関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。

　先週の「キング・オブ・コント」は結構面白かったですね。　　　
優勝したキンコメも良かったですが、初めて見た「ピース」の
コントに新しさを感じました。
一見古くてダサイコントを見ている内に、じんわりと心が温ま
った。こんなハートフルなコントは初めてだ。


さて、今回のＢグル研究テーマは、「ポークチャップ」です。
自炊派の私は、ステーキや豚しょうが焼きなどを外で食べる
ことはなく、いつも自宅で料理しています。
経済的だし、自分の好みにできるからいいですね。　　　　　　

今回もどうぞお楽しみください。



（ジミヘン作の「煮込みポークチャップ」）
作り方　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-68.html



（ジミヘン作の「ハーブチキンソテー」）
作り方　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-106.html



（ジミヘン作の「ビーフステーキ」）
作り方　　http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-57.html





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　　　　　　　　　　　関西お好み焼き総研＋（プラス）　

　　 　　　「Ｂグル号探検記」マガジン　（関西Ｂマガ）　

　　　　　　　　　　　 第２４号 (2010-9-27)

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　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

　先週レポートした上本町の「funao（ふなお）」さんへは、是非もう一度
行きたいと思っています。今度はディナーに行って、「funaoコース」を賞味
したい。
ホームページによると、〔季節のオードブル、スープ、季節の一品料理、お
肉料理、お好み焼き（豚玉or焼きそば）、デザート〕3,990円となっている。
”鉄板神”が作るお好み焼きがコースについているなんて、ちょっとスゴイ！

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　■Ｂグル号探検記　　　（関西Ｂ探）
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　　創作鉄板料理funao＠大阪・上本町　 【ポークチャップ】

　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：１－４　洋食系－一品料理

　何年前だったか、テレビの「鉄板神～鉄板料理人選手権」で大阪のお好み
焼き屋店員が優勝した。私はこの番組をなぜか東京のビジネスホテルの一室
で見た記憶がある。
その時の優勝者が上本町で自分の店をやっているという情報を得て、訪ねて
みることにした。

東梅田から地下鉄堺筋線に乗り、谷町九丁目で降りる。駅から東へすぐのと
ころにある筈の店が見当たらない。地図を頼りにもう一度引き返すと、（目
立たない）上品な看板が見つかった。店名を「funao（ふなお）」という。
内装はいわゆる高級な鉄板焼店のそれである。右手に長い鉄板カウンターが
伸び、左には品の良いテーブル席が数卓ある。私はカウンターに座り、「ポ
ークチャップ」をコールする。こんなキレイな店に入って、お好み焼き定食
でもないだろう。

店主は分厚い豚ロース肉に塩・胡椒を振ってから鉄板に乗せ、大きな丸フタ
をかぶせた。横で小さなパンを焼き、ソースを温め始める。すべてが上品で、
美しい。肉が焼けた頃に、ホール係の女性がサラダ、みそ汁、おにぎりをサ
ーブする。店主は肉をカットして皿に盛りつけ、オーロラソース風のソース
をかけ、更にその上に半熟に焼いた目玉焼きを２つに折りたたんで載せた。
並べられたどの皿もビューティフルだ。さあ、いただくことにしよう。

【今回食べたＢグルメニュー】　ポークチャップ・ランチ　９００円
　　　　　　　　　　　　　　　（サラダ・おにぎり・みそ汁付）


【レビュー】
　　　　　　最初にポークを頬張る。肉質はもちろん良いし、絶妙の塩・胡
　　　　　　椒加減で、ソース、半熟卵と混然一体となって舌の上でハーモ
　　　　　　ニーを奏でる。うまい！！
　　　　　　そして、おにぎりを食べて、絶句。炊きたてのご飯は無上の美
　　　　　　味しさだった。店主が「おにぎりはおかわりしてください」と
　　　　　　言った。私は思わず、もう２個をお願いした。（なんでも８個
　　　　　　もお代わりしたサラリーマン君がいたとか‥。分かるなあ）

　　　　　　肉良し、おにぎり良し、サラダ良し。こんな上品で美味いラン
　　　　　　チは久しぶりだ。”鉄板神”ありがとう、ごちそうさまでした。


◇おススメ度　★★★　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市中央区上汐２－３－３
店名　　創作鉄板料理「funao（ふなお）」　　
電話　　０６－６７６２－２９８９

ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e313211.html




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　■関西Ｂグル研究　　（関西Ｂ研）
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　ポークチャップ

▼洋食屋における「ポークチャップ」のポジションは必ずしも高くないが、
ちょっと気になるメニューではある。
そもそも『チャップ』とは何ぞや？　調べてみた。
ポークチャップとは「ポークチョップ porkchop」が変化したもので、「豚
の骨付き肉をソテーや網焼きなどに調理した料理」を指すようだ。
チョップ（chop）は、ぶった切るという意味で、骨を付けたままぶった切っ
た肉をそう呼んだ。しかし、今では骨が付くことはほとんどない。

このメニューは、店で食べるより家で食べる事が多いだろう。トンカツ用の
豚肉さえあれば簡単に作れる。早く作れて、ボリュームがあって、しかもウ
マイ！　下味に塩・胡椒を振り、フライパンでじっくりと焼く。最後にケチ
ャップベース（玉ねぎが入っていたりする）のソースをからめれば、もう完
成。本当に簡単メニューである。

私の中では、ポークチャップ＝ケチャップ（トマトソース）味という等式が
出来上がっているので、今回神戸でいただいたデミソース掛けは違和感を感
じた。料理なんて、得てしてそういうものだ。イメージしていたものと違う
味付けで出されると、舌と脳が混乱を起こして快楽物質”ドーパミン”の発
生を阻止してしまう。
ちなみに、デミソースは”カツ”にこそベストマッチするソースであると信
じる。


▼ポークチャップに対抗する豚肉料理は「豚しょうが焼き」であろうか？
おろし生姜と醤油みりんで焼いた料理は、簡単でいて実にうまい。肉は薄切
りでも厚切りでも、トンカツ用の分厚い肉でも大丈夫だ。それぞれの美味し
さを味わうことができる。

ところで、最近になって大阪に「トンテキ」を出す店が相次いでオープンし
た。ひとつは「大阪トンテキ」を名乗り、もうひとつの店は「東京トンテキ」
を名乗る。いかにもパクっちゃいました感が一杯だ。
何でもトンテキの元祖は三重県四日市市なのだそうだ。「四日市とんてき」
は今年のＢ－１グランプリにも出場した。
彼らのオフィシャル・サイトによれば、「四日市とんてき」とは、豚のロー
スを使い、分厚く切った肉をニンニクとラードで焼きあげ、ソース味のタレ
がかかったものを言う。スタンダードな食べ方は、分厚い豚肉をグローブ型
（コマギレではなく、一つにつながっている）で提供するとの事。
なるほど写真で見る「とんてき」はボリュームがあって、美味しそうだ。


▼繰り返すが、肉をソテーしてソースをかけるだけの料理は、簡単なだけに
主婦（主夫）の味方である。
　ビーフ・ステーキ・・・ニンニク醤油タレ、おろしポン酢タレ
　ポークチャップ　・・・トマト（ケチャップ）ソース
　チキンソテー　　・・・マスタードソース。オレンジソース。
　ラムチョップソテー・・ハーブソルト。バルサミコソース。

うむ、ちょっと待ってくれ。再度「ポークチャップ」の名前の由来について。
「ポークチョップのケチャップソース掛け」が＝＞「ポークケチャップ掛け」
に変化し、＝＞「ポークチャップ」（バンザーイ！）になったのかも？
（ちょっとしつこい。苦笑）




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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
　　　　　　ジミヘン　　　jimihen@a-net.email.ne.jp
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