焼肉丼
価格帯 :B (600円台~900円台)
特徴 :ステーキ重は、炊き立てご飯の上に一口大に切った牛肉がたっぷ
りと載っている。タレは甘みを抑制したもので、焼鳥タレのよう。
満足度 :★★☆
◇「本みやけ 」 阪急三番街店
大阪市北区芝田1-1-3
阪急三番街B2F
ステーキ重 880円
(サラダ・味噌汁・漬物付き)
2013年04月19日
【カレー丼】 香美園 (こうみえん)@神戸・元町

すぐに「カレー丼」に飽きてしまった筆者は、その仲間を探すことにした。
色々と考えられるが、今回は「中華カレー」にしてみようと思う。中華料理店で
提供するカレーライスが「中華カレー」。「加里飯」とも呼ぶ。
神戸で中華カレーの名店と云えば、「杏花村」と「香美園 」が双璧だろう。
「杏花村」を初めて訪れたときは、カルチャーショックを受けた。その地獄のよ
うな熱さと、凶暴な旨さに度肝を抜かれた。
(「香美園」さんのメニュー)

さて、ランチタイムに「香美園」さんを訪問した。前回は「五目焼きそば」をいた
だいたが、客の半数はカレーを注文していた。
おばちゃんにカレーをお願いし、客席からは見えない厨房の光景を想像する。
1)中華鍋に油を熱し、豚こま肉と玉ねぎを炒める。
2)鶏がらスープを注ぎ入れ、下茹でしたじゃがいもと水で溶いたカレー粉・塩
・砂糖を加える。
3)全体になじんでくれば、水溶き片栗粉でトロミをつけ、ご飯の上に掛ける。
(これはあくまでも、妄想です。アシカラズ)
注文して3~4分ほどで、目の前に現れた。オオッ、早~い。
早速、スプーンですくい、頬張る。うーん、香りが良い。そして、スパイシー。
豚肉とチキンスープが旨さを担当し、歯ざわり担当の玉ねぎと郷愁担当のじゃ
がいもがナイス・サポートをする。
やや塩味が強いか、と思ったが食べ進むうちに丁度適量に変わっていった。
恐るべし、老舗の最強「カレー」。
ビジュアルは黄色いキャンプカレー風、具材は豚肉・玉ねぎ・じゃがいもだけ
という超シンプル仕様だ。途中で、ソースを足す必要があるかな、と予想して
いたが、最後まで飽きずに食べることが出来た。
神戸の庶民中華店は、さりげなくそのパワーを見せつける。毎週食べても食
べ飽きないシンプル・ラーメンの「丸萬」、そしてシンプル・カレーの「香美園 」。
すばらしい店たちに感動と感謝。
◆今回のどんぶり
タイプ :変わり丼 => 中華カレー
価格帯 :B (600~900円台)
特徴 :ごく普通の中華料理店であるが、「カレー」と「あんかけ焼きそば」
に人気があり、店内にはカレーの香りが漂っている。
カレーを注文して、お会計まで約10分間。客の回転が速い。
満足度 :★★★
◇広東料理 「香美園 」
神戸市中央区元町通3-16-2
カレー 630円
タグ :中華カレー
2013年04月17日
【カレー丼】 たつや@神戸・湊川

カレー丼の店を検索していて、面白い写真を見つけた。カレー丼の上に卵黄
が乗り、大きなエビフライが3本そびえ立つインパクトのある丼フォトだった。
新開地へ来るのは久しぶりだ。神戸高速新開地駅で降り、湊川公園方面へ向
かう。いつもながら人通りは少ないが、以前より少しだけキレイになったような
気がする。湊川商店街から北東方向へ歩くこと10分。荒田公園という小ざっぱ
りとした市民公園があった。親子連れが遊んでいる。今日はおだやかな陽気だ。
公園の角っこに件のさぬきうどん・生そばの店「たつや」はあった。
昼前なのでさすがに店内はのんびりとしている。カウンター席が5席と、テーブ
ルが3卓、三角形をした変形の店内レイアウトである。
メニューから「エビカレー丼セット」を選び、冷たい蕎麦を付けてもらうことにした。
しばらくして、最初にカレー丼が運ばれた。ネット上で見た通りの豪快なビジュ
アルだ。しかし、威圧感はない。黄色い卵と突き刺さった3本の矢のようなエビ
フライが、なかなかキュートである。
レンゲは付いていないので、箸ですくいとって食べ始める。うむ、美味い。
甘いカレーだが、甘すぎない。色の濃いカレーが濃厚そうだが、濃すぎない。
そして、揚げたてのエビフライはボリュームがあってなるほど旨い。
丼めしが多すぎるとツライな、と思ったがそれほど多すぎない。全体的にバラン
スが取れている。
周りの客を見ると、全員がカレー丼を食べていた。ひとりだけがカツカレー丼で、
残りの客はすべてエビカレー丼だ。筆者と同様に、ネットを見て遠方から来てい
るのかも知れない。この店は、まるで「カレー丼専門店」のようだ。
真っ黒な”そばやき”が人気の「としや」さんや、海苔巻きお好み焼きの「ひかり
」さん、そして”エビカレー丼”の「たつや」さん。特徴のある”人気メニュー”を持
つ店は強い。
カレー丼というのは、兎角単調になりがちだ。しかし、この店のセットの場合、カ
レー飯=>エビフライ=>冷たい蕎麦=>カレー飯=>エビフライを繰り返すこ
とによって飽きがまぎれる。セットにしたのはそういうことか?
よく考えられている。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => カレー丼
価格帯 :A (1,000円台以上)
特徴 :名物のエビカレー丼は、丼めしに麺つゆで伸ばしたカレー(牛肉、
玉ねぎ、青ネギ?)を掛け、エビフライと卵黄が乗る。
満足度 :★★★
◇うどん・そば 「たつや 」
神戸市兵庫区荒田町2-15-3
エビカレー丼 1,000円
(そば・漬物付き)
2013年04月10日
【海鮮丼】 はまじま@大阪・淀屋橋

新鮮な刺身をトッピングした海鮮丼もよいが、賽の目にカットされた魚介やイクラ
を散らしたものを一度食べてみたい。
ネットを探していて、この店を見つけた。伊勢志摩浜島から直送された鮮魚を使う
火場焼「はまじま」という店だ。
身を切る寒さの中を、梅田から御堂筋をぶらぶらと南下する。三菱銀行の傍に「
フーディアム」という食品ミニスーパーが出来ていた。大型のコンビニというより、
やはり小型のスーパーだろう。店内を見て回ったが、御堂筋に面してこんな便利
な店ができるなんて、やはり時代の流れだ。しかも、運営しているのがあのダイ
エーらしい。ガンバッてもらいたい。
さて、北新地の南端、中之島に面して渋い外観の店が建っていた。店内は落ち
着いた雰囲気。真ん中に囲炉裏があって、着物を着た女性スタッフが串に刺した
魚を焼いている。遠火の炭火でじっくりと焼かれた鯖(さば)が実にうまそうだ。
焼き魚定食に浮気心を感じながらも、限定メニューの「漁師の爆弾丼」を注文して
待つ。
しばらくして配膳された丼は予想した通りの豪華さだ。イクラが輝く宝石のよう。
”ばくだん丼は、魚介の宝石ばこやぁ!”
つい、彦麻呂調になってしまう。丼には味噌汁とメカブの小鉢、漬物も付いてい
る。とりあえずそのままいただいてみる。うむ、魚介には多少タレが掛かっている
ようだが、物足りないので少し醤油を回し掛けた。
乗っている具材は、まぐろ・鯛・ハマチ・タコ・いか、そしてたっぷりのイクラと卵焼
き。実に豪華で豪快な一杯である。
しかし、食べ進む内にやや塩っぱくなってきた。ご飯の量に比べて、魚介の量が
多すぎる。量的なバランスが悪いのだ。
そして、どうしても練りわさびが欲しい。味が単調になる。チェーン店「ザ・丼」の
甘いダシ醤油とわさびが恋しくなった。
しかし、味噌汁(漁師汁)が素晴らしかった。カニの足から出たダシと根菜、さつ
まあげが一体になって旨みをかもし出す。そしてメカブとろろも上品で良かった。
ごちそう様でした。白ごはんの追加ができればもっとサイコーだったが、久しぶり
に贅沢をさせてもらった。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => 海鮮丼
価格帯 :A (1000円台以上)
特徴 :温かい白ごはんをベースにした海鮮丼。新鮮な魚介を賽の目にカ
ットしたものをトッピングしている。
満足度 :★★★
◇火場焼 「はまじま 」
大阪市北区堂島浜1-1-8
漁師の爆弾丼 1,000円
(小鉢・味噌汁・漬物付き)
2013年04月03日
【洋風丼】 グリルstereo(ステレオ)@大阪・谷町四丁目

「洋風丼」というお題で考えたとき、まっ先に「大阪トルコライス」の絵が浮か
んだ。
カレーライスやハヤシライス、オムライスなども広義の洋風丼であろうが、楽し
さの点で、トルコライス以上のものはない。これは「おとなのためのお子様ラン
チ」だ。
大阪風トルコライスが評判の「グリル ステレオ」さんは、地下鉄谷町四丁目駅
のすぐ傍にあった。ビルの陰に隠れるような小さな店である。
店内は奥へ向かってカウンターが伸びる細長い造り、奥にはテーブル席もあ
る。トルコライスの提供は13時以降だということで、腹を空かせて入店した。
カウンター前のオープンキッチンで調理人がたった一人、奮闘している。ホー
ル担当の女性と二人だけでオペレーションしている繁盛店だった。
シェフは「きょうの日替わりは・・・」と説明を始めたが、「トルコライスをお願いし
ます」と注文した。
とにかくシェフは忙しい。定食のミンチカツ?を揚げ、ハンバーグを焼き、トルコ
ライスを作る。さて、作り方を見てみよう。
1)とんかつを油の中に投入する。
小さなフライパンでケチャップライスを作り、皿に盛る。
2)とんかつが揚がれば、包丁で6等分する。
それを別のフライパンに乗せ、(2個分の)溶き卵を流し入れて
15秒ほど火を通してから、ケチャップライスの上にかぶせる。
3)上からチョコレート色をしたデミソースを掛ければ出来上がり。
なるほど美味そうなビジュアルだ。オープンオムライス+とんかつ+デミソースが
創るワンダーランド! スプーンですくって早速パクつく。
ケチャップライスには玉ねぎだけ入っている。ややあっさりとした味付けだ。
反対にカツは塩味が効いたやや尖った味。デミソースもビター系なので、筆者に
は甘みが不足した。
いづれにしても期待度が上がりすぎていたのかも知れない。
しかし、楽しさの満足度は満点でした。ご馳走さまでした。
◆今回のどんぶり
タイプ :洋風系丼
価格帯 :B (600~900円台)
特徴 :御堂筋に面したオフィス街にある小さな洋食屋さん。
営業時間はランチタイムの4時間だけというミステリアスな店だ。
夜は別のスタイルの店に変身するのか?
カフェバー風の内装と「ステレオ」という店名をつなぎ合わせると、
昔はジャズ喫茶だったのかも知れない。色々と妄想をしてしまう。
この店のトルコライスは(ドライカレーではなく、)ケチャップライス
をベースにしたタイプ。なぜ、こんなに手間のかかるメニューを作
るようになったのかは不明。とにかく”ミステリアスな洋食屋”だ。
テレ東の「ありえへん∞世界」に投稿してみようか? (笑)
満足度 :★★☆
◇グリル stereo(ステレオ)
大阪市中央区谷町3-4-9
特製トルコライス 800円
2013年03月29日
【天丼】 銀座ハゲ天@大阪・難波

北新地の関東風天丼に満足できなかった筆者は、この店を訪れた。
香り豊かな胡麻油でカラッと揚げる江戸風天ぷらの専門店「銀座ハゲ天」だ。
以前から事ある毎に家族で梅田大丸にある同店へ出かけ、リーズナブルなコース
料理を愉しんでいた。
なんばCITYのレストラン街はファストフード店から庶民的な居酒屋まで雑多な店が
ひしめき合っている。その中にいかにも東京からやって来ましたという雰囲気の天
ぷら屋「ハゲ天」がある。それでも、ランチタイムは千円前後のお手軽なメニューを
提供している。
入店すると正面で職人が天ぷらを揚げている。そのビジュアルと胡麻油の香りに
クラッとする。席に着き、「かき揚げ天丼」を注文した。海老天丼でも良かったのだ
が、久しぶりに”江戸風のかき揚げ”を堪能してみたかった。
程なくして配膳されたお盆には、丼と赤だしと漬物が載っている。天丼のフタを取る。
大きなかき揚げにナスの天ぷらがひとつ添えられていた。やや地味なビジュアルで
ある。かき揚げを崩しながらご飯をほお張る。うむ、美味い。想像した通りの濃厚な
丼だ。かき揚げには小エビと細かく切った貝柱、そして玉ねぎ・人参が入っているよ
うだ。
醤油勝ちの濃厚タレが天ぷらとご飯に浸みている。やや広げて薄く揚げた天ぷらは
サクサクに揚がっている。赤だしもウマイ。
しかし食べ進む内に、次の不満が筆者を捉えた。
(1)広口の丼と大きくて薄いかき揚げなので、熱が早く逃げてしまう。もっと、高く立
体的な天丼を期待していたのだが・・。
(2)ご飯の量が少ない。甘辛いタレは美味いのだが、ご飯の量とのバランスが悪く、
しょっぱくなった。
客はひたすらにワガママなものである。天ぷらがサクサクし過ぎても、満足しない。
もう少しもっちり感があってもよいのでは、と思ってしまう。
ザンネン。充分に美味いかき揚げ丼だったが、感動がなかった。
◆今回のどんぶり
タイプ :和風系 => つゆかけ丼 => 天丼
価格帯 :B (600円台~900円台)
特徴 :小えび、貝柱、野菜を使った江戸風のかきあげ丼。
他に「海老穴子天丼」や「大海老天丼」もあるようだ。
満足度 :★★☆
◇天ぷら「銀座ハゲ天 」 なんばCITY店
大阪市中央区難波5-1-60
なんばCITY 南館 1F
かきあげ天丼 945円
(味噌汁・漬物付き)