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2010年11月01日
Bグル号探検記マガジン 「かつとじ」
おはようございます。ジミヘンです。
【先週の「てっぱん」】
もうひとつの主役である「お好み焼き」の存在感が、
増してきましたね。
あかりちゃんが尾道風を作り、鰹節屋の若社長は大阪風
(ぐちゃぐちゃでしたが)を作る。

「料理には思い出が詰まっている」 そして、
「お好み焼きは人の心をつなぐ」ということを感じました。

さて、今回の研究テーマは「かつとじ」です。
B級グルメの人気メニュー”かつ丼”を改めて研究して
みたいと思います。
今回もどうぞお楽しみください。
(芦屋「田毎そば」の絶品”かつとじ定食”)
(福井市「ヨーロッパ軒」の”ソースかつ丼”と、名古屋「矢場とん」の”味噌かつ丼”)
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関西お好み焼き総研+(プラス)
「Bグル号探検記」マガジン (関西Bマガ)
第29号 (2010-11-1)
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皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。
今回の<Bグル研究>で取り上げるテーマは、「かつ丼」です。つくずく
筆者は”かつ”が好きなようです。何度も書いているように、外食をする場
合、ハンバーグや親子丼のように家庭でも簡単に作れる料理を食べることは
滅多にありません。家で作るのがちょっと厄介な「揚げもの」を無性に食べ
たくなる。それが正直な理由です。
ということで、今回は全国の色々な”かつ丼”と、筆者が愛好する”かつと
じ”について研究します。
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■Bグル号探検記 (関西B探)
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喝鈍(かつどん)@大阪・梅田 【かつとじ】
ジャンル:2-1 和食系-丼
梅田スカイビル地階にある”滝見小路”へ久しぶりにやって来た。ここに
は昭和レトロな外観の飲食店が10店ほど集まっている。お好み焼きの名店
「きじ」の支店があり、そして”かつとじ”の隠れ名店「喝鈍」がある。
十数年前、私は福島区(旧朝日放送付近)にある支店に勤務していたので、
この店でよくランチを食べた。当時の単価は忘れてしまったが、とにかく”
早い、ウマイ、安い”かつ丼屋だった。
一番の特徴は、”かつとじ”とご飯が別盛りで出てくるところ。以前にも書
いたが、「ツユダク」の丼が苦手な私にとって誠に有り難いスタイルだった。
店は広くない。L字型のカウンター10席ほどと、4人掛けのテーブルが2
卓あるだけ。客層もサラリーマン中心の”男だらけの店”だが、今回伺った
ときは、外人の女性2人が”ソースかつ丼”をおいしそうに食べていた。
今回はオーソドックスに「かつどん(かつ1枚、卵1個)」を注文した。ラ
ンチタイムはサービスでみそ汁が付く。調理のお兄さんはかつを油に投入し、
1人分ずつ専用鍋に出汁を入れて火にかける。
銅製の小さな鍋で”かつとじ”を煮て、そのまま客に出すスタイルは、今で
こそ珍しくないが、当時としては斬新だった。最後まで熱々で楽しむことが
できる。
さて、そうこうしている内に定食(かつとじ鍋、ご飯、みそ汁)が揃った。
【今回食べたBグルメニュー】 かつどん 600円
(かつとじ・ご飯・みそ汁)
【レビュー】
出汁を吸ったとんかつを頬張る。ウマ~イ!
カラッと揚がった(やや薄い)かつ、甘すぎず辛すぎない丼つ
ゆに、とろりとした半熟卵が絡んでノー文句の美味さだ。
次に、定評のあるご飯をいただく。う~む、至福の時間。
こんなにも美味くて安い”コスパ優良店”が、巷で大評判にな
らない訳を考える。
(1)私が知る限り姉妹店が少ない。(滝見小路と法善寺横丁)
拠って、多くの人の目に触れにくい。
(2)表音が”かつどん”という店名は、いただけない!
例えば、”お粉の味焼”というお好み焼き屋や、”華麗
屋”という名のカレー屋があったとしよう。友人に「カ
レーや」へ行こうか、とは言いにくいではないか‥。
店名は残念であるが、味とコスパは最高の店である。大推薦!
◇おススメ度 ★★★ (満点は三ッ星)
【お店のデータ】
住所 大阪市北区大淀中1-1-90 梅田スカイビル B1F
店名 「喝鈍 滝見小路店」
電話 06-6440-5933
ブログでの紹介 => http://okosoken.osakazine.net/e321186.html
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■関西Bグル研究 (関西B研)
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かつとじ
▼「かつとじ」と聞いてもピンとこない方もいるのではないでしょうか?
要は「かつ丼」のトッピング部分を別皿に盛りつけて、丼ぶり飯と別々に食
べるスタイルを言う。関西では「カツ玉定食」「かつ煮定食」とも言い、関
東では「台ぬき」や「あたまライス」などと呼ぶ店があるようだ。
過去に「足し算グルメ」(トルコライス等)や「引き算グルメ」(肉吸い等)
などB級グルメの進化スタイルを考察してきたが、今回の「かつとじ」は「
割り算グルメ」と呼ぶことができよう。丼物のトッピングと台(ご飯)をセ
パレートした形態だ。
しかし、考えてみれば「丼物」というのは元々、別皿の料理をご飯の上にぶ
っかけて食べるようにした簡易料理である。これを分けるという行為は、元
に戻しただけ(先祖帰り)と言えるかもしれない。
▼さて、若い男性に絶大な人気を誇る「かつ丼」であるが、いくつかのバラ
エティがある。一般的な卵とじかつ丼の他に、長野県駒ヶ根の「ソースかつ
丼」、岡山の「ドミカツ丼」、名古屋の「味噌かつ丼」など・・。
先日のTV「秘密のケンミンショー」では、新潟県長岡市のご当地B級グル
メ「洋風かつ丼」が紹介された。ライスの上にトンカツを乗せ、デミグラス
系の甘いソース(ケチャップ+醤油など)がかかった姿は加古川の「かつめ
し」に酷似していた。
また、沖縄のかつ丼は、野菜炒めを敷きつめた上にトンカツが乗っていた。
各地の調理人が工夫をして新メニューを開発し、客に受け入れられたものだ
けが、名物として生き残っていく。
▼今回、「喝鈍」と「こけし」の”かつとじ”を食べて、筆者の好みを再確
認した。まず、トンカツは薄い肉を使うこと。分厚いトンカツを使ったかつ
丼は、味がぼやけてしまう。薄い肉をカラッと揚げて、濃い丼つゆと共に煮
込むことによって”かつとじ”の醍醐味が生まれる。
大阪駅前ビルの地下飲食街を歩くと、ファストフード感覚の「変わりかつ丼
専門店」が目に付く。店頭のメニューを見ると、「トマトチーズかつ丼」や
「マヨキムチかつ丼」などのお茶目なメニューも多いが、結構流行っている。
そして、この店の提供スタイルは「喝鈍」と同じセパレート形式である。そ
ういった意味で、かつ丼のセパレートスタイルは大阪において一定の市民権
を得ていると言えよう。
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【編集長】 関西お好み焼き総合研究所代表
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Posted by ジミヘン at 08:16│Comments(0)
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