関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。

【先週の「てっぱん」】
　尾道風のお好み焼きだけでは商売にならないと
悟ったあかりは「大阪風」も作ろうとするが、
そう簡単なことではない。
悩んだあかりは、ばあちゃんの弟子になって本格的に
大阪のお好み焼きを勉強することに‥。　　　　　　　　　　

そして、試行錯誤の末に「自分の」お好み焼きを
見つける。
１９歳の誕生日を迎えたあかりに、かすかな希望が
出てきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（余談ですが、「甚六」さんのお好み焼きが画面に
登場しましたね。とても美味しそうでした。）


さて、今週の研究テーマは「変わりカレー」です。
洋食屋やカレー専門店以外で出されるカレーライスも
バラエティに富んでいます。
中華料理店のカレー、そば屋のカレーなどなど。
そんな「おもしろ変わりカレー」を研究してみましょう。

今回も、どうぞお楽しみください。


　　（ジミヘン作の「野菜カレー」）
　　

　　（ジミヘン作の「カレーそばめし」）
　　

　　◆「カレーそばめし」の作り方　＝＞
　　　　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-168.html



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　　　　　　　　　　　関西お好み焼き総研＋（プラス）　

　　 　　　「Ｂグル号探検記」マガジン　（関西Ｂマガ）　

　　　　　　　　　　　 第３３号 (2010-11-29)

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　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

大阪の地下街を歩いていて、急にカレーが食べたくなった。「インデアン」
は遠いので阪神電車改札横の「ミンガス」へ飛び込んだ。いつもなら、カツ
カレーにするのだが、量が多いのでベーシックなビーフカレーにした。
結果は、「なんだか物足りない・・」だった。この店のカレーはカツとカレ
ーソースとごはんのマッチングにその旨さがあったのだ。

カレーライスも、トッピングの種類やスープの内容で、色んな表情を見せる。
と言うことで、今回はちょっと変化球のカレーライスを研究してみましょう。

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　■Ｂグル号探検記　　　（関西Ｂ探）
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　　グリルハシモト＠大阪・アメリカ村　 【変わりカレー】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：１－２　洋食系－カレー

　「石焼カレー」が食べられる洋食店があると聞いて、西心斎橋・アメ村ま
でやってきた。若者たちであふれる町の小さな路地にその店はあった。

階段を昇り、ドアを開けると明るい喫茶店風の内装である。Ｌ字型のカウン
ターと大きなテーブルが２卓ある。店内は清潔で、ＢＧＭはイイ雰囲気のジ
ャズだ。初老のご夫婦が二人で切り盛りされている。

私は「石焼カレーセット」を注文して、老シェフの作り方を見る。シェフは
まずビピンパ用の重そうな石鍋をコンロに乗せた。熱くなってきたらライス
を盛り、粘度の薄いカレーソースをかける。更にチーズをのせ、生卵を割り
入れる。
この後が圧巻である。火炎放射器？のような大きなガスバーナーを取り出し
て、石鍋の表面を焼いていく。ゴーッという音が店内に響く。スゴイ！！
１分間ほども焼いてから、私の許にやってきた。表面が黒く焦げて、強烈な
インパクトである。
さあて、ヤケドをしないように気をつけよう。いただきます。

【今回食べたＢグルメニュー】　石焼カレーセット　９００円
　　　　　　　　　　　　　　　（石焼カレー＋スープ＋サラダ）


【レビュー】
　　　　　　とりあえず、カレーを一口含む。ん？　意外に甘い。
　　　　　　見た目のインパクトとは逆に、ほとんどインパクトのない味だ。
　　　　　　もっとスパイシーで、濃厚な風味を期待していたのだが‥。

　　　　　　卵の黄身をつぶして、かき混ぜながら食べ進んだ。なるほど、
　　　　　　チーズが溶けて香ばしい。これはこれでありだろう。
　　　　　　後半はウスターソースか福神漬が欲しくなったが、ご飯の量が
　　　　　　少なかったので、乗り切った。
　　　　　　できることなら、甘口・辛口のカレーソースを選べるようにす
　　　　　　ればどうだろう？
　　　

◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市中央区西心斎橋１－８－４　
店名　　「グリルハシモト」　　
電話　　０６－６２４５－８８４６

ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e327690.html




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　■関西Ｂグル研究　　（関西Ｂ研）
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　変わりカレー

▼カレーライスのバリエーションは無限にある。家庭で作る「おふくろカレ
ー」、インド料理店の本場カレー、中華料理店のカレーなど。どれも、炊き
たてのライスに黄色いカレーが乗れば、”幸せの黄色いカレー”になる。

今回は、「変わりカレー」と題して「中華風カレー」と「焼きカレー」を取
り上げてみたい。
最初に「中華風カレー」であるが、これは神戸元町界隈だけではなく、横浜
中華街でも広く愛好されているようだ。
中華スープにカレー粉を加え、とろみをつけてからご飯にのせる。多分、そ
れだけの工程で美味しい「中華風カレー」ができあがるのだと思うが、店に
よって使う具材が若干異なる。
豚肉・玉ねぎだけを使う店、じゃがいもを加える店、そして鶏肉や牛肉を使
用する店もある。しかし、概してシンプルである。ひょっとすると賄い料理
から生まれたメニューなのかも知れない。


▼蕎麦屋のカレーメニューは、うどん出汁にカレー粉を加えて誕生した。と
ろみをつけてうどんに掛け、そばに掛けた。丼めしにかければ、カレー丼に
なった。この場合の具材は、「牛肉＋玉ねぎ」が最もフィットするようだ。
（カレーうどんに関しては、別項を設けて詳しく研究してみたい）

さて、次に問題の「焼きカレー」である。
筆者は広島赴任時代に何回か食べたことがある。その店は「焼きカレー」を
売りにしている店で、なかなか美味いカレーだった。容器は石鍋ではなく、
黒い耐熱容器だったと記憶している。

焼きカレーについて、例によってウィキペディアをひも解いてみよう。
『「焼きカレー」の始まりは昭和３０年代の福岡県北九州市門司港の栄町銀
天街にあった喫茶店といわれている。当時、余ったカレーをグラタン・ドリ
ア風にオーブンで焼いたところ、実に香ばしく、美味しく仕上がったので、
のちに店のメニューとして出し、好評であったという逸話が残っている。
（中略）
現在でも３０店舗以上のお店で焼きカレーが提供され、門司港の名物料理と
して親しまれ「焼きカレーＭＡＰ」が作成されるほどご当地グルメとして定
着している。』

つまり、焼きカレーは門司港の「ご当地Ｂ級グルメ」であるのだが、一般的
な知名度は低い。溶けるチーズをのせたカレードリアは、家庭料理のようで
あるし、特徴があるようで‥余りない。
小倉の「焼きうどん」などにも言えるが、もう少し強いインパクトが欲しい。


▼わが家では、食欲がないときの経済メニューとして「カレー炒飯」がよく
食卓に上る。少しの肉と野菜、解凍したご飯を炒め、カレー粉と醤油で味付
けする。文句なしにうまい”簡単めし”になる。
カレーパウダーは、国境や年令を超えて愛される「魔法の粉」かも知れない。


　

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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
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