関西お好み焼き総研＋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おこのリターンズ　NO.25
（元祖ちょぼ焼き本舗の「ちょぼ焼き」）



　考えてみれば、ここは大阪キタ随一の「粉もんの聖地（メッカ）」かもし
れない。阪神百貨店地階にある”スナックパーク”のことである。
お好み焼きの「お好み亭」、たこ焼きの「くくる」、ちょぼ焼き本舗、そし
て阪神名物の「いかやき」が同じ場所で大阪人の小腹を満たしてくれる。
筆者もおやつ代わりに「お好み亭」の洋食焼きをいただくことがある。もっ
ちりとした生地とキャベツのコンビネーションが気に入っている。

今回は、初めて「ちょぼ焼き」を食べてみることにした。ちょぼ焼きという
のは「たこ焼きの先祖」に当たるプリミティブな粉もののことだ。ウィキペ
ディアの解説にはこうある。
『水で溶いたうどん粉（小麦粉）を半円に窪んだ物が並んだ金板に流し、そ
こにこんにゃく、紅ショウガ、えんどう豆他に醤油をいれたりねぎや鰹節を
まぶしたりしたものを、上下２段になった箱型のカンテキ（七輪）で焼いた
もの。大正から昭和初期のおやつ的存在で、子供たちが集まっては各家庭で
つくっていた。』

「ちょぼ焼きレギュラー」の味にはソースとポン酢の２種があったが、迷わ
ず（ソースマヨ味）を選んだ。ちなみに、レギュラー以外にも、ねぎ入りや
もちチーズ入り、そばめし入りなどバラエティがあった。

【今回食べたお好み焼き】　ちょぼ焼き　１２６円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（レギュラー）


◇おススメ度　★★　　（満点は三ッ星）
　　　　　　たこ焼きのルーツだけあって、食感は現代のたこ焼きのそれだ。
　　　　　　とろんとしてダシも効いている。但し、中にタコは入っていな
　　　　　　い。刻んだ青ネギ、こんにゃく、紅生姜などが少量申し訳なさ
　　　　　　そうに入っていた。
　　　　　　これぞＣ級グルメの真髄だろう。安くて、小さくてぺろりと平
　　　　　　らげることができる。
　　　　　　欲を言えば、もっと懐古調の雰囲気（生地をもう少し固くして、
　　　　　　醤油風味を効かせる）で提供してもらいたい。そうすれば、た
　　　　　　こ焼きとは違った個性を主張できそうな気がする。

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区梅田１－１３－１３　阪神百貨店Ｂ１Ｆ
店名　　「元祖ちょぼ焼き本舗」　　
電話　　（不明）



（店の外観）


（こんな風に焼いて・・）


（いただきま～す）