関西お好み焼き総研＋

　「関西お好み焼き総研」とは？

▼ある人が言った。
　「関西人自体が関西の粉もん文化をあまり知ろうとしない傾向がある‥」

　今回改めて、我が（おこ総研）について、その設立趣旨などをお話しした
いと思います。まずお断りしたいのは、この総合研究所は私ジミヘンが個人
的に運営しているバーチャルな団体であり、公的な組織ではありません。
お間違いのないようにお願いします。

インターネット上には「お好み焼き」に関するサイトがたくさんあります。
しかし、そのほとんどは商業的な”お店の広告サイト”であり、製粉会社や
ソースメーカーによる情宣サイトです。
また公式なお好み焼きの組織が開設しているサイトもありますが、その運営
の性格上、無難な”紹介記事”で埋められているのが現状です。

私は純粋に「お好み焼きマニア」による（ある意味で偏向した）サイトを作
ろうと思いました。単なる”ファン”ではなく、”マニア”ですから偏って
いるのはお許しください。
世の中には「ラーメンマニア」によるファンサイトは多く存在しますが、お
好み焼きマニアによる個人サイトはほとんどありません。（広島エリアには
いくつか存在しますが‥）それは、どうしてでしょう？


▼例えば、多くの方は次の言葉に何の違和感も持たないでしょう。
　　「お好み焼きは大阪のソウルフードだ。」
　　「関西のお好み焼きは”混ぜ焼き”だ。」
　　「生地とキャベツと具を重ねて作るのは広島焼きだ。」

ある意味では正解ですが、ある意味では正しくありません。
関西には特色のある「お好み焼き」が数多く存在します。神戸長田系・神戸
生田川系・神戸住吉系・高砂にくてん系・大阪生野系・大阪岸和田浜系・京
都九条系など、その土地に根付いた「ご当地お好み」を形成しているのです。
しかし、今までそういったお好み焼きの多様性や進化について語ったサイト
はありませんでした。


　さて、本題です。かつて、”探偵ナイトスクープ”で話題になった「全国
アホ・バカ分布図」を覚えていますか？　日本地図の上に「アホ（と言う地
域）」と「バカ（と呼ぶ地域）」を色分けしていき、どこが境界線になって
いるのかを研究したバカバカしくも、アカデミックな内容でした。（これは
後に、書籍化され話題になりました。）

私はこれに倣って、関西における「うす焼き・まぜ焼き分布図」　といったも
のを作りたいと思ったのです。学問というのは、突き詰めれば対象とするも
のを「収集」し、「分類」し、「名前」をつけて「整理」し、「未来」を考
察するということです。「関西のお好み焼き」を研究対象にして、これをや
ってみようと思ったワケです。


ふう、一気にしゃべったので、ちょっと疲れました。少しは（おこ総研）の
考えているところを分かっていただけたでしょうか。

今回、「関西お好み焼きＭＡＰ」の試作を行いました。まだまだ、整理でき
ていませんが、これからもっと充実させていく予定です。
皆さんのご意見やアドバイスをお待ちしています。どうぞ、よろしく。


　　関西お好み焼きＭＡＰ（βバージョン）　

　　　　＝＞　http://www.ne.jp/asahi/jimihen/oyaji/oko-map1


　（注）「うす焼き・まぜ焼き分布図」について
　　　　　・（おこ総研）が訪問した店の主要メニューを中心に分類した。
　　　　　・一つのマーク（丸印）が一つの店舗とは限りません。
　　　　　・未訪問のエリアについても、独自調査によってマークを付けた。