関西お好み焼き総研＋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おこのリターンズ　NO.43
（「ひかり」のとん平焼き）



　堺東に朝の５時から営業しているお好み焼き店があると聞いて、訪ねてみ
ることにした。（ああ、私はなんてヒマ人なんだろう‥）
　　
聞くところによると「藤枝市周辺の静岡県民はなんと朝からラーメンを食べ
る」らしい。これを「朝ラー」と呼ぶ。早い店は、朝の５時オープンだとか。
ふむ、「朝ラー」があるなら「朝おこ」があってもイイじゃないか？
というワケで、見つけた店が堺市の「ひかりお好み焼」だった。

難波から南海高野線に乗り、堺東駅で下車。駅から北西方向へ４～５分歩く
と、店の赤い看板があった。店内は奥に向かって一直線に鉄板カウンターが
伸びているが、その鉄板のほとんどに”やかん”やら色んなモノが乗ってい
て、お世辞にもキレイな佇まいではない。
この店の一番人気は「とん平焼き」だ。なるほど、ランチタイムにお邪魔す
ると製造途中の「とん平」と思しきものが１０枚ほど鉄板に用意されていた。

私は「とん平」とビール（キリン大瓶）を注文して、お母さんの焼き方を見
る。
１）半製品（薄い生地に豚バラ肉をのせたようなもの）の豚肉を下にして、
　　高温の鉄板で２～３分焼いた。
　　金属ボウルで割りほぐした卵を横に長細く流し、先のベースをオンする。
２）これを裏返せば、もうできあがりのようだ。
　　とんかつソース、マヨ、練り辛子をたっぷりと乗せ、それをウスターソ
　　ースをつけた刷毛でていねいに広げていく。
　　それを３ｃｍ幅に切り分けて皿に盛る。付け合わせは、キャベツだった。

【今回食べたお好み焼き】　とん平　７００円


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　　　　　予想以上の美味さに驚いた。たかが「とん平」だが、そんじょ
　　　　　　そこらの「ポークピカタ」まがいではない。豚肉が上質で甘み
　　　　　　がある上に、何と言っても生地がもちもちしてウマイ。
　　　　　　お母さんに聞くと、昭和３５年創業で、今年５０周年を迎える
　　　　　　とのこと。ひとつの家業を長く続けるというのは素晴らしいこ
　　　　　　とだ。
　　　　　　私だって、この「とん平」だったら、毎週でも食べたい。

　

【お店のデータ】
住所　　堺市堺区南花田口町１－３－２１　　
店名　　「ひかりお好み焼」　　
電話　　０７２－２３３－６３３８


（店の外観）


（とん平君がスタンバイ！）


（卵を薄く広げて・・）


（ソース、マヨ、辛子をぬる）


（できあがり！）