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2012年09月17日

高橋@阪神尼崎駅


 尼崎に地元住民から半世紀に亘って愛されている”ノー看板”のお好み焼
き屋があると聞いた。
民家の一画で営業し、看板を掲げない店はディープ度がハンパなく高い

阪神尼崎駅を降り、北西方向へ10分間ほど歩く。9月に入ったというのに
蒸し暑くて、汗が滴り落ちる。地図を持参しなかったので、ウロウロと探す
が見つからない。手掛かりは店の入口に出ているという”白いノレン”だけ。

仕方なく角のタバコ屋で尋ねると、親切に教えてくれた。地元民にしか分か
らない”知る人ぞ知る”といった店であった。


   高橋@阪神尼崎駅


白いノレンをくぐると、明るいおかあさんが笑顔で迎え入れてくれた。
「食べログ」に紹介されたおかげで、遠いところからも訪ねてくれるように
なったと、おかあさんは云う。
私は「特製モダン焼きと瓶ビール」を注文した。ジモティ一番人気のモダン
焼きには麺と「イカ天」が乗るだけだが、特製はそれに「豚肉」と「玉子」
が加わるからおいしいですよ、と勧めてくれた。

おかあさんの焼き方を見る。

1)大きなボウルに溶いた生地を丸く引き、その上にザク千切りしたキャベ
  ツをたっぷり2つかみほど乗せる。
  横に中華麺をポンと置き、ソースを一ハケ塗ってから少しほぐした。
  それをキャベツの上に無造作に置く。


   高橋@阪神尼崎駅


2)その上に輪切りにした”ゲソ天”をたっぷりと盛り、更に豚肉をかぶせ
  る。紅生姜を振り、生地を回しかけてから裏返す。
  この状態で10分間の放置プレー。

  ---この間、話好きのおかあさんとずっと喋っていた。---
  先代のおばあちゃんがこの店を始めた。のせ焼きの形や”ゲソ天”を入
  れるスタイルなどはすべて先代から教わったという。


   高橋@阪神尼崎駅

   高橋@阪神尼崎駅


3)さて、大テコでぐいぐいと押してから様子を見て、手前に卵を割る。
  その上にお好み焼きをかぶせ、ひっくり返してからソース・粉かつお・
  青のりを振った。
  マヨネーズを半分だけかけましょうか、との提案があって、ようやく完
  成。焼きはじめてから、凡そ20分間が経過していた。


   高橋@阪神尼崎駅


テコで切り分けると、ずっしりとした重量感を感じる。中華麺がひと玉その
ままに近い形で入っている訳だから、ボリューム満点だ
大ぶりのキャベツとパリッとした底生地、風味が良いイカ天と甘いソース。
うむ、素朴な味わいで、美味しい
テイクアウト用のモダン焼きが何枚も焼かれているが、やはり”麺”を入れ
ないとちょっとサビシイ感じになるだろう。


   高橋@阪神尼崎駅


直径が20センチほどだったので楽勝だと思っていたが、食べていく内にボ
ディブローのように効いてきた。
小食の人(私を含め)にはちょっと食べきれない程のボリュームだった。
おかあさん、どうもごちそうさまでした。
いつまでも続けてくださいね。




高橋@阪神尼崎駅


   ◇お好み焼き「高橋」
      尼崎市東難波町4-7-16     

        特製モダン焼き  850円
        ビール中瓶     400円










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Posted by ジミヘン at 07:49│Comments(2)おこのリターンズ
この記事へのコメント
尼崎にはすごい店があるもんですね。
地元の方たちがこの店を作り上げた、そんな気がします。
今のまま続けてもらいたいと思います。
地元だけでひっそりと、全国的には無名のままで。
Posted by 夷川下 at 2012年09月23日 13:22
こんばんは。

そうですね、戦後どこにでもあった洋食焼き(一銭洋食)の店が
ひっそりと路地裏で伝承され、まるでシーラカンスのように生き残って
いる。そんな感じです。
ずっと生き続けてほしいですね。
Posted by ジミヘン at 2012年09月23日 18:42
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