関西お好み焼き総研＋

　　　　　


　一枚だけ乗った”大葉”がトレードマークのキタの老舗
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名店ＮＯ．６「きじ本店」


　”路地裏の名店”は繁華街の片隅にもある。くたびれたオヤジたちのオア
シス「新梅田食道街」に、ウマイまぜ焼きを食わせる名店がある。
「きじ本店」だ。


　◆店の概要
　　立地　　：　駅近（エキチカ）の飲食街　　　　　　　
　　タイプ　：　大阪風まぜ焼き　　　　　　　　　
　　焼くのは：　店焼き
　　塗るのは：　店塗り
　　路地裏度：　★★　　（地方から訪れた客が喜ぶディープ店）





　「きじ本店」は行列ができる繁盛店である。だからほとんど足が向かない。
お好み焼きやラーメン、うどんなどは庶民の普段着食だ。そういったＢ級料
理を食べるのに何でまた行列をしなければ・・・と思うからである。

と言っても、食べたいものは食べたい。
以前、この店で食べた「モダン焼き」に衝撃を受けた。焼きそばを卵液の中
にジャブンと浸けてから、焼き上げる。ふわーんとろーんとして、得も言わ
れぬ美味しさだった。
さて、今回はごく普通のお好み焼きを食べてみようと思う。



梅田ＨＥＰナビオにあるシネコンで映画「オペラ座の怪人　２５周年記念　ｉｎ　ロンドン」を観た。
ミュージカル「オペラ座の怪人」のロンドン初演から２５周年を迎えるのを記念してこの映画が撮られた。
着飾った紳士淑女で埋まったロイヤル・アルバート・ホールで一夜限りの公演が始まる。

それは、めくるめく興奮。名曲に次ぐ名曲の連続であった。
愛らしいクリスティーヌと色男のラウル子爵がデュエットし、嫉妬したファントムが血を吐くように絶叫する。

感動の３時間が過ぎ、茫然自失状態の私。
ああ、喉が渇いた。







　　


ドトールコーヒーで、クールダウンしてからこの店へやって来た。
平日昼過ぎの店は意外にも空いていた。食べているのは、中年のカップル
客や外人を連れてきたサラリーマン氏など。
私はビールと、”豚じゃが玉”を注文した。
豚玉でも良かったが、ちょっとひねって”じゃがいも”を加えてみた。


　1.大きなボウルの中に生地・キャベツ・卵を入れ、お玉で豪快に混ぜ合
　　わせる。実に面白い。
　　これを鉄板に丸く広げ、トレードマークの大葉を１枚置き、薄くスラ
　　イスした茹でじゃがと豚バラ肉を乗せた。
　2.間もなく裏返し、数分様子をみる。
　　途中何度か返し、合計１０分ほどでマヨ・ソースを塗り、粉を振った。




　　


さて、どんな出来上がりだろう？　いただきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（続く）