関西お好み焼き総研＋

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（「いなり庵」の相乗りセット）



　或るブロガー氏によれば「西のみゆき食堂（神戸市須磨区）、東のいなり
庵（神戸市中央区）」なのだとか。コスパに優れた安旨いそば屋の双壁がこ
の２店だと言う。今回は三宮にある下町の名店を目指す。

ＪＲ三ノ宮駅南にあるダイエーの前を通り抜け、しばらく歩くと左手にひな
びた店を発見。店内は昭和レトロである。テーブルが４卓ほどあり、石油ス
トーブがオレンジ色の熱を放っている。先客のオヤジさんがうどんをすすり
ながら店のおばちゃんと世間話をしている。

この店のメニューは豊富だ。そば・丼・寿司があり、人気のセットメニュー
「相乗りセット」がある。いなり寿司やバッテラなどの寿司にシンプルなそ
ばかうどんが相乗りして、「相乗りセット」だ。
私は（バッテラ＋そば）の「相乗り」を注文した。
テレビのニュースでは「鳥インフルエンザの全国的な拡大」について報じて
いる。困ったものだ。

さて、しばらくしてセットが到着。バッテラがつやつやして美味しそうだ。
寿司にハケで塗るたまり醤油が付いてきた。これは実にキュート。早速、そ
ばからいただこう。

【今回食べたＢグルメニュー】　相乗り（バッテラ＋そば）　５００円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（平日のランチタイムサービス価格）　


【レビュー】
　　　　　　ワカメと天カスだけが入ったシンプルな蕎麦をすする。
　　　　　　やや太目の蕎麦はもちもちとして、筆者の好みのタイプである。
　　　　　　ツユも甘すぎず、しっかりとした出汁の香りがして、ノー文句
　　　　　　のウマサ。
　　　　　　次にバッテラをつまむ。うむ、これも良い。しゃり・鯖ともに
　　　　　　必要にして十分な味とボリューム。
　　　　　　折角だから醤油をハケで塗った。うーん、やっぱりウマイ。

　　　　　　夜は６３０円のセットメニューだが、ランチタイムには５００
　　　　　　円で食べられる。これだけ美味くて、ワンコインの”そば定食”
　　　　　　に三つ星を差し上げましょう。ごちそうさまでした。



◇おススメ度　★★★　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　神戸市中央区旭通２－３－５　　　
店名　　食堂「いなり庵」　　
電話　　０７８－２５１－９５６６

















（おお、うまそうだ）


（バッテラが、つやつやとしています！）


（シンプルなハイカラそば）


（いただきま～す）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（「みす美」の出し巻き定食）



　こじんまりとした老舗の蕎麦屋は落ち着く。出し巻き玉子がうまいと評判
の蕎麦屋を訪れた。場所は阪急梅田駅の近く、ＤＤハウスのちょっと手前に
ある。こんなところに名店があるとは知らなかった。

店内は至ってシンプルな造りである。左右の壁に沿って小さなテーブルが７
～８卓並び、突きあたり奥が厨房になっている。私はメニューで確認しなが
ら「出し巻き玉子定食」を注文した。蕎麦はもちろん温かい汁そばにする。

メニューには「板わさ」「う巻き」などの蕎麦前の一品もある。夜になれば
しっとりとした情緒のある時間を過ごせそうだ。そのとき、お母さんがお茶
と新聞をもってきてくれた。感じの良い接客をしてくれる。

さて、しばらくして定食が運ばれてきた。天カスとかまぼこを乗せたシンプ
ルな蕎麦とご飯、そして大きな出し巻き玉子。色鮮やかな出し巻きには少し
ダシがかかっているようだ。早速いただこう。

【今回食べたＢグルメニュー】　出し巻き定食　８００円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（出し巻き＋ハイカラそば＋ごはん）


【レビュー】
　　　　　　とりあえず最初に出し巻きをいただく。うーん、しっとりとし
　　　　　　た食感と出汁の風味。焼き方も味付けも絶妙だ。うまい！！

　　　　　　次に蕎麦。白い更級そばはなめらかで艶々している。
　　　　　　たっぷり注がれたツユは甘さを抑制したすっきりとした味。
　　　　　　出し巻き定食の吸い物としてはジャストフィットのさっぱり系
　　　　　　である。ああ、うまいなあ！
　　　　　　こういった王道の「そば定食」を食べていると、シアワセすぎ
　　　　　　て涙線がウルウルする。　”おやじの口福宣言！”
　　　　　　文句なしの三つ星店です。



◇おススメ度　★★★　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区芝田１－５－１４　
店名　　生蕎麦「みす美」　　
電話　　０６－６３７２－５５６３


















（定食が揃いました）


（うまそうな出し巻きだ！）


（いただきます）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和風系－うどん・そば

（得正のカツカレー丼）



　「カレーうどん」の店を探していて、このチェーン店のことが気になった。
カレーうどん専門店の「得正（とくまさ）」である。かなりの多店舗展開を
している上に「上等カレー」というカレー店までやっているらしい。

落語を聴きに大阪へ出かけた折、駅前ビル地階の店へ立ち寄った。店内は左
右にカウンター席がそれぞれ１０席ずつほど奥へ向かって並んでいる。
ランチメニューを見て、「カレーうどん」にすべきか「カレー丼」にするか、
大いに悩んだ末、私は好物の「カツカレー丼」をコールしていた。

左手のカウンターの中に狭い厨房があって、おじさんがカニ歩き状態で調理
していた。幅があと３０センチほどあれば、スムーズ且つ安全に動けると思
うのだが‥。
おじさんはトンカツが揚がる頃合いを見て、広口の丼にご飯を盛り、甘辛く
煮た牛肉と天カスをトッピングしてから、カレーをかけた。更にその上に細
くカットしたトンカツ＋たっぷりの刻みネギを乗せて、私の前に運んでくれ
た。さて、カレーうどん店のカツカレーはどんなものだろう？　
いただきま～す。

【今回食べたＢグルメニュー】　カツカレー丼　８８０円

【レビュー】
　　　　　　木のスプーンを使ってカツとカレーを一緒にいただく。
　　　　　　うむ、うまい！　甘いカレーと香ばしく揚がったカツのマッチ
　　　　　　ングがとても好ましい。それに、天カス・青ネギも意外に合っ
　　　　　　ている。
　　　　　　腹が減っていたのでどんどんと食べ進んだが、徐々にカレーの
　　　　　　甘さが気になってきた。甘い、甘すぎる。”バーモントカレー”
　　　　　　や”カレーの王子さま”を思い出す。
　　　　　　辛口カレーを用意するか、卓上にウスターソースを置いてほし
　　　　　　い。ちょっと惜しい！



◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区梅田１－１１－４　大阪駅前第４ビル　Ｂ２Ｆ
店名　　「得正 駅前第四ビル店 」　　
電話　　０６－６３４７－１９０３

















（出来ました）


（うまそうやな！）


（カツは、こんな感じ‥）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（古奈屋のカレーうどん）



　西宮のシネコンで映画「ノルウェイの森」を観た。昭和４０年代の混沌と
した空気感がよく出ていたし、自然の描写は（ベトナム出身の監督らしく）
アジア的なニオイがした。水準に達している映画だったが、濃厚なラブシー
ンが多すぎてちょっとうんざりした。

昼食はガーデンズ内のレストランで食べることにした。以前から気になって
いた東京・巣鴨からやってきた”カレーうどん専門店”の「古奈屋（こなや）
」に決定。さて、どんなカレーうどんを食べさせてくれるのだろうか？

メニューを見ると、驚きの単価が並んでいる。ベーシックな「カレーうどん」
がオーバー千円の１，０５０円也。おススメの「えび天カレーうどん」は、
１，３５０円とある。ドヒャーーーである。
何かを勘違いしたような価格設定だ。うどん一杯に千円を払う関西人がどれ
だけいるだろうか？　ボヤくのはこれ位にして、注文しよう。私は「九条葱
と刻み揚げカレーうどん」を選び出して、コールした。

店内は清潔な内装で、テーブルの上には紙のエプロン（カレー出汁の”跳ね”
防止用）が用意されている。ＢＧＭはまたしても、ＪＡＺＺだ。おまけに、
女性ボーカルがかかっている。うーん、うどん屋なんだから歌謡曲にしてほ
しい。
程なくしてカレーうどんがやってきた。丼の横には小鉢があるが、噂の「一
口雑穀ごはん」ではなく、炊いたおからのように見える。いただきま～す。

【今回食べたＢグルメニュー】
　　　　　　　　　　　　　　　　九条葱と刻み揚げカレーうどん　１，２５０円
　（映画館のチケット半券を見せると１０％割引してくれた。１，１２５円）


【レビュー】
　　　　　　うどんをすする。うむ、腰があって、”ぷりしこ”の麺だ。
　　　　　　そして、カレー出汁はなるほどクリーミーで、しかもスパイシ
　　　　　　ーさもある。おお、うまいじゃないか！
　　　　　　たっぷりとトッピングされた九条葱のシャキシャキ感と爽やか
　　　　　　な香り。そして、甘辛く炊いた油揚げもすこぶる美味い。

　　　　　　箸が止まらない。麺・スープ・具材どれをとってもＡランクだ。
　　　　　　これが、単価８５０円なら文句なしに三ツ星なのだが、１，２
　　　　　　５０円という重圧が重くのし掛かる。
　　　　　　量は（小食の私には）適度であり、小鉢も上品で良かった。

　　　　　　『高くて美味いは当たり前、安くて美味い料理こそ価値がある』
　　　　　　というＢグル党の標語をつぶやきながら私は店を後にした。　　　　　


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　西宮市高松町１４－２ 阪急西宮ガーデンズ４階
店名　　「カレーうどん 巣鴨 古奈屋」　　
電話　　０７９８－６８－０５７８

















（ととのいました）


（ビューティフル！）


（いただきま～す）


（上品な小鉢も‥）


（完食、完汁です。ごちそうさまでした）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（番場亭のカレーそば）



　世の中には”カレーうどん好き”の人がたくさん居るんだな、と思わせる
店だった。こっちのテーブルでは、おばちゃん二人がカレーうどんをすすり、
あっちのテーブルでは、おっちゃん二人がカレーそばを美味そうにすすって
いる。
場所は西北（にしきた）の北西ブロックにある。絶品の肉そばを食べさせて
くれる「孤庵」の近くにこの店はあった。ごく普通の蕎麦屋だが、カレーう
どんが美味いと評判の店だ。

開店直後に入ったが、既に数名の客がおり、その後も続々と入店する。かな
りの繁盛店のようだ。「カレーそば」を注文すると、辛さととろみの有無を
訊かれた。辛さは普通、とろみ有りでお願いした。
改めて店内を眺めると、入口通路部分に奥行きの狭いカウンター（８席ほど）
があり、奥に６卓ほどのテーブル席がある。照度をやや落とし、ＢＧＭは軽
いジャズ。ちょっと違和感を感じる。

目の前には「うちわ・冷水・ティッシュＢＯＸ」の３点セットが置いてあっ
た。なるほど、夏の暑い時期には必須のアイテムかも知れない。おもしろい。
間もなくカレーそばが運ばれてきた。大きな丼にカレーがたっぷりと満たさ
れている。

【今回食べたＢグルメニュー】　カレーそば　７６０円


【レビュー】
　　　　　　とりあえず蕎麦をすする。うむ、カレースープがウマイ！
　　　　　　かつお昆布の出汁がよく効いている。カレーのスパイス感もイ
　　　　　　イ感じだ。具材は牛肉・玉ねぎ・青ネギ・千切りかまぼことい
　　　　　　ったシンプルなものだが、全てウマイ。特にシャキシャキした
　　　　　　玉ねぎがＧＯＯＤ！

　　　　　　さて、後半戦に突入。麺もカレースープも量が多いので、やや
　　　　　　しんどくなる。このままでは、やはり飽きてくる。
　　　　　　白いご飯か、天ぷらトッピングか、サラダ類などが欲しくなる。
　　　　　　頑張って食べ終わったとき、なぜか私は無性にインデアンのカ
　　　　　　レーが食べたくなった。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）


【お店のデータ】
住所　　西宮市甲風園１－６－７
店名　　生そば処「番場亭」　　
電話　　０７９８－６６－０９９５


















（入口付近のカウンター席）


（やってきました）


（いただきます）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－３　和食系－寿司

（「えびす大黒」の大黒海鮮づけ丼）



　神戸のブロガー仲間で話題になっている安旨い海鮮居酒屋「魚河岸の居酒屋
えびす大黒」を初訪問した。情報によれば、活魚問屋「魚銀」の直営店とかで、
とにかく新鮮な魚が安く食べられると評判だ。

昼前に入店すると１階のカウンター席はすでにほぼ満席の状態である。長いカ
ウンターの中には黒い制服を着た若いスタッフが並んでいるので、どこかのフ
ァストフード店に迷い込んだよう。
「海鮮丼」にするか、「海鮮づけ丼」にするか少し迷ったが、ちょっと珍しい
づけ丼を注文することにした。両隣りに座ったサラリーマン風の若者は大盛り
の「刺身定食」をワシワシと食べている。そして、ご飯をお代わりした。ここ
は若者の食欲を満たす繁盛店と見た。

程なくやってきた「海鮮づけ丼」は、かなりのボリュームがある。醤油タレに
浸けて色付いた魚介の切り身が丼にうず高く積み上げられ、みそ汁と小鉢（冷
奴）まで付いている。これで、ワンコイン５００円のランチなのだから人気が
出るのも頷ける。

次の興味は、ご飯が「すし飯」か、普通の白い「ご飯」であるかという一点。
ほとんどの店の「海鮮丼」は普通のご飯を使うことが多いが、さてこの店はど
うなのか？

【今回食べたＢグルメニュー】　魚河岸流 大黒海鮮づけ丼　５００円


【レビュー】
　　　　　　マグロとサーモンの切り身をかき分け、ご飯をすくって頬張る。
　　　　　　うまい！　寿司めしだ。見事、当たりである。
　　　　　　しばらく魚介の鮮度と味を検分しながら食べ進んだ。
　　　　　　やや甘い醤油タレに浸けこまれたマグロ・サーモン・イカなど
　　　　　　は実に良い。ごまかしが全くない。さすがに自信をもって”活
　　　　　　魚問屋直営”を謳うわけだ。

　　　　　　メニューをながめると夜は海鮮居酒屋になるらしい。そして、
　　　　　　どれも安価だ。一度、夜にゆっくりと訪問して魚を堪能したい。
　　　　　　再訪してみたくなる優良店である。
　

◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　神戸市中央区元町高架通１－１１９　
店名　　「魚河岸の居酒屋　えびす大黒 元町店」　　
電話　　０７８－３３５－１８８９


















（ワンコインランチが揃いました）


（いただきま～す）


（サカナの下には玉子焼きが・・）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－３　和食系－寿司

（「あなご料理 大善」の”箱と巻のセット”）



　神戸のシネコンでウディ・アレン監督作品「人生万歳！」を鑑賞。世の中
をシニカルにしか見れない主人公を見ていると、自分を見ているようで情け
なくなった。

さて、昼食は南京町の中にある寿司の名店Ｈで穴子寿司をいただこうと訪ね
てみたが、生憎休みだった。ザンネン！　諦めきれずに三宮まで歩いて、こ
の店に入った。「あなご料理　大善（たいぜん）」という。
地下飲食店街のディープウエスト、センタープラザ西館の隅っこにひっそり
とこの店はあった。かなりの老舗だと聞くが、入店するのは初めてだ。
昼を過ぎた中途半端な時間帯だったので、店内は薄暗く客はいなかった。私
はカウンターに腰かけて「箱と巻のセット」を注文。焼き穴子の箱寿司と巻
きずしを盛り合わせたもののようだ。

老夫婦二人でやっているが、カウンターの中で調理しているのは奥さんで、
ご主人は配膳のサービス担当である。普通は逆のケースが多いが、ちょっと
珍しい。
間もなく運ばれたセットは、寿司盛りの他に吸い物と小鉢が付いている。
さて、どんな穴子なんだろう？　楽しみだ。

【今回食べたＢグルメニュー】　箱と巻のセット　７５０円


【レビュー】
　　　　　　最初に吸い物をいただく。わかめの風味がとても上品である。
　　　　　　次に穴子の箱寿司。焼き穴子は意外に肉厚でしっかりしている。
　　　　　　美味い！　巻きずしにも穴子が入っているのかと思ったが、ご
　　　　　　く普通の巻きずしだった。
　　　　　　うむ、これだったらすべて箱寿司でも良かったな。
　　　　　　小鉢の酢の物も上品で良い。コスパに優れている店だ。

　　　　　　次回は元町の名店Ｈで噂の穴子寿司をリベンジしてみたい。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　神戸市中央区三宮町２－１１－１　三宮センタープラザ西館Ｂ１Ｆ
店名　　「あなご料理 大善 」　　
電話　　０７８－３３２－３８８７


















（セットが揃いました）


（おいしそうだ）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－３　和食系－寿司

（「末廣寿司」の蒸し寿司）



　京都のご当地寿司は？と問われて、ほとんどの人は「鯖すし」と答えるだ
ろうが、こちらも魅力的である。冬季限定の温かいちらし、「蒸し寿司」だ。

今回は天保年間創業の老舗「末廣（すえひろ）」さんを訪ねることにした。
京都駅から地下鉄に乗り、市役所前で降りる。地上に出て、寺町通りを少し
上ると左手に小さな寿司店があった。
店内はこじんまりとしている。右手に板場があり、左手には小さなテーブル
が２卓だけある。きっと持ち帰りの客が多い店なのだろう。
私は「蒸し寿司」を注文してから、文庫本を広げる。（蒸し上がるまでに少
し時間がかかるから‥）　日本古代史の最新の成果をレポートした「激変！
日本古代史　卑弥呼から平城京まで」という新書である。今話題の箸墓（は
しはか）古墳はほんとうに卑弥呼の墳墓なのだろうか？

１０分ほどが経過して、かわいらしいミニサイズの丼が運ばれてきた。うむ、
これが（並）なのか？　早速いただくとしよう。

【今回食べたＢグルメニュー】　蒸し寿司（並）　１，５００円


【レビュー】
　　　　　　蓋を取ると、寿司飯を覆い尽くす錦糸玉子の鮮やかな黄色が目
　　　　　　に飛び込んでくる。その上に、海老や椎茸やでんぶなどが色鮮
　　　　　　やかに配置されている。
　　　　　　それにしても小さな丼だ。直径は１２センチほどか？　寿司飯
　　　　　　にはたっぷりの焼き穴子が混ぜてあって、いい香りがする。
　　　　　　
　　　　　　やさしい味がする。吟味された素材に薄い味付けがされている。
　　　　　　最初はやや物足りなさを感じるが、それが徐々になじんでくる。
　　　　　　私は店主にこんな質問をした。「この小さな器には何かいわれ
　　　　　　があるんですか？」すると、「ちいさいですか？　どこもこん
　　　　　　な大きさですけど‥」と困惑した様子。失礼なことを言ってし
　　　　　　まったのかもしれない。
　　　　　　蒸し寿司の元祖の店は分からないこと、京都では家庭でも蒸し
　　　　　　寿司を作ること、そしてこの店は１８０年の歴史を刻んでいる
　　　　　　ことなどを伺った。
　　　　　　ごちそうさまでした。本当に上品で、すばらしい味でした。　　　



◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　京都市中京区寺町二条上ル要法寺前町７１１
店名　　「末廣寿司」　　
電話　　０７５－２３１－１３６３

















（待望の蒸し寿司が、登場！）


（おお、イイねえ）


（早速、いただこう‥）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（「阪神そば」のかき揚げそば）



　「立ち食いそば」を研究するに当って、どうしても食べておきたい店があ
った。それは、マニアの間で”ダシがうまい”と評判の「阪神そば」である。

阪神電車の駅にもいくつか立ち食いそばコーナーがあるが、甲子園駅では「
甲子園そば」を名乗り、元町駅では「山陽そば」が侵攻しているという具合
で、阪神そばの看板を掲げるのは尼崎駅構内の店だけだという。

その店は駅の改札内にあった。至ってシンプルな造りである。Ｌ字型のカウ
ンターが伸びて、１５人ほどの客が一緒に並んで食べられる。
私は店頭の食券自販機で「かき揚げそば」３５０円也を選択し、おばちゃん
に見せると、大きな声で調理担当のお兄さんへオーダーを通した。
目の前の壁にはＯＯ産のかつお節・ＸＸ産のダシ昆布を使っている旨の張り
紙が誇らしげに貼られている。なるほど、ダシがうまい店という評判と符合
する。

程なく蕎麦が運ばれてきた。思ったより大きいかき揚げは色がやや黒っぽい。
私は七味唐辛子を振りかけて、勢いよく麺をすすった。

【今回食べたＢグルメニュー】　かき揚げそば　３５０円


【レビュー】
　　　　　　麺は至って平凡な茹で麺を使っている。かなりやわらかい麺。
　　　　　　次にダシをすする。うむ、素直な味がする。尖ったところがな
　　　　　　い。塩辛過ぎないし、かといってべたっとした甘さでもない。
　　　　　　好感がもてるダシの味である。

　　　　　　さて、かき揚げはどうか？　これも、素直なかき揚げだ。
　　　　　　玉ねぎや人参はやわらかく、生地もやさしくふっくらとしてい
　　　　　　る。すべてにおいて、納得がいくレベルだが決してＳランクで
　　　　　　はない。
　　　　　　毎日、構内ですする麺としてはとても好ましい出来だろう。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　尼崎市東御園町９３ 阪神尼崎駅改札内
店名　　「阪神そば 」　　
電話　　０６－６４１２－４２８３


















（お兄さんは忙しそう・・）


（やってきました）


（どれどれ、麺は太い）


（かき揚げはこんな風・・）


  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

（「潮屋」の天ぷらそば）



　新梅田食道街は”オヤジ達のちょい呑みオアシス”であると同時に、若い
サラリーマンが朝食やランチを簡単に取れるファストフード村でもある。
そんなエリアの中に歴史のある立ち食いそば屋「潮屋（うしおや）」がある。
この店に入るのは実に久しぶりだ。食道街へ来ると、どうしても「串かつ」
「ラーメン」「お好み焼き」が食べたくなるからだ。

店に入ると入口におばちゃんが居るので、注文をして代金を支払う。すると
おばちゃんはマイクで厨房にオーダーを通す。「天ぷらそば、いっちょう～」
その声を聞いて、厨房の調理人がすぐに、そばを茹で始める。実に素早い生
産システムだ。
この店は生麺を使っていると聞いたが、ものの３０秒ほどで「天ぷらそば」
が出来上がった。それを受け取り、壁際のカウンターに移動。そこには背の
高いスツールがあったので、腰かけて食べることにした。（これじゃ、座り
食いそばだ。）
卓上には大きな容器に天カスがたっぷりと入っている。ああ、ザンネン！
今回は天ぷらそばにしたので、天カスは必要なしだ。
七味だけ振って、いただくことにした。

【今回食べたＢグルメニュー】　天ぷらそば　３６０円


【レビュー】
　　　　　　うむ、麺がウマイ。腰があるという所まではいかないが、爽や
　　　　　　かな旨麺である。上品な味わいだ。
　　　　　　次に海老天をいただく。注文を聞いてから揚げる”通し揚げ”
　　　　　　の噂も聞いていたが、これは普通の天ぷらである。しかし、中
　　　　　　の海老は臭みもなく上質なものだった。

　　　　　　さて、問題の”だし”。確かに水準品だとは思うが、かつお昆
　　　　　　布の風味よりも塩辛さを感じた。それに後味も少し悪かった。
　　　　　　麺・具材・出汁の３拍子揃った「立ち食いそば」を見つけるの
　　　　　　は容易ではない。
　　　　　　次回訪問するときは「たぬき」を注文して、サービス天カスを
　　　　　　たっぷり入れてみたい。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区角田町９－２５　 新梅田食道街１Ｆ
店名　　うどん、そば「潮屋 梅田店」　　
電話　　０６－６３１３－２７１４


















（なかなかビューティフル！）


（麺は生麺だ。いただきます）


（天ぷらはこんな感じ・・）




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　　　本日12/31 が締め切り日ですので、皆さんの投票をお待ちしています！

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