関西お好み焼き総研＋

（お好み亭の野菜焼）


今回はアッと驚く超Ｂ級粉もん店の紹介です。場所は大阪梅田の阪神百貨店
地下スナックパーク内。このフードコートでは、「阪神名物　いか焼き」が
絶大な人気を誇っているが、他にもたこ焼き・ちょぼ焼き（たこ焼きの元祖
のような粉もん）があり、「お好み亭」ではお好み焼きや焼きそばを販売し
ている。
私が注目したのは「野菜焼」だ。基本的には肉や魚介が入らない簡易版のお
好み焼きであるが、最近流行の”キャベツ焼き”のように卵ものらない。
こう聞くとなんとチープな！と思うが、小腹がすいたときのおやつとしては
実に良い。
今回は「野菜焼」１３５円也と「洋食焼」１４８円也を１枚ずつ買って、食
べ比べてみた。野菜焼は味がついた生地に刻んだキャベツと天かす、紅生姜、
かつお節、青のりなどを散らしてダイナミックに大量に作る。さて、１３円
高い洋食焼との違いは何か？　よく分からなかったが、識者に聞くと「桜エ
ビとネギ」が追加されているらしい。ビミョーだ。（汗）


【今回食べたお好み焼き】　野菜焼　　１３５円（税込　１４２円）
■生地　　　　下味がついて、もちもち感がある。キャベツはみじん切り。　
■トッピング　天かす、紅生姜、かつお節、青のりなど。
■味　　　　　スッキリとした味で好感がもてる。胃にもたれない。
■ソース　　　薄く塗られている。半分に折りたたんで出されるので、食べ
　　　　　　　てみて初めてソースの存在を感じる。
■店の雰囲気　行列に並んで買い、立ち食いする屋台感覚だ。
■コスパ　　　欲を言うならば１００円で販売してほしいが、ガマンしよう。
　　　　　　

◇総合評価　★★　　（満点は三ッ星）
　　　　　　何と言っても生地がもちもちして旨い。「阪神名物　いか焼き」
　　　　　　に一脈通じているのかもしれない。まとめて何枚もテイクアウト
　　　　　　するお母さんもちらほら。
　　　　　　一銭洋食が生まれたころの素朴さを残す稀有な商品だ。いか焼き
　　　　　　ほどのインパクトはないが、なぜか安心・納得できる味だ。
　　　　　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区梅田１－１３－１３　阪神百貨店Ｂ１
店名　　浪速のお好み亭
電話　　（不明）


（スナックパーク内のお好み亭）


（洋食焼の中を見てみる）