関西お好み焼き総研＋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：１－２　洋食系－カレー
（「東インドカリー」のカツカレー）



　”東インド”の”カリー”だから、もっと辛くてスパイシーなカレーを想
像していたのだが、意外にもマイルドでトマト風味が強いものだった。

いよいよ、お待ちかねのカレーの登場です。ときどき無性に食べたくなるの
が「カレー」。その中でも「足し算グルメ」の代表選手である”カツカレー”
はＢグル界のスーパースターと言えるだろう。

筆者がお好み焼きばかり食べ歩いている間に、カレー専門店にも様々なニュ
ーフェイスが登場しているようだ。そのひとつが、西成区にある「東インド
カリー」さん。最近はなんで”カリー”なんだろう？　おじさんに教えて！
ピザをピッツァと呼び変えるようなもの？

地下鉄四ツ橋線の岸里駅で降り、北へ少し歩くと「スーパー玉出」の黄色い
看板が見える。そのすぐ横に店はあった。
店内は意外にもスナック風の大人っぽいインテリアだ。テーブル席が２卓あ
り、長いカウンターの前には白いおしゃれな椅子が並んでいる。私は名物・
カツカレーを注文して待つ。ご主人は厨房の中で調理をしているので、工程
が見えない。メニューをながめると、「カツライス」という名物もある。
カレーの代わりにデミソースをかけた（加古川の”かつめし”に似た）西成
界隈の伝統チイキ食であるらしい。

しばらくしてカツカレーの登場。大きな楕円の皿に高く盛られた姿にちょっ
ぴり感動する。皿の横に（おまじないのように）少量のピクルスが添えられ
ているのは、ひょっとすると「インデアン」のピクルスへのリスペクトか？

【今回食べたＢグルメニュー】　カツカレー　７８０円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（揚げナス付き）

【レビュー】
　　　　　　ルーは甘口と辛口があるようだが、ママが勧めてくれた中辛に
　　　　　　した。普通に美味しいが、ややインパクトに欠ける感じだ。
　　　　　　しかし、トンカツは肉が分厚いにも拘わらず柔らかくて、サク
　　　　　　ッと揚がっている。サービスでつけてくれたナスフライとスー
　　　　　　プはご愛嬌か？

　　　　　　カレーの評価はムズカシイ。家庭のカレーと帝国ホテルのカレ
　　　　　　ーを比べても、判定が微妙なようにだ。長く慣れ親しんだカレ
　　　　　　ーの味が自分の舌の上に思い出と共に消えずに残っているから、
　　　　　　新人を無邪気に迎え入れにくい。
　　　　　　
　　　　
◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市西成区潮路１－７－８
店名　　「東インドカリー 」　　
電話　　０６－６６５２－４６７９




















（大人っぽいインテリア）


（できあがりました）


（おいしそうだ。いただきます）