関西お好み焼き総研＋

おはようございます。　（おこ総研）のジミヘンです。

残暑はまだ厳しいですが、朝夕はめっきり涼しくなりました。　
「食欲の秋」です。
熱い鉄板の前も、苦にならなくなります。
どんどんとお好み焼きを食べましょう！

さて、今回の（おこ研）は「冷凍のお好み焼き」を取り上げます。　
なんとも地味なネタですが、辛抱してご一読ください。



（冷凍のお好み焼き「ぶた玉」君。　1枚１００円也。　おやつになるネ！）
　　　　




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　　　　　　　　　関　西　お　好　み　焼　き　総　研　

　　 　＜週刊＞　関西お好み焼きマガジン　（おこマガ）

　　　　　　　　　　　　　第４１号 (2009-9-7)

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　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

　先日、阪神百貨店で開催された「ご当地グルメ甲子園」をのぞいてみまし
た。予想以上にすごい混雑振りで驚きました。
テレビで紹介された「高槻うどんギョーザ」には長蛇の列ができていました
が、考えて見れば”家庭料理”を普及させて、今後の展開はどうなるのでし
ょう？
一方、長田名物の「そばめし」も健闘していましたが、「高砂にくてん」の
元気のなさが気になりました。もっとアピールする仕掛けが必要なのではな
いでしょうか？
「人に酔ってしまった」私は何も食べれずに早々に退散しました。ザンネン。

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　■お好み焼き店紹介　（おこのミシュラン）　
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　　木馬＠阪神甲子園駅

　「ブラゼル効果」で阪神タイガースの調子が上向いてきた。辛抱たまらず、
新打線の実力を見るため、甲子園球場へ行くことにした。
試合は２時からなので、その前に腹ごしらえ。タイガース選手御用達の店「
木馬」へ行こう。情報によれば、あの川藤選手がひいきにしていた店だ。

店内は意外にコンパクトな造りである。右側にカウンターがあって、５～６
席の丸イスが並ぶ。そして、左側には鉄板のないテーブル席が３卓ある。
はて、お好み焼きは皿に載って配膳されるのか？　いつもこれが気にかかる。
私はカウンター席に座り、メニューから「木馬焼き（ミックス焼き）」と瓶
ビール（アサヒ）をチョイスして作り方を見る。

1.店のお母さんは、用意された金属カップに卵を一個割り入れてかき混ぜた。
　この生地を鉄板に半量広げ、その上に「タコ」「イカ」「海老」「椎茸」
　をていねいに縦に並べる。椎茸を入れるところが面白い。
2.更にその上に生地を乗せ、今度は豚薄切り肉と牛薄切り肉を並べた。
　お母さんはこれをすぐに裏返し、天カスと油を足して、丸フタをかぶせた。
　途中、テコでしっかりと押さえ、２～３回ひっくり返す。
3.さて、６～７分経過したら、目の前の鉄板にやってきた。お母さんがソー
　スとマヨ（オプション）を塗り、粉かつおと青のりを振りかけた。


【今回食べたお好み焼き】　木馬焼き（ミックスお好み焼き）　８５０円
■生地　　　　少量の生地とキャベツ（粗ミジン切り）に卵を割り入れるの
　　　　　　　で、かなり「玉子感」が強い。
■トッピング　肉・シーフードとユニーク食材「椎茸」がミックスされる。
■味　　　　　トロンとして、実にウマイ！　肉の脂味と魚介の歯応えのハ
　　　　　　　ーモニーもＧＯＯＤ。さて椎茸だが、食後にかすかに香った。
■ソース　　　甘いソースが１種類。
■店の雰囲気　外観は喫茶店風の一軒家だが、相当な老舗らしい。
■コスパ　　　豚玉は５５０円なので、コスパは標準的か？　
　　　　　　

◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　　　　　この店のお好み焼きの印象は、「なつかしいご馳走お好み」と
　　　　　　言ったもの。テコで何度も押さえつけるが、玉子感が強いので、
　　　　　　ふっくらとして美味しい。
　　　　　　但し、ポーションが小さめなので、ビールがどうしても欲しい。

　　　　　　場所は甲子園球場のすぐ横にある。「選手は食べに来るの？」
　　　　　　とお母さんに聞くと、「シーズンオフになるとよく来るよ」と
　　　　　　のこと。例えば「金本焼き（カルビ入り）」「新井焼き（広島
　　　　　　風）」「鳥谷焼きそば（かしわ入り）」なんてメニューを作れ
　　　　　　ば、タイガースファンで繁盛すると思うのだが、どうだろう？
　　　　　　　　　　　

【お店のデータ】
住所　　兵庫県西宮市甲子園八番町２－４
店名　　お好み焼き「木馬」　　
電話　　０７９８－４６－２７４９


ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e192801.html



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　■読者アンケート募集　　（おこレポ）
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●お好み焼きの黄金レシピ

　　（３）そばめしの黄金レシピ
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　久々の（家おこ）コーナーです。今回は、神戸長田名物の「そばめし」の
黄金レシピを紹介しましょう。決め手はなんといっても旨い「どろソース」
を使うことです。さあ、レッツ　クッキング！



　＜そばめし基本レシピ＞

▼用意する材料
　　・中華そば　　　　　　　　　　１袋
　　・ご飯　　　　　　　　　　　　茶碗に１杯
　　・キャベツ　　　　　　　　　　適量
　　・豚バラ肉　　　　　　　　　　適量
　　・青ねぎ　　　　　　　　　　　適量

▼作り方

　１．中華そば（市販の蒸し麺）は、まな板の上で縦横に包丁を入れて１６
　　　等分くらいに切る。
　　　キャベツは、ざっくりとしたみじん切り。
　　　フライパンに油を熱し、豚肉を炒める。次に、キャベツ・中華そば・
　　　ご飯を入れて、よく混ぜる。しっかりと混ぜる！！
　２．十二分に混ざったらソース２種を投入する。

　　　　・タカラお好みソース　６～７割
　　　　・タカラたまりソース　４～３割

　　　この組み合わせが（おこ総研）がおススメする”決定版ソース”です。
　３．ソースと粉かつおをしっかりと混ぜ合わせれば、もう出来上がり。
　　　深い皿（カレー皿など）に盛り、刻みネギをトッピングする。
　　　（好みで紅しょうがを添える）



　＜講評＞
　（おこ総研）では、何度も試行錯誤を繰り返し、このレシピにたどり着い
　た。ピリ辛のどろソースが脳天を”カーッ”と刺激するが、そばとご飯の
　やさしい味がそれを甘く包み込んでくれる。
　ウマイ！　とにかくウマイ一品だ。皆さんも、是非お試しください。


ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e213062.html



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　■お好み焼き研究　　（おこ研）
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　冷凍のお好み焼き

▼いよいよ、ネタ切れになってきた？　今回は、冷凍食品のお好み焼きを取
り上げてみようと思う。
お手軽な家庭料理に「冷凍食品」は欠かせないものだが、”冷凍お好み焼き”
の味は？　そしてコスパはどうなのか？　そんなことを考察してみたい。

筆者にとって「冷凍お好み」と聞けば、イコール”甲子園球場”を思い出す。
掛布やバースが活躍していた '８０年代、私は熱心に球場へ通ったものだ。
掛布の他にも岡田や真弓、佐野、若菜など良い打者がたくさんいたが、如何
せん投手力が弱かったように記憶している。
当時、会社からの帰り道（阪神電車で大阪堂島へ通勤していた）、甲子園球
場の明るい照明灯を見ると、反射的に下車していた。特に掛布が好きだった。
小柄な身体が鋭く一閃すれば、打球は矢のように外野スタンドに突き刺さっ
た。
私はビールを飲み、声援を送った。当時はのんびりとした時代で、アルプス
席では自由に寝転んで観戦できた。声を出して腹が空いた私は、バックヤー
ドの暗い通路に入り、お好み焼きコーナーを探す。
カチカチに凍ったお好み焼き（直径２０センチほど）をお兄さんが鉄板の上
で温め、焼いていた。その上に甘いソースをたっぷりと塗ってくれた。
美味かった。生地の適度な弾力、そしてシャキシャキとしたキャベツ感。す
べてが好きだった。今でも、当時のことを思い出す。掛布のホームランと共
に。

▼近所のスーパーの冷凍食品コーナーをのぞいた。「冷凍お好み焼き」は値
段の幅も大きい。１枚２５０円程度のものから、有名チェーン店のブランド
名が入った４５０円程のものまで様々である。
片隅の１００円コーナーを見ると、かわいいサイズの「たこ焼き」や「お好
み焼き」があった。お好み焼きの袋には「日清のお好み焼き　ぶた玉」とあ
る。これはおやつに良さそうだ。
翌日のランチにこのかわいいサイズのお好み焼きを調理した。袋から出して
皿に載せ、４分ほど電子レンジでチンする。ソースや青のりなどは添付され
ていないので、自分の好みのソース（今回はヘルメスソース）を塗る。この
方がむしろ好ましい。
直径１５センチほどのミニサイズなので、ご飯を一膳用意して「お好み焼き
定食」にした。ふんわり生地にキャベツと豚肉も感じられて、これはこれで
”合格”だろう。すぐに作れるし、何よりも『国内製造』という表示に安心
感をもった。


▼一方、冷凍お好み焼きに関して、ちょっとイヤな思い出もある。ある有名
チェーン店の支店に入ったとき、店舗はヒマな時間帯だった。私は鉄板のな
いテーブル席に案内された。そして程なく出されたお好み焼きは、どう見て
も「冷凍品」を焼いたものだった。私にはそう思えた。焼く工程が早すぎる
し、じっくりと焼く音も聞こえなかったからだ。私はひどくガッカリした。
こんな店に入るんじゃなかった。それ以来、そのチェーン店は使ったことが
ない。
今年の春、甲子園球場がリニューアルしたので見てみたいと思い、出かけた。
高校野球の外野席は今でも無料開放だ。のんびりと、遠くにいる球児たちに
声援を送った。そして、「冷凍お好み焼き」を探して歩き、見つけた。
その内容は”掛布の時代”とは少し変わっていたが、食べ進むうちに懐かし
さがこみ上げてきた。

　

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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
　　　　　　ジミヘン　　　jimihen@a-net.email.ne.jp
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