関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。

今回は「関西おこ総研」の緊急レポートをお届けします。
内容は、縁日屋台における「粉もん系屋台の退潮」に
ついてです。
今、大変な事態になっています‥。　　　






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　芦屋浜で恒例の花火大会が開かれた。
前日までの曇天が嘘のように見事に晴れ渡ったこの日、
会場の海浜公園は例年にも増して大変な人出になった。
賑やかな家族連れや、浴衣姿のカップル達が続々とやって
来る。

会場に立ち並ぶ屋台の数はざっと３００程もあるだろう。
暮れなずむ会場をぶらぶらと歩きながら「粉もん系屋台」の
調査をして周った。

「たこ焼き」のグループと、「お好み焼き」のグループ。
後者には広島焼きや”はしまき”も入れる。
そして「焼きそば」のグループも粉もん系屋台に加えよう。


先ずもって愕然とする傾向が読み取れた。
「たこ焼き屋台の激減傾向」だ。

かつては全屋台の１割ほども占めたであろう屋台の一番人気
「たこ焼き」の屋台が４～５店しか見当たらなかった。
そして極めつけが、「肉だこ」なる看板の屋台だ。
覗いてみると、たこ焼き生地の中に焼いた肉を入れているよう‥。
うむ、どこまで肉が好きやねん！

次の「お好み焼き」グループも衰退が顕著だ。
広島焼き、ぼっかけお好み、はしまきを加えても６～７店しか
見当たらない。
私は比較的空いていた「泉州かしみん焼き」の屋台で１枚
（５００円也）をゲットした。店は、東心斎橋「箱」さんの
出店だった。





一方、Ｂ級グルメブームの主役「焼きそば」の屋台は多い。
１０店以上はあるかもしれない。中でも旧来の「焼きそば」
よりも「富士宮焼きそば」など”ブランド焼きそば”の人気が
高い。





数年前まで、縁日の食べもの屋台の内、ざっと２０～３０％は
確実に粉もん系であっただろう。
それが、ここにきて１０％ほどにまで激減した。
これは何を意味しているのか？

逆に増えた屋台（業態）は何か？

それは「肉系」「ホルモン系」など、若者が好きなコッテリ食材
のＢ級グルメであった。特に「シロコロホルモン」「からあげ」
「肉巻き」「和牛串焼き」などに長蛇の列ができていた。





当「関西お好み焼き総研」としては、実に残念な結果になった。
でも、世の中の人気屋台の推移は素直に認めざるを得ない。
若い人は「肉やホルモン」が大好きなのだ。
それに、私がもし料理を売る場合だって、作るのが厄介な
「たこ焼き」より、簡単な焼き肉やホルモン焼きを作るだろう。
（粉もん系なら調理が簡単そうな”焼きそば”だ。）

いずれ、　「たこ焼き」屋台は絶滅するかもしれない。
嗚呼！！

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