関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。

　この週末は、絶好の”お花見日和”でしたね。　　　　　　
私も近くの「さくらまつり」に出かけて、春の１日を満喫し
ました。
屋台の”たこ焼き”と缶ビールが美味しくて、にんまり‥。






さて、２００８年１１月にスタートした（おこ総研）ですが、
近くリニューアルすることにしました。

すでに訪問したお好み焼き店は、１５０店以上を数えます。
（一定レベルに達していない店は掲載していないので・・）


これだけ食べ歩きをしていると、どうしてもマンネリに
なってしまいます。
「大阪風のまぜ焼き」はこんな感じ、「神戸風のモダン焼き」
はこんな風、となって感動が薄れてきます。

この辺りで、ターゲットを少し広げることにしました。
つまり、お好み焼きだけではなく、Ｂ級グルメ全般の「今」を
レポートしていきたいと考えています。

詳しくは、メルマガ本文をご覧ください。
念のため言っておきますが、決して「お好み焼き」そのものに
飽きた訳ではありません。
これからも、Ｂ級グルメの４番バッターとしてレポートしたい
と思っていますので、ご安心ください。



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　　　　　　　　　関　西　お　好　み　焼　き　総　研　

　　 　　　　関西お好み焼きマガジン　（おこマガ）

　　　　　　　　　　　　　第６１号 (2009-4-5)

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　皆さん、お元気ですか。（おこ総研）のジミヘンです。

　本当に久しぶりのメルマガ発行です。もっと頻繁に発行したいのですが、
ハッキリ言ってネタ切れなんです。（汗）

そこで、春の新学期ということもあって、”新展開”を考えました。
「おこ研」本文に書きましたので確認をしてくださいね。どうぞ、よろしく。

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　■お好み焼き店紹介　　
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　　高砂＠神戸・和田岬　　　　　　　＜再訪店＞

　この所、フラストレーションがたまっている。ネット情報だけに頼らずに
飛び込みで入った店の打率は著しく低かった。
私は思わず、つぶやいてしまう。「ああ、高砂のお好み焼きが食いてー！」
というワケで、久しぶりにやって来た。薪で焼く伝説のお好み焼き屋、和田
岬の「高砂」さんである。　

雨と風が吹き荒れる寒い日に、私は三宮から神戸市営地下鉄海岸線に乗る。
ひっそりとした地下鉄の支線であるが、最近になってＢＧＭが気になる。唯
でさえ騒音が耳触りな地下鉄であるのに、大きな音量で何やら音楽を流して
いる。うむ、静かにしてほしい！　ただそれだけが希望だ。

さて、駅に着いた。随分と久しぶりの「和田岬駅」である。ほぼ１年ぶりに
なるだろうか？　駅を北上すると、懐かしい店が見えた。勿論、排煙用の煙
突も健在だ。

私が「チャンポンもだんとビール」を注文すると、もだん焼きは豚かスジを
選ぶように言われた。前回はスジをいただいたので、今回は豚にしてみよう。

１）お母さんが熱い鉄板の上で具材を炒め、横に中華麺を置く。
　　やがて、両者を混ぜ合わせてソースを２種かけてから、千入りキャベツ
　　をひとつかみ乗せた。それをよく混ぜ合わせる。いつもながら豪快で、
　　確信に満ちた動きだ。
２）横の鉄板上に片手鍋から白い生地（若干のキャベツが入っているよう）
　　を丸く広げ、焼きそばを乗せた。更に生地をかけて、裏返す。
３）じっくりと焼き、再度ひっくり返す。ここで数分間ガマンの子。
　　さあ、焼けたようだ。お母さんはソースを塗り、青ネギをトッピングし
　　て、私の鉄板に運んだ。

【今回食べたお好み焼き】　チャンポンもだん　７００円
　　　　　　　　　　　　　（ミックスモダン焼き）



◇おススメ度　★★★Ｌ！　　（満点は三ッ星）
　　　　　　キリンビール大瓶で喉を湿らせ、どろソースを回しかけてから
　　　　　　私は食べ進めた。うむ、これだ！　とろんとした生地と柔らか
　　　　　　麺。豚肉とタコと海老が舌を歓ばせ、激辛のソースが脳天を覚
　　　　　　醒させる。神戸っ子にとって「どろソース」は、大阪鶴橋にお
　　　　　　けるキムチのようなものかもしれない。ちょっと例えはおかし
　　　　　　いが、ハートに沁みる「なつかしい味」だ。

　　　　　　そして、高砂さんの薪で焼くお好み焼きは、炎の料理と評され
　　　　　　る本場の中華料理に一脈通じている。すさまじい高温で一気に
　　　　　　焼かれた料理は、常人の想像を超えてひたすらにウマイ！！


【お店のデータ】
住所　　神戸市兵庫区和田崎町３－４－９　　
店名　　お好み焼き「高砂」　　
電話　　０７８－６８１－２２９９

ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e263041.html




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　■お好み焼きレシピ　　（家おこ）
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　■そばめし
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　焼きそば用の中華蒸し麺（３袋入）が１袋だけ残っている。家族はほとん
ど食べないので、私がひとりでせっせと使っているが、どうしても飽きてく
る。
そんなときは、これを作ろう。神戸名物の「そばめし」だ。



【材料】　　　　　　　　　　　　　　　※レシピは１人分です。
　　　　　

　　　　　中華蒸し麺　　　　　１袋
　　　　　ご飯　　　　　　　　茶碗半杯
　　　　　豚バラ肉　　　　　　適量
　　　　　キャベツ　　　　　　１枚くらい
　　　　　ラード　　　　　　　少々
　　　　　
　　　　　ソース（甘口）　　　適量
　　　　　　〃　（どろソース）〃
　　　　　かつお粉　　　　　　少々
　　　　　紅生姜　　　　　　　〃
　　　　　刻み青ネギ　　　　　〃
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　
　

【作り方】

1.冷凍にしていたご飯と豚バラ肉を電子レンジで解凍して準備。
　中華麺は縦横に包丁を入れ、３～４センチ長さに切って短くする。
　キャベツも同様にやや細かくカットしておく。
2.フライパンを熱して、（今回は）ラードを溶かす。
　豚肉とキャベツを炒めてから麺を加え、甘いソースをかけて混ぜる。
　次にご飯を加えてから辛口のどろソース（今回はタカラたまりソース）と
　かつお粉を足し、よく混ぜ合わせながら炒める。
3.いい香りがしてくれば皿に盛り、紅生姜と青ネギをトッピングする。



【レビュー】　★★★　　（満点は三ツ星）

　ああ、ウマイ！　いつ食べてもウマイんだよなあ！
　焼きそばに「ご飯」が加わるだけで、どうしてこうも絶品のＢ級グルメに
　なるんだろう？　すごく不思議だ。
　きっと「やさしい味のご飯」とピリ辛の「どろソース」との相性がとても
　良いのだろう。


　◆料理の写真　＝＞
　　　　　　　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-60.html

　


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　■お好み焼き研究　　（おこ研）
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　「関西お好み焼き総研」がリニューアル！？

▼書店でこんな文庫本を見つけた。「食の極道　～喋るも食うも命がけ」と
いう食エッセイ集。
著者は確か、テレビで辛口のコメントばかり言っているメガネのおじさんだ。
居酒屋やＢ級グルメにも造詣が深いらしく、著作を最近よく見かける。
「紀行家・Ｘ谷Ｘ彦の真髄を味わえるオリジナル文庫」という帯のコピーに
惹かれて読み始めたのだが、結論から言えば私にとってはあまり面白くない
本だった。

理由その１）グルメ雑誌の取材記事がほとんどで、店の選択もスタッフ任せ
に思える。つまり、たとえハズレの店でも記事を書く必要がある。
理由その２）ハッキリ言って、私とは食の好みが違うし、著者の文章には色
気がない。読み進みながら、私は居酒屋評論家＝太田和彦氏の著作をなつか
しく思い浮かべていた。太田氏の文章にはその人柄同様のやさしさとダンデ
ィズムが満ち溢れていた。
理由その３）私は、昨今の「ラーメン」「讃岐うどん」ブームに少し辟易と
している。多くの若者が食べ歩きをしているところに年寄りが割って入って、
どうする？　（余り他人のことは言えないが‥汗）

▼ラーメンの神様と呼ばれている池袋の達人は、理想のラーメンとは？と訊
かれて、こう答えた。「毎日食べても食べ飽きないやさしいラーメンが理想
です。」
ラーメンや讃岐うどんやお好み焼きは、庶民のＢ級グルメである。それを過
度に持ち上げて、食べ歩きや巡礼などしなくて良いと思う。一つか二つの理
想の店が見つかれば、その店がつぶれるまで通えばよい。
（これは、全く以て自分自身にも言っている言葉である。おいしいお好み焼
きを探して、１年半も食べ歩くなど愚の骨頂だ。しかし、私には”関西にお
けるお好み焼きの伝播と分布を調査したい”という学究的なテーマがあった
のだが・・。大汗）


▼というワケで、「おこのリターンズ」は５０店訪問を以て、一旦終了とし
たい。最大の理由は、関西の「お好み焼き分布」についての全体像が判った
ことと、単純に（同じことをすることに）「飽きてしまった」からです。
（ゴメンナサイ‥）

さて、これからどうするのか？


これからは、お好み焼きだけに限定せずにいくつかのＢ級グルメの店を訪問
して”関西の下町食べ歩き記事”を書いてみたいと思っています。
つまり、「関西お好み焼き総研」はそのターゲットを少し拡大するというこ
とです。名称は、そうですね「関西お好み焼き総研 special
　～Ｂグル号探検記」とでもしましょうか？

さて、これから再出航の準備をしましょう。どうぞ、お楽しみに！
（ご意見、ご感想をお寄せください。お待ちしています。）


　

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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
　　　　　　ジミヘン　　　jimihen@a-net.email.ne.jp
　ホームページ（ブログ）
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