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2009年12月07日
(おこマガ)第54号 ~「ソース焼きそばブーム」を考える
おはようございます。ジミヘンです。
雨は夜更け過ぎに~
雪へと変わるだろう
サイレント・ナイト ホーリー・ナイト ・・♪

の季節ですね。
街はイルミネーションで輝いています。
さて、昨夜のテレビ大阪「ご当地B級グルメ ベスト30」で、
和歌山県御坊市の「せち焼き」が紹介されていましたね。
焼きそばに卵を混ぜて焼いた「変わりオムそば」のよう
であり、梅田「きじ」さんの、「変わりモダン」にも似て
いました。
そして、茶色い中華麺を使う「石巻焼きそば」にも興味を
惹かれました。セイロで蒸した麺はどんな食感なんでしょう?
今回の(おこ研)は、「ソース焼きそばブームを考える」です。

どうぞ、お楽しみください。
(家おこ=太麺は魅力的だったんですが・・・)
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関 西 お 好 み 焼 き 総 研
関西お好み焼きマガジン (おこマガ)
第54号 (2009-12-7)
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皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。
深夜に「シルシルミシル」というバラエティ番組をついつい見てしまいま
す。中でも、人気のあるコーナーが、「○○のお初」という”名物料理の元
祖店を探す”コーナーだ。食レポーターのAD堀君の素朴さが人気である。
先週は、「大阪お好み焼きのお初」だった。
さて、どんな店が紹介されるのかと、興味深深で見た。結果は次の通り。
「オセロ」(西天満) => 「Botan堂山」(梅田) =>
「陽風み」(放出) => 「はっちゃん」(福島区) =>
「たこつぼ」(阿倍野) => 「鶴橋風月本店」(鶴橋) =>
「美舟」(梅田) => 「美津の」(道頓堀)
ということで、創業64年の「美津の」さんが、大阪お好み焼きのお初と認
定された。
知らない店がたくさん登場したが、新しい店では創作系の工夫されたお好み
焼きが紹介されて、制作者の配慮が感じられた。
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■読者アンケート募集 (おこレポ)
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●家で作る「焼きそば」シリーズ
1.大阪風「極太麺焼きそば」を作る
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今回は、大阪風の定番焼きそばをイメージして作ってみよう。
つまり、「鶴橋風月」や千林の名店「星月」で出てくる極太麺焼きそば
のようなタイプだ。
近所のスーパーで、こんな袋入り蒸し麺を見つけた。
「鍋麺 ちぢれ太中華麺」
早速、これで試してみる。
【材 料】
・キャベツ、豚ばら肉
・使用ソースは、「ヘルメスウスターソース」
「ヘルメスお好み焼きソース」
【講 評】 ★★
うむ、ちょっと期待はずれだった。コシがない。
太い麺は魅力的だったが、欲しいのはあの「コシ」だ。
「蒸し麺」の限界を感じる。
結局は、生めんを茹でて使うしかないのだろうか?
※その後、蒸し麺を色々と試したが、京都錦市場「冨美家」の
中華麺が良かった。(大阪のデパ地下でゲット)
適度なコシがあって、上質な味がした。
(冨美家さんの麺は良かった・・)
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■お好み焼き研究 (おこ研)
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「ソース焼きそばブーム」を考える
▼今年度の「B-1グランプリ」で優勝したのは、秋田県横手市のご当地B
級グルメ「横手焼きそば」だった。
横手市で開催されたので、この結果は初めから予想されたが、改めて「焼き
そば人気」の高さを思った。いつの頃からか、焼きそばで”町おこし”をし
ようとする地方都市が現れ、日本三大焼きそばなんて呼称までつけられた。
「富士宮焼きそば」「横手焼きそば」「大田焼きそば」の3都市であったが、
富士宮の人気が先行し、差をつけた。
富士宮に比べて余り特徴のない「横手」は巻き返しに努力し、今年溜飲を下
げた。申し訳ないが、筆者は「横手焼きそば」を食べたことがない。テレビ
で見る限り、普通の茹で麺にソースをからめて、目玉焼きをトッピングして
いるようだ。
これを名物として売り出すのはちょっとどうかと思うが、食べたことがない
のでこれ以上コメントのしようがない。
▼今や全国区の人気を呼んでいる「富士宮焼きそば」を初めて食べたときの
印象は強烈だった。何より弾力のある”強い麺”に惹かれた。中に入れる「
肉かす」や最後に振りかける「削り粉」も素朴な味わいがあった。
結局、『麺料理の真価は麺』だと思う。麺がうまいか、個性的か? それに
つきるような気がする。スーパーで買える麺なら、店で食べる必要がない。
最近のラーメン事情を考えてみよう。かつては、細い麺や中太麺が主流だっ
た麺も、ここへ来て「極太麺」がトレンドになった。
太い麺を茹で上げ、魚介系の濃いダシにつけて食べる「つけ麺」が東京で大
ブームになり、全国に広まった。それは、結局「ラーメンは麺を味わう」料
理であるという原点回帰であった。「粉料理としての復権」と言っても良い。
▼さて、次は「焼きそば」の番だ。大阪の老舗チェーン店では、早くに動い
た。「鶴橋風月」や「ぼてぢゅう」を初めとして多くの店が極太麺の焼きそ
ばを開発して、大阪人の支持を得た。
そして、最近ではラーメンチェーン店(例えば熊五郎)が、お好み焼き屋(
九分九厘ざんまい屋、めっせ熊など)を経営し、うまい「焼きそば」を出す
ようになった。播州で人気のある讃岐うどん店「丸亀製麺」を経営する”ト
リドール社”は、「長田本庄軒のぼっかけ焼きそば」で攻勢をかける。
ラーメンの命は麺にあり、焼きそばの命もまた然り、である。本質を追求し
ていけば自ずとそこに行き着く。それを教えたのは「さぬきうどん」かもし
れない。麺を愛し、作り続ける努力を怠らなかったから「うどん王国=香川
県」が在る。
ふー、今回は熱くなってしまった。結論を言えば、筆者は最近の「ソース焼
きそばブーム」を本質的な「原点回帰運動」と見て、歓迎している。
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【編集長】 関西お好み焼き総合研究所代表
ジミヘン jimihen@a-net.email.ne.jp
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