関西お好み焼き総研＋

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
　
　　　　　　　　　　　関西お好み焼き総研＋（プラス）　

　　 　　　「ジミヘンのぶらり下町食べ歩き」　（ジミぶら）　

　　　　　　　　　　　　 第７号 (2011-5-30)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


　　　 　　
　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

　徳島の土産に何を買って帰ろうか迷った。「ぼうぜの姿寿司」や「フィッ
シュカツ」も気になったが、選んだのは「半田そうめん」でした。
きっと美味いのでは？と、勘がはたらいた。

果たして、これが大正解！　”ひやむぎ”のようにやや太めの乾麺は、つや
やかな喉越しがあって風味もすこぶる良かった。
冷たく冷やして”ぶっかけ”にすると、家族みんなが喜んでくれた。

四国の麺といえば、「讃岐うどん」と「徳島ラーメン」がダントツのブラン
ドであるが、私はこの『半田そうめん』を大推薦したい。


　　※「ぶっかけ半田そうめん」の作り方
　　　　　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-237.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　■ジミヘンの関西下町研究　
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　徳島県徳島市

▼ぶらり下町食べ歩きで撮った写真をつなぎ合わせて「フォトムービー」に
してみました。どうぞ、ご覧ください。

　　　　「眉山と春フェスタ」（ユーチューブ動画）

　　　　　　＝＞　http://www.youtube.com/watch?v=esUphsy15mc


　　



▼「徳島」から連想するものは何でしょう？

　一に「阿波踊り」、二に「鳴門の渦潮」、三四がなくて、五に「板東英二」
でしょうか？
まあ、これは冗談ですが、四国の他の３県に比べるとやや存在感が薄い。

どうやら徳島県人は質素倹約を旨とする県民性のようで、そのストレスのは
け口が“阿波踊り”だった、との説もあるようです。　
確かに「同じ阿呆なら踊らな損々…」なんて、ちょっと破れかぶれ感があり
ますね。


▼徳島ラーメン

大阪や兵庫でも「徳島ラーメン」の専門店が少しずつ増えてきている。
Ｗｉｋｉの説明にはこうあった。

『茶色の豚骨醤油スープに中細麺、トッピングには豚バラ肉・ネギ・もやし
・生卵というのがもっとも一般的に知られている徳島ラーメンだが、地元で
は生卵を入れずに食べる人が多い。スープに甘味があるのも大きな特徴であ
る。
徳島で豚骨醤油が主流になったひとつの理由として、県内にハム工場（徳島
食肉加工場、徳島ハム、後の日本ハム）がありそこで大量の豚骨が出たため、
安く簡単に手に入れることができたからと言われている。
徳島ラーメンは基本的に「ご飯のおかず」として食べるものなので、通常の
ラーメンに比べて量がやや少なめである。このため、ほとんどの店でライス
がメニューにあり、ラーメンを注文した客にライスを無料で提供する店もあ
る。』

なるほど、道理でしょっぱかった筈だ。ごはんのおかずになる”すき焼き風
ラーメン”なのだ。
しかし、最近は茶色い徳島ラーメンだけではなく多様化している。

　　◇茶系・・　「いのたに」、「東大」など徳島市内に多い。
　　◇黄系・・　「三八（さんぱ）」の本店は鳴門市
　　◇白系・・　「岡本中華」は小松島市


　　（徳島市「いのたに」さんの中肉玉）



▼徳島のお好み焼き

ネット上の「徳島の食文化」と題されたトリビアネタにはこう記されている。

『お好み焼きのメニューには豆玉、カツ玉、天玉というものが存在する。
豆玉は金時豆の入ったお好み焼き、カツ玉はフィッシュカツの入ったお好み
焼き、天玉は天カスの大きいバージョンみたいなのが入ったお好み焼きの事
である。』

お好み焼きが徳島へどのように伝播されたのかよく分からないが、そのメニ
ュー内容を見ると、独自の発展を遂げたようで興味深い。
「はやしのお好み焼き」のメニューを詳しく見てみると‥。

　・す焼き　　　・玉子　　　・肉玉　　　　　・いか玉　　　　・えび玉
　◎豆玉　　　◎天玉　　　・チーズ玉　　・肉いか玉　　・肉えび玉
　◎肉豆玉　　◎肉天玉　・肉チーズ玉　・いかえび玉　◎豆天玉
　・よせ　　　


ちなみに、豚肉を単に”肉”と呼び、大きな天ぷらを入れるのは広島風に近
い？　また、”ＯＯ玉”と呼ぶのは大阪風。「よせ」はミックスのことだ。
そして、何といっても「豆」を入れるのは、この土地だけの超ユニーク・メ
ニューだ。


　　（徳島市「はやしのお好み焼き」の肉天玉）