関西お好み焼き総研＋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おこのミシュラン　７３店目
（阪神名物＜いか焼き＞）



　梅田ヨドバシカメラへ行った帰り道、小腹がちょっと空いた。「そうだ、
久しぶりにいか焼きを食べよう」というワケで、阪神デパートの地階”スナ
ックパーク”へ。階段の踊り場に行列用のスペースがあり、順番を待つ。店
の前は、通路になっているのでいつも混雑している。

狭い店の中にはアルバイト君が７～８名もいて、汗をかきかき「いか焼き」
を焼き続けている。意外に小ぶりな「いか焼きプレス機」が、１０台ほど並
んでいる。どうやら１台当たり４枚ずつプレスして焼いているようだ。生地
を練って分ける担当、プレスする焼き方、そして注文を聞いて販売する担当、
みんな忙しそうだ。焼きあがったいか焼きを、目の高さにあるベルトコンベ
アに放り上げると、販売担当まで流れていく。まるで、「いか焼き製造工場」
だ。１日に１万枚も売ると聞いた。

私はいつもレギュラーの「いか焼き」を１枚だけ買い求める。焼きたてのも
のをすぐに頬張ると、シアワセ感に満たされる。卵を使ったデラバンよりも、
シンプルなレギュラーが断然ウマイ。例えて言うなら、ミックス焼きよりも
豚玉の方が何故かシアワセになれるようなものだ。



【今回食べたお好み焼き】　いか焼き　１４７円
■生地　　　　もちもちでパリパリな生地は、上新粉かコーンスターチが入
　　　　　　　　っているのだろうか？　いつもながらにウマイ！
■トッピング　イカのゲソがかなり混ぜ込んである。
■味　　　　　生地はシンプルな（ダシ＋塩）風味で、イカ本来の味を際立
　　　　　　　　たせている。そして、ソースとのバランスが絶妙だ。
■ソース　　　甘いオリジナル・ソースを塗ってくれる。アルバイト君によ
　　　　　　　　って量の差があるようで、今回は少なかった。トホッ。
■店の雰囲気　１年中行列の繁盛店。行列をさがせば、この店が見つかる。
■コスパ　　　昔は１００円程度で買えたものだが、少しずつ高くなる。
　　　　　　

◇おススメ度　★★★　（満点は三ッ星）
　　　　　　「いか焼き」は、大阪人だけの正しい「おやつ」である。それ
　　　　　　が、結論だ。全国的に広めようなどとしてはならない。”みの
　　　　　　もんた流”に言えば、「大阪人の秘密のゴチソウ」なのである。
　　　　　　こんなにもウマイものが全国に拡大しないのは、依然謎ではあ
　　　　　　るが、多分高価なプレス機の存在があるのだろう。
　　　　　　大阪は「たこ焼き」だけじゃない。「たこ焼き＋いか焼き」両
　　　　　　方のウマサを知っている。それを地元民の誇りにしよう！
　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区梅田１－１３－１３（阪神百貨店Ｂ１スナックパーク内）
店名　　阪神百貨店「いか焼き」　　
電話　　０６－６３４５－１２０１




（店はいつも行列だ。）


（ひたすら、焼いている。）


（「１枚くださ～い！」）


（広げてみた。ソースが、やや少ない？）