関西お好み焼き総研＋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おこのリターンズ　NO.35
（うさぎやのモダン焼き）



　かつては電気の街「日本橋」へ出向いた際に、新世界まで足を伸ばしたも
のだが、今では専ら落語を聴きに行ったついでにこの界隈をぶらぶらする。

この日も、「動楽亭」（桂雀三郎、団朝、千朝が絶好調）へ行ったついでに
通天閣の下を通り、「うさぎや」へ寄った。店の斜め向かいにはやはりお好
み焼き屋の「スワロー」があり、その隣りには何とジャズＣＤ制作の「澤野
工房」があった。（本業は、げた屋さんらしい）

「うさぎや」も古い店である。店内はカウンターと鉄板テーブル席が３卓ほ
どある落ち着いた佇まい。先代のおかみがバックヤードで材料を揃え、鉄板
の前で眼鏡の若旦那が”焼き”を担当する。
私はメニューを見ながら迷った末、「モダン焼き」を注文した。
　　（今回、ビールは自制）

１）鉄板に中華麺を半玉ほど置き、ソースを少しかけた。
　　金属カップでよく混ぜた生地を丸く広げ、その上に麺を乗せ、残った生
　　地をかける。
２）横で焼いていた豚薄切り肉を乗せて、上下１０分間ほどじっくりと焼く。
３）表に返し、ウスターと中濃の２種のソースをたっぷり塗り、マヨ・かつ
　　お・青のりをかけてから更にソースを垂らした。

【今回食べたお好み焼き】　モダン焼き　７３０円



◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　　　　　表面がカリッと、クリスピーに焼けてなかなかに美味いが、若
　　　　　　干ソース辛い。最後に垂らしたソースは余分だったのではない
　　　　　　か？　ビールを飲む客には、これで丁度かもしれないが・・。

　　　　　　考えてみれば、ソースを「店塗り」する店と「客塗り」する店
　　　　　　がある。大阪ではほとんどが「店塗り」で、神戸では「客塗り」
　　　　　　が多いような気がする。
　　　　　　ビールを飲むかどうかによって、ソースの適量が変わる訳だか
　　　　　　ら、基本的には客の好みで（甘口・辛口を選択して）塗る方が
　　　　　　良いだろう。

　

【お店のデータ】
住所　　大阪市浪速区恵美須東１－１４－５　　　
店名　　お好み焼き「うさぎや」　　
電話　　０６－６６４１－３８４０


（店の外観）


（麺と肉をのせる‥）


（イイ色に焼けた）


（ソースを塗って）


（切ってみると・・）