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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2014年05月12日

「天遊」の揚げそばは、”尼崎皿うどん”だった


   


 さて、今回は「ジミヘンの焼きそばパラダイス」の追補版です。
例によって阪神尼崎でランチの店を探しているとき、この中華料理店を思い出した。
尼チャン(尼崎チャンポン)がウマイ「天遊」さんだ。


       


同じものを注文するのは面白くないので、「あげソバ」と瓶ビールをお願いした。
ついでに焼き餃子も付けてもらおう。「あげソバ」の説明には「パリパリ麺にしょうゆ
」とある。つまり、尼チャンの焼きそば版である。揚げそばに”とんこつ味のあん”
を掛けたものが長崎名物「皿うどん」。そして、しょうゆ味のあんを掛けたのが「尼
崎あげソバ」ということになる。云ってみれば、「尼崎皿うどん(尼皿?)」だ。


   


サービスのキムチをアテにしてビールを飲っていると、揚げそばがやって来た。
ややビジュアルが悪い。大きな海老やイカやうずら卵などが乗っているものを想像
していたが、そうではなかった。
早速、溶き辛子を付けながらいただく。うーむ、ウマイ! ごく平凡な醤油オイスタ
ーソース系の甘辛い餡(あん)であるが、絶妙な香りが鼻腔をくすぐる。
麺はかなりの細麺をカリカリに揚げたもので、好きなタイプではなかったが、食べ
進むにつれてどんどんと美味しくなった。つまりウマイ餡を吸ってどんどん変化し
ていった。
不思議なことに”とんかつの衣”の香ばしい味が舌を通り過ぎた。


       


餃子は(ややオイリーで)凡庸なものであったが、この店の実力はスゴイと思う。
何を食べても美味しい。次回は「味噌ラーメン」と「酢豚」を食べてみたい。



   


  ◇中華料理 「天遊」 
     尼崎市東難波町5-8-19

        あげソバ       650円
        餃子          250円
        ビール中瓶      500円









  

Posted by ジミヘン at 07:49Comments(0)焼きそばパラダイス

2012年12月14日

「道頓堀やきそば」を食べてみました


     「道頓堀やきそば」を食べてみました
             「九分九厘ざんまい屋」(大阪・梅田)


          


 ご心配をおかけしておりますが、古いパソコンから久しぶり
に投稿することにします。

さて、日本コナモン協会が音頭を取って展開している
ニューフェイスの大阪B級グルメが「道頓堀やきそば」。
やっと食べることができました。

今回、訪問したのは梅田の「九分九厘ざんまい屋」さん。
期待半分、不安半分で注文した。
店長らしき男性が、手際よく焼いてくれる。
麺が超極太である上に、この店では茹でたじゃがいもや
パプリカなどを入れるので、出来上がるまで10分間ほど
かかった。
私が今回、基準にした焼きそばは、福島「かく庄」さんの
極太麺焼きそばだが、はたしてどうだろう?


   


最初に麺をいただく。
おお、ウマイ! 硬すぎずやわらか過ぎず、適度な歯応え
がある。濃厚なソースも、太い麺によくマッチしている。
次にじゃがいも(インカのめざめ)をいただく。
これもグッドだ。ほくほくしていて、上手く調理している。
万願寺唐辛子と赤パプリカもまったく問題なし。


   


事前の心配は杞憂に終わった。
先ず以って一安心だ。
「かく庄」と単純比較はできない。
かく庄焼きそばは、定食で550円だ。
安くて美味い”コスパ重視の庶民焼きそば”である。
一方、道頓堀やきそばは、話題性を武器にした期待の新人。
ざんまい屋では単品で880円也というイイお値段だった。

総合評価は、ウマウマの★3つである。
大阪にも良い”ご当地グルメ”が生まれた



 

   ◇お好み焼き「九分九厘ざんまい屋」
       大阪市北区角田町9-36 梅田一番街

         道頓堀やきそば     880円


  


Posted by ジミヘン at 08:13Comments(2)焼きそばパラダイス

2012年08月22日

焼きうどん+焼きそば=「うそ焼き」って本当?

          


 焼きうどん+焼きそば=「うそ焼き」って本当?
                       「はっちゃん」(大阪・福島)


   


 焼きそばに”ご飯”を足せば「そばめし」になり、焼きそばに"うどん"を
混ぜたら「ちゃんぽん焼き」になる。何でもありの庶民料理の真骨頂がここ
にある。
「ちゃんぽん焼き」は、姫路エリアで好まれるB級グルメとしてケンミンS
HOWでも紹介されたが、探してみればあちらこちらのお好み焼き屋でオン
メニューされている。

大阪の焼きそば専門店「やん!」では、デフォで極太のそば(店では”やん
麺”と呼ぶ)と細いそばを合わせたチャンポン焼きを提供する。太麺と細麺
の食感の違いを楽しんでほしいという店主のこだわりと遊び心が見られる。

かつて深夜テレビ「シルシルミシル」の名物コーナー「大阪お好み焼きのお
初店は?」のコーナーで紹介された大阪下町の老舗「はっちゃん」にもこの
”ちゃんぽん焼き”がある。
うだるような暑さの中を訪ねてみた。


     


JR福島駅のすぐ北側を西へ向かって並走しているノーアーケードの商店街
が「福島聖天(しょうてん)通商店街」だ。キャッチフレーズは”売れても
占い商店街”。
その中ほどにある「はっちゃん」のノレンをくぐると、快活なおばちゃんが
迎えてくれた。店内の雰囲気はレトロな喫茶店風。鉄板テーブルが6卓ほど
奥へ向かって並んでいる。


     


たくさんのメニューの中から「うそ焼き(並)と瓶ビール」を選んで注文す
る。筆者が座った席からは焼き台が見えない。
間もなく運ばれた「うそ焼き」! うむ、ごく普通の焼きそばの姿をしてい
るが、よく見るとなるほど太い麺と細い麺が絡み合っている。


   


うどんに、かなり細い中華麺のコンビネーションは、ごく普通の味だった。
特筆するような驚きはない。インパクトがあるのはそのネーミングだけ!?

でも、食べ進むにつれて、麺が焼けて香ばしくなり、どんどん美味くなった
甘さを抑制したソースが丁度良い。なるほど、老舗の実力が垣間見られる。


   


関西人はどん欲だ。お好み焼きだけでは物足らず、「モダン焼き」を開発し、
焼きそばだけでは物足らず、「そばめし」や「ちゃんぽん焼き」を作りだし
た。
更に「はっちゃん」には、”うそめし”なる変わりメニューもあるらしい。
考えるに、そばめしにうどんを足したものであろうか? 
うむ、(面白いけど)ちょっとしんどいネーミングだな。




 ◆焼きそば
  タイプ :ソース焼きそば =>アレンジ系焼きそば
       焼きそばに”うどん”を加えた所謂「ちゃんぽん焼き」

  麺   :普通のうどん+細い中華麺
  具   :豚肉、イカ、キャベツ、紅生姜
       
  味つけ :甘みを抑えた男前のソース

  満足度 :★★☆



   


    ◇お好み焼き「はっちゃん」
        大阪市福島区福島8-18-1   

         うそ焼き(並)   600円
         ビール(中瓶)  500円




  


Posted by ジミヘン at 07:45Comments(8)焼きそばパラダイス

2012年08月15日

食べても食べても減らない、山盛りのスジコン”そばめし”


          


  食べても食べても減らない、山盛りのスジコン”そばめし”
                         「富士屋」(神戸・住吉)


   


 東神戸ワイルド派のディープ店と言えば、毎度おなじみの「すえちゃん
だが、その近所に知る人ぞ知る人気店「富士屋」さんがある。
今回は、この店の「そばめし」を食べたいと思い、出かけた。

いつもなら阪神電車住吉駅で降りるが、この日は快速急行が停車する魚崎駅
で下車した。今日も良い天気だ。小学生が住吉川に膝まで浸かって遊んでい
る。西方向へ少し歩くと年金事務所があり、そこから山側へ少し行くと、目
指す「富士屋」さんがすぐに見つかるだろう。駅から徒歩10分ほどで到着
だ。


   


この下町店はいつもオープンドアだ。自然の風を取りこむエコ系お好み焼き
屋である。
鉄板の前に腰かけ、お母さんに「すじそばめしと瓶ビール」を注文。
よく冷えたグラスに取りあえずのビールを注いで、一息ついた。
鉄板上には、客数の何倍もの数のお好み焼きや、焼きそばが焼かれている。
お母さんはそれを”折り”にどんどんと入れていく。テイクアウトの客がハ
ンパなく多いようだ。


さて、筆者のそばめしが焼かれ始めた。観察してみよう。

1)熱々の鉄板に細い中華麺とごはんを置いて、混ぜ始める。
  そこに二つかみほどもあるたっぷり過ぎる千切りキャベツと刻んだ青ネ
  ギをのせて、一緒に炒める。
2)次に、塩・胡椒・味の素?を振りかけ、豪快に混ぜ合わせる。
  そして、一回目のお好み焼きソースを投入。大テコに一定量を載せ、全
  体を混ぜる。
  お母さんは、そばめしを鉄板に押しつけるように何度もテコをスライド
  させる。麺とごはんがつぶれてしまうのでは、と心配してしまう。
3)やがて、2回目のソース投入をして、豪快に混ぜると筆者の前にスライ
  ドさせた。
  実に男性的な焼きワザである。そして、一人前とは思えないボリューム
  だ。早速、いただきま~す。



   


ソースの甘さと、調味料の濃厚な味付けがガツンと舌を捉える。
東神戸のこの周辺だけは、どこまでもディープな味わいである。このわい雑
な濃厚さがイヤなら、マクロビオティックのカフェへでもどうぞ。

とにかく”スジコン”が旨い。絶妙の味付けである。その絶品スジコンがた
っぷりと入っている。
安い・うまい店だから朝から晩までこの下町店に常連客が殺到する。


     



 ◆そばめし
  タイプ :アレンジ系焼きそば =>そばめし
       東神戸風のそばめし

  麺   :極細中華むし麺+白ごはん
  具   :スジコン、キャベツ、青ネギ
       
  味つけ :お好み焼きソース(ブラザーソースか?)

  満足度 :★★☆ 




  



    ◇お好み焼き「富士屋」 
      神戸市東灘区住吉宮町2-17-3  

         すじそばめし   700円
         ビール中瓶    500円








  


Posted by ジミヘン at 07:50Comments(0)焼きそばパラダイス

2012年08月08日

買い物帰りの主婦に人気、上品な”焼きそばセット”


          


 買い物帰りの主婦に人気、上品な”焼きそばセット”
                    「雪月花」(阪急西宮北口)


   


 食べ終えた後、レシートを見るとこう書かれていた。
「コープ北口食彩館 中国菜園 雪月花 中国料理と惣菜バイキング

コープ西宮北口店の上階にあるこの店は、カウンターと数卓のテーブルだけ
の小さなイートイン・コーナーである。
筆者のホームグラウンドである西宮ガーデンズのシネコンで映画を観る前に
訪れた。
今回は、人気の高い「海鮮焼きそば」(840円)ではなく、「焼きそばセット
(820円)を注文する。
ガラスで仕切られた厨房で、調理人が鍋を振るいはじめる。

間もなく運ばれてきたセットの内容は、海鮮風のあんかけ焼きそばと”ミニ
ちまき”、コーンスープ
の3点セットである。
焼きそばは、茶色い中細麺を香ばしく焼き、その上に上品な”銀あん”が掛
かっている。具材は小さな海老とイカ、そして白菜、小松菜、キクラゲとい
ったシンプルな構成。


   


どんな料理でもそうだが、一口食べて”旨い!”と唸る料理は、旨みが濃過
ぎるので途中からクドくなる。最初は”ちょっと薄いかな”と思うくらいの
方が最後まで飽きずに食べられる
。塩分や甘さや旨みなどは、全てを食べた
時の適量を計算して施すべきなのだ。

そう言った意味で、この店の”あんかけ焼きそば”は本当に上品な薄味だった
辛子や酢の力を借りずに最後までおいしくいただいた。
セットに付いていた”ちまき”とコーンスープも水準品で、満足した。


     


海老やイカがやや貧弱だったが、サービスセットだから文句も言えまい。
次回は、単品の「海鮮焼きそば」を是非、賞味してみたい。



 ◆焼きそば
  タイプ :中華焼きそば => あんかけ焼きそば(銀あん)

  麺   :茶色い中細麺
  具   :海老、イカ、白菜、小松菜、キクラゲ
  味つけ :チキンスープ、塩味

  満足度 :★★☆ 






 ◇「中国菜園 雪月花」 
     西宮市北口町1-2 アクタ東館2F
  

        焼きそばセット  820円

          






  


Posted by ジミヘン at 06:32Comments(0)焼きそばパラダイス

2012年08月01日

おばちゃんがチャチャッと焼く「おやじ」の京都焼きそば

          


  おばちゃんがチャチャッと焼く「おやじ」の京都焼きそば
             焼きそば専門店「おやじ」(京都・東山五条)


   


 果たして京都にも「大阪焼きそば」や「神戸そば焼き」のように特徴のあ
るソース焼きそばがあるのだろうか?
筆者が東九条界隈でお目にかかった中華麺は、ごく普通の中細の蒸し麺だっ
た。京風の薄焼きお好み焼き=「べた焼き」に、デフォでそばかうどんを入
れる店も多い
。だから自己主張しない”そば”が好まれるのかもしれない。

ネットで調べてみると、焼きそば専門店「おやじ」の評価が高かった。
はて、どんな焼きそばなんだろう? 訪ねて見ることにした。


淀屋橋から京阪電車に乗り、清水五条駅で降りる。地上へ出ると、蒸し暑い
熱気が身体にまとわりついてきた。
北東方向へ歩いてくと、先日の深夜TV「今ちゃんの実は‥」でサバンナの
2人が紹介した銭湯「大黒湯」があり、その筋を北上すると、目指す焼きそ
ば店が見えた。


   


食べログでも紹介されているようにややぶっきらぼうな女店主がオーダーを
メモに書くように指示する。
壁のメニューを見ながら「一ヶ入 かた肉 玉子 ビール小」と記入して、
渡す。”かた肉”の何たるかは分からないが、豚肉より安いのでチョイスし
た。多分”肩肉”か”固い肉”の事だろう。
おばちゃんは、手慣れた手順で早速作り始める。


1)熱い鉄板上に、やや大ぶりの肉を置く。筆者には”牛すじ肉”に見えた。
  中華麺とキャベツと他の具材(イカ・ちくわ)を一回ダシにくぐらせて
  から、鉄板上にザーッと空ける。すごい湯気が立つ。

2)大テコで混ぜながらソースの辛さを訊いてくる。「普通でお願いします」
  と言うと、容器に入ったソースをたっぷりと注ぎ、豪快に混ぜ合わせた。

3)最後に、玉子を焼くかどうか尋ねる。「生で!」と言うが早いか、おば
  ちゃんはそばの上に玉子を割り落としていた。
  横に紅生姜を添えて、出来上がり。
  焼きはじめてから、2分間ほどの早業(はやわざ)であった。



   


早速、麺をいただこう。意外にも細い蒸し麺で、強い腰やもちもち感がある
訳ではない。ごく普通だ。ソースはもっと甘口かと思ったら、やや塩味が強
い。唐辛子の辛さではなく、ちょっとしょっぱい辛さである。
隣りに座ったサラリーマン2人組は、白いご飯をもらって、焼きそばをおか
ずにして、わしわしと食べ進んでいる。ビールやご飯に合うように、味をつ
けているのかも知れない。


   


途中で、そばが焦げ付いてくると、おばちゃんがテコで焼けたソースをはが
して「おこげをどうぞ!」と、横に置いてくれた。おお、これはユニークな
サービスだ。これが、この店の個性だな。

決してコスパは良くない。京都はどこも観光客で溢れているから”京都プラ
イス”が歴然と存在する。それはお互いに納得ずくなので、仕方がない。

さて、この店の焼きそばがご当地風「京都焼きそば」だと言えるのかムズカ
シイところだが、京都下町の庶民が好む焼きそばの要素が垣間見れたような
気がした。




 ◆焼きそば
  タイプ :ソース焼きそば => 京都焼きそば
       京都下町の路地裏に残る庶民的な焼きそば
       
  麺   :ごく普通の中細蒸し麺
  具   :基本はイカ・ちくわ・キャベツ
       オプションで、肉・魚介・玉子などを足す。      
  味つけ :甘口ソース・辛口ソース・激辛ソース

  満足度 :★★






  ◇焼きそば専門店「おやじ」
      京都市東山区北御門町259 

        焼きそば一ヶ入   600円
        かた肉         100円
        玉子           50円
        瓶ビール(小)    450円



  


Posted by ジミヘン at 07:47Comments(4)焼きそばパラダイス

2012年07月25日

エスニックの甘い誘惑、タイ式焼きそば”パッタイ”


          


  エスニックの甘い誘惑、タイ式焼きそば”パッタイ”
                    「バーンタイ」(神戸・三宮)


   


 タイ料理にも米麺を使った焼きそばがあることを知って、三宮の人気店
バーンタイ」へお邪魔した。
阪急三宮駅の北側、飲み屋や風俗店が入り乱れる混沌としたゾーンにこの店
はあった。店内は意外に狭い。左側に10席ほどのカウンターが伸び、右側
にテーブル席が3卓。そして、奥が厨房になっている。

                                  

メニューを見ると、ランチセットの中にお目当ての”パッタイ”がなかった
ので、単品で注文した。ホール担当の男性も女性もとても感じが良い。
照明を落した店内はエスニックな雰囲気が漂い、ディナーに女性を連れて来
れば、喜ばれるだろう。想像した通り、ランチタイムの女子率は100%だ
った。


   


しばらくして、パッタイが運ばれた。やや小ぶりの皿にたっぷりと盛られた
タイ式焼きそばには生のもやしと砕いたナッツが添えられていて、実に興味
深い。店員は「レモンを絞って、かけてください」と言葉を添えた。

おお、麺がウマイ! 平たいライスヌードル=センレックは、台湾料理店で
食べた”台湾焼きそば”に似ているような気もする。
鶏ひき肉と炒り卵、厚揚げを刻んだような具材がかなり甘い。味付けはタマ
リンドジュース・ナンプラー・シーズニングソースなどであろうか?
唐辛子の辛さを中間の”3”(1~5のランクがある)でお願いしたので、
丁度良い。
面白いのは”生のもやし”と砕いたナッツだった。味の変化と共に、食感の
変化を楽しむことができる。


   


食べ進んでいくと、卓上に酢や辛いソースがないので、やや飽きてきた。
全体に甘過ぎるようだ。その甘さは奥行きのない”砂糖甘さ”である。
想像するに、現地では屋台でこのパッタイを注文し、卓上のナンプラーやラ
イムや香菜などを自分の好みで振りかけて食べる庶民グルメではないだろう
か?

隣りの席のおばさまが”グリーンカレー”を食べ始めた。イイ香りが筆者の
鼻腔をくすぐる。オオ、大好物のグリーンカレーが・・。
やはり、タイ料理店に来たら、何はともあれグリーンカレーだよね。



 ◆焼きそば
  タイプ :エスニック系=> パッタイ(タイ)
       きしめん状の米麺を使った甘辛いエスニック焼きそば
    
  麺   :米麺(センレック)
  具   :鶏ひき肉、炒り卵、海老、もやし、ニラ、ナッツ、レモン      
  味つけ :甘いソース、ナンプラー

  満足度 :★★ 







    ◇タイ料理「バーンタイ」 
      神戸市中央区北長狭通1-8-8  

         パッタイ  945円
          



  


Posted by ジミヘン at 07:41Comments(0)焼きそばパラダイス

2012年07月18日

太麺と牛肉・玉ねぎだけの異色コラボ、”今里焼きそば”


          

 太麺と牛肉・玉ねぎだけの異色コラボ、”今里焼きそば”
                       「宝来亭」(大阪・今里)


   


 大阪・今里地区で”ご当地焼きそば”が復活したという噂を聞き、訪ね
てみることにした。
太い麺に牛肉・玉ねぎだけを合わせて焼き、客がウスターソースを掛けて
食べる素朴なソース焼きそばが「今里焼きそば」である。

地下鉄千日前線の今里駅で降り、大きな五叉路を勘を頼りに西進する。
今里新橋通商店街」は商店街というには余りに素っ気ない印象だった。
かつては多くの買い物客でにぎわったのであろうが、今は数人のご婦人が
自転車で通り過ぎるだけ‥。


   


「今里焼きそば」のノボリが立っていたのは商店街の南端にある中華料理
店「宝来亭」さんだけだった。
店内に入ると、カウンターが奥へ向かって伸びる細長いレイアウト。客は
地元のおじいちゃんとおばあちゃん達。

メニューを確認をしてから、「今里焼きそばと瓶ビール」を注文する。
若い息子さんが早速調理にかかる。


1)最初に麺を茹でてからザルに上げる。
  次に中華鍋にラードを熱し、くし型に切った玉ねぎをしっかりと炒め、
  最後に牛薄切り肉をざっと炒めて、一旦取り出す。

2)再度、鍋にラードを熱し、麺をしっかりと炒める。
  作業のすべてが丁寧で、流暢である
  ここで、チキンスープをたっぷり加えて、味を吸わせる。
  具材を戻し、最後に塩・胡椒?で味をつけて、皿に盛りつけた。



   


卓上の「ウスターソース」を2周半ほど回しかけてから麺をすする。
おお、イイじゃないか。香ばしいラードの香りをまとった麺と牛肉、スパ
イシーで甘いソースとシャキシャキ食感がうれしい玉ねぎ。
数少ない食材を使った超シンプル料理なのに、奥深い味わいだ

どうしても緑橋の焼きそば専門店「長谷川」さんと比較してしまう。
シンプルであっさりとした長谷川さんに比べ、この店の焼きそばは中華料
理の技を使っているので、濃厚な味わいを感じる。
鉄板で焼くか、中華鍋で焼くかも異なる。

   

   


ボリュームもたっぷりだった。この店のコスパは素晴らしい。ラーメンや
炒飯がワンコインで食べられる店なので、名物焼きそばもワンコインであ
る。(ちなみに「高井田ラーメン」もワンコイン)

ごちそうさまでした。
家族3人で営業しているこの庶民店は実にアットホームな雰囲気があって、
好感が持てました。


 ◆焼きそば
  タイプ :ソース焼きそば =>ご当地焼きそば
       大阪のご当地ラーメン「高井田ラーメン」と同じく、太麺
       を使う今里の復刻焼きそば。

  麺   :腰のある太麺
  具   :牛肉、玉ねぎ       
  味つけ :客がウスターソースを後がけする。

  満足度 :★★☆ 






   ◇中華料理「宝来亭」 
     大阪市東成区大今里西3-17-11    

         
        今里焼きそば    500円
        ビール(大瓶)    500円
          



  


Posted by ジミヘン at 07:42Comments(6)焼きそばパラダイス

2012年07月11日

辛子酢やソースで、自分流にアレンジする「長崎皿うどん」


          


  辛子酢やソースで、自分流にアレンジする「長崎皿うどん」
                           「中央軒」(大阪・梅田)


   


 「長崎皿うどん」なる変わり焼きそばがある。分類してみれば、「アレン
ジ系あんかけ揚げそば」ということになるだろうか?
なぜこれが”うどん”なのかはさておき、長崎方面で長く愛好されてきた郷
土料理であることは間違いない。そういう意味では、”ご当地焼きそば”と
分類しても良いのかもしれない。

さて、生まれてこの方ほとんど食べたことがない”皿うどん”を試食すべく、
大阪の老舗「中央軒」を訪れた。

梅田の地下街ホワイティ梅田にあるこの店は、カウンター席とテーブルが3
卓ほどのやや小ぶりの店である。
「皿うどん」をオーダーすると、おばちゃんは「皿一丁!」と調理担当に通
した。ちゃんぽんと皿うどんだけの店かと思っていたが、メニューを見ると
ソース焼きそばや味噌ラーメンまであるようだ。


   


しばらくして皿うどんが到着。大きな皿にたっぷりの麺が乗っている。
デカイ! 食べきれるだろうか、心配になる。

味は想像した通り、甘くて旨みが強い。甘過ぎるので、すぐに卓上の酢と辛
子を足してみる。これで、劇的に落ち着いた。ウマイ!
揚げ麺は細くて短いので食べやすい。粘度の強い”あん”とうまく絡んでス
イスイと喉を通ってゆく。
具材たっぷりの”あん”であるが、特にどの具がうまいということはない。
要は全体のバランスで食べさせる料理なのだ。


後半は卓上の”ウスターソース”を掛けてみた。本場の長崎では、ソースを
かけるのが常識だと聞く。
なるほど、味が変わった。酸味と共に、スパイシーな風味が舌を刺激する。


                          

   


若干の偏見を持っていた”皿うどん”であったが、おいしくいただいた。
酢や辛子やソースを足して、自分好みの味に変化させるセルフアレンジ系”
の焼きそば
であった。




 ◆焼きそば
  タイプ :アレンジ系 => 皿うどん
       揚げ麺に、長崎ちゃんぽん味のあんをかける。具だくさん。

  麺   :細麺の揚げ麺
  具   :豚肉、小海老、イカ、あさり、かまぼこ
       キャベツ、もやし、玉ねぎ、ネギ、キクラゲ
  味つけ :とんこつスープ

  満足度 :★★☆






   ◇「中央軒 ホワイティ梅田店」
       大阪市北区角田町梅田地下街2-4 
                     ホワイティうめだ内
 

        長崎皿うどん  840円
          





  


Posted by ジミヘン at 09:22Comments(0)焼きそばパラダイス

2012年07月04日

意外にも、甘くてピリ辛の”そばロール”だった。

           

 意外にも、甘くてピリ辛の”そばロール”だった。
             「桃太郎 ルクア大阪店」(大阪・梅田)


   


 大阪焼きそばは、「鶴橋風月」「星月」「かく庄」だけで充分ではないか?
いずれも、太麺に甘口のソースをからめた食べ応えのある焼きそばだ。
しかし、”焼きそば研究”と銘打っている以上、他の店の実力も見てみたい
ので、大阪駅に隣接したルクアに入っている「桃太郎」さんへお邪魔した。

店内はかなり広い。鉄板前のカウンターに10席ほどと、鉄板テーブル席が
10卓ほどある。
カウンターに腰かけ、メニューをながめる。単なる焼きそばだけでは余りに
サビシイので「そばロール豚」を注文する。他店では”オムそば”という呼
称が一般的であるが、この店では”そばロール”と呼ぶ。


アツく熱せられた調理用鉄板の前に青年が2人立つ。一人はお好み焼きを焼
き、もう一人は焼きそばに集中する。

1)鉄板にキャベツと、ダシにくぐらせた中華麺を置き、ソースをかけてよ
  く炒める。それを広げて一旦放置する。
2)もう一度、別のソースを掛けてから、別焼きにした豚バラ肉を加えて、
  混ぜ合わせる。
3)その横に割りほぐした卵を広げ、焼きそばを載せてクルクルと巻く。



   


しばらくして、カウンター前の客用鉄板にそばロールが運ばれた。上にはケ
チャップだけが(ちょっと自信なさそうに)掛かっている。筆者は卓上のソ
ースとマヨをチューブで引き
、青のりと一味を振った。


うむ、普通にウマイ。麺はストレートに近い中太麺だが、ほとんど腰がない。
オムそばや”そばめし”に使う麺に腰は必要ないと思っているが、それにし
てもなさ過ぎる。


   


豚肉がすごく旨い。キャベツは大ぶりにカットしたものと千切りの2種が入
っていたが、そのこだわりはあまり功を奏していないようだ。
驚いたのはソースだった。甘いだけではなく、どろソース風のピリ辛風味
混じっていた。どうやら2回目に掛けたソースが辛口だったようだ。

うむ、これを店のこだわりと見るのか? 
駅ビルの繁盛店だから観光客の入店も多いだろう。そこで、甘口+辛口ソー
スを使ってサービスしたのだろうか?



 ◆焼きそば
  タイプ :ソース焼きそば=> 大阪焼きそば
       中太麺を使い、甘口のソースをからめる。

  麺   :中太のストレート麺。かなり柔らかい。
  具   :豚肉、キャベツ      
  味つけ :ソース2種、ケチャップ

  満足度 :★★☆





   ◇生野お好み焼き「桃太郎 ルクア大阪店」 
       大阪市北区梅田3-1-3 ルクア10F 

         そばロール豚  850円
          




  


Posted by ジミヘン at 07:41Comments(0)焼きそばパラダイス