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2014年08月25日

カレー料理のバラエティは無限だ!


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                最終号 (2014-8-25)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 この夏、じっくりと研究してきた「ジミヘンのカレーLABO」も、いよいよ最
終回です。
このシリーズを通して、自分が好きなカレーが明確に分かった。
  ・色は黄色いターメリックカラー。
  ・とろみが少ないサラッとカレー。
  ・旨味と甘みとスパイシーさとホットさのバランスがとれたカレー。
  ・具材はなんでも良いが、ナスが入ってトンカツが乗ればベスト。

こんなところでしょうか? 
これからも自分好みの”家カレー”を楽しむと共に、外食するときはやはり
「インデアン」「ミンガス」「サンマルコ」へ通うことになりそうだ。



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 変わりカレーを考察する (その3) 
              ~ カレー料理のバラエティは無限だ!

▼本シリーズの初回で、「住みかの違うカレーたち」を書いた。
カレーは「カレー専門店」「喫茶店」「洋食屋」「インド料理屋」「そば屋」など様々な
場所に住んでいる。
そば屋に入れば、”カレーうどん”が必ずあるし、”カレー丼”だってオンメニューさ
れている。大阪トルコライスのベースには”ドライカレー”を使い、オムライス専門
店ではリクエストに応じて”カレーソース”を掛けてくれる。
家庭料理でも、普通の野菜炒めに飽きたら、味を変えるためにカレー粉を振り入
れる。天ぷらを揚げたときに”カレー塩”を使ってみたら、すこぶる美味だった。
「カレー風味」は、日本人の味覚にすっかり定着した。だから、その応用は無限だ。


        (大阪「グリル北斗星」のトルコライス
         ~ドライカレーが入るスタイルは、堂島「パウゼ」リスペクト系?)

       


▼先日、テレビ番組に”東京カリー番長”なるカレーマニア氏が出演し、自慢のカレ
ーライスを作った。題して「4種の神器カレー」。
最初に「カレーの法則」があると云う。
   (素材+だし)Xスパイス+隠し味=おいしいカレー
そして、長いカレー作りの中で見つけた4種のアイテムが、「ニンニク」「赤唐辛子」
「バター」「砂糖」
であった。
なるほど、スパイスで本物感を出し、出汁や砂糖で日本人の感性を刺激するという
ことだろう。
私ならこう言おう。
    『カレー料理に邪道なし。何でも自分が好きな食材を使えば良い
それほど”カレー”は包容力を持っている料理なのだ。


     (ジミヘン自作の「スープカレー」と「カレーそばめし」)
  

   



兎にも角にも、大阪を中心にしてスパイスカレーが好きな若者がどんどんと増え
ている。
「旧ヤム邸」や「ワルン」のような優秀でユニークな店が多くの客に愛されて、大阪
が「スパイスカレー・タウン」になったら楽しいだろう。
従来、大阪の名物は「粉もん」「てっちり」「串カツ」だったが、これからは「粉もん」
「(愛がけ)スパイスカレー」「串カツ」
になるかも知れない。



長らくご愛読いただきましてありがとうございました。
今回で「ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!」は終了です。
もうしばらくして、秋風が立てば”カレーの季節”から、またまた「お好み焼きの季節」
へと戻ります・・。(笑)





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【発行者】  ジミヘン   jimihen@a-net.email.ne.jp
           (メール送信のときは、@を小文字にしてください)
        関西お好み焼き総研+
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Posted by ジミヘン at 07:45Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年08月18日

インド飯(めし)と「ハラール」について


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第11号 (2014-8-18)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

大阪・福島に「手食割引き」をしているユニークなアジアン料理店がある。
カレーやミールスを現地のように手で食べたら、50円割引きしてくれるら
しい。日本人店主が考えたサービスだが、私も死ぬまでに一度でいいか
ら”手食カレー”を体験したいものだ。

考えてみれば「にぎり寿司」や「おにぎり」やスペアリブBBQなど、手でつ
かんで食べる料理は美味しさを倍増させるような気がする。



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 エスニックカレーを考察する (その3) 
              ~ インド飯(めし)と「ハラール」について

▼カレーを研究する中で「ビリヤニ」の存在を知った。タイ料理に”ジャスミンライ
ス”があるように、インドには”バスマティ・ライス”という上質な長粒米がある。
それを丁寧に炊き込んだビリヤニはスパイシーで、とてもウマイらしい。
「これは間違いない」という先入観で食べたが、(結果として)小生の口には合わ
なかった。数店食べただけでギブアップするのは些か残念なので、機会があれ
ば、これからもチャレンジしてみたい。


       


ビリヤニの作り方を調べていて、気になったのが米を茹でる「湯とり法」という調
理法だ。日本では粘り気のあるジャポニカ米を釜で炊くが、インドではやや固い
インディカ米を大量の湯に浸して茹でる。
ビリヤニの場合、茹でたライスを更に肉類やスパイス、ハーブなどと重ね合わせ
て蒸し焼きにするらしい。かなり手間がかかる料理なので、ビリヤニを常時出す
店が少ないのもうなづける。


       ◆ビリヤニの作り方(Youtube動画)
          =>
 ハイデラバード・チキン・ビリヤニ


▼「ビリヤニ」という言葉はペルシャ語の「炒めた」「焼いた」から来ているとのこと。
つまりそのルーツはイラン(ペルシャ)辺りにあり、イスラム教の布教と共に世界
に広まった
。東へ進み、インド・スリランカ・パキスタンなどの「ビリヤニ」になり、
東南アジア地域の「ビリヤニ」になった。ひょっとすると「ナシゴレン」もその親戚か
もしれない。
一方、西へも伝播し、「ピラフ」や「パエージャ(パエリア)」になったようだ。

日本人にあまり馴染みのないイスラム教であるが、最近「ハラール」というワード
をよく聞くようになった。
「ハラール」とは、アラビア語で「許された」を意味する。反対の「ハラーム」は禁じ
られたこと。飲食だけではなく、金融や男女の関係などにもこの区別がある。
コーランでは食べることを禁じられるものとして、「死肉、血、豚肉」などをあげる。
牛・鶏・羊でも、神の名を唱えながらムスリムが鋭利な刃物でのどを切り、血を抜く
方法によって処理された肉だけがハラール。(後略)
                               (朝日新聞の記事より)

ああ、ムズカシイ。イスラム教徒は酒を飲まない。豚肉もラードも使わない。ラマダ
ンの期間中は陽が沈むまで断食をして、教徒としての信仰を表す。
一方、我々日本人は、信心深いがほとんどが多神教の国民であり、「禁忌となる
食物」はないに等しい。だから、ビーフカレーもポークカレーもチキンカレーもマトン
カレーも、何だって食べられる。
アア、シアワセ。



次回は、いよいよシリーズの締めくくりとして「様々なカレーのバラエティ」を紹介
することにしましょう。



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Posted by ジミヘン at 07:41Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年08月11日

大阪スパイスカレーは和風エスニック料理だった


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第10号 (2014-8-11)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 ネットの話題にこんなものがありました。
究極の美容食はカレー! 幸せホルモンが豊富に入ってる
ホンマかいな? カレー好きの記者が適当に書いた記事では?

「カレーには別名“幸せホルモン”と呼ばれる“セロトニン”が多く含まれて
いる。
セロトニンの95%は、脳ではなく“腸”から出ていることが研究で判明し
ている。さらに、腸からセロトニン分泌指令を出すのに最適な食品は、
“カレー”であるとされている。」

うむ、まだ信じきれないが、いづれにしてもカレーを食べれば、ハッピー
になれるってことは分かる。



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 今どきのカレーを考察する (その3) 
              ~ 大阪スパイスカレーは和風エスニック料理だった

▼結局、「大阪スパイスカレー」とは何ぞや? つらつらと考えてみた。
かつて札幌のラーメン店主は味噌汁とラーメンを合体させ、また東京のパスタ屋
の店主はスパゲティに昆布茶と醤油を混ぜ、たらことイクラをトッピングした。
ことほど左様にわが国では、外来料理に旨味を足し、自分たちの舌に合う料理
にアレンジした。そんな長年の工夫によって、和風洋食・和風中華が広がってい
き、現在に至っている。

同様に欧風カレーに飽き足らない若者が、和風の出汁とエスニックカレーのドッ
キング
を考えた。通常の欧風カレーは野菜類やフォンドボーなどで旨みと甘み
を出すが、そこへ鶏ガラスープやだし昆布・かつお節のスープを加えることを始
めた。
これが、言ってみれば「味噌ラーメン」や「和風パスタ」のようなブレークスルーに
なり、大阪スパイスカレーが誕生した。私はそう考える。


       (今どきの大阪スパイスカレー:ボタニカリーとツキノワカレー)
   


▼進化系のカレースタンドと何が違うのか? それは油脂や小麦粉を使ったカレ
ールウをベースにしないで、本場のエスニックカレーへのリスペクトの上に立って
いる点だろう。自然と粘度が低いサラッとしたカレーになり、薬膳スープのように
ヘルシーな料理へ変化してゆく。

本来、野菜スープに香辛料を混ぜ合わせた”カレー”は超健康食である筈だが、
油脂で固めた家庭用のルウが一般的になり、高カロリーな食事になった。
今どきのスパイスカレーは、極力油や小麦粉を使わずにスープを作り、玄米や
インディカ米などを合わせる。インド人が暑い中で元気に働いている原動力をそ
こに見たのかもしれない。
つまり、大阪スパイスカレーとは「日本人が好きな旨味と、エスニックカレーのス
パイス感・ヘルシーさ」
を合体させた和風エスニック料理であった。


次回は、インドの炊き込みご飯”ビリヤニ”など「インド飯(めし)」を考察すること
にしましょう。



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Posted by ジミヘン at 07:28Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年08月04日

これからの「関西のカレーシーン」を考える


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第9号 (2014-8-4)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 カレーライスを食べる時、気になるのが「カレーとライスの位置関係」だ。
シンプルなカレー+ライスの場合は、ライスを必ず左側に置きたい。その
方が断然食べ易いだろう。
カツカレーの場合は、ライスを奥に盛り、上にカツ。そしてルウは手前だ。

しかし、最近のトレンドは、こんもりとお椀型に盛るライスが多くなった。
この場合は、周辺にルウを流し込もう。そして、流行の「あいがけ」がある。
真ん中にライスを盛ってせき止め、両側に2種のルウを掛ける。
時代は少しづつ動いている。



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 伝統カレーを考察する (その3) 
              ~ これからの「関西のカレーシーン」を考える


▼「豪華なカレー」って何だろう? 「究極のカレー」って何だろう?
それは食べる人によって様々だ。ビーフステーキをのせても、絶品チャーシュー
を乗せても、特に感動することはない。
”泣ける映画”風に云えば、幼い頃に食べた”おふくろカレー”が最高、ということ
になるのであろうが、それもカレーという料理の本質を語ってはいない。

ビーフカレーが美味いという評判を聞いて、塚口にある老舗カレー店「アングル
を訪れた。噂の「特選ビーフカレー」をいただいたが、ごく当たり前の欧風カレーだ
った。それはこういうことだろう。 「アングル」のカレーを食べようと訪れる地元の
ファンは事前にイメージが出来上がっている。例えば、私がインデアンへ向かう道
すがら舌なめずりしているように・・。
アングルのビーフカレーが最高だと思っている客に、大阪のXXスパイスカレー店
が一番だなんて言っても、何の意味もない。

所詮、味覚に客観性はない。自分が最高だと思う料理が「サイコー!」なのだ


       (「アングル」の特選ビーフカレー)
   


▼さて、これからの”関西のカレーシーン”を考えてみよう。
常識的に考えれば、古い伝統的なカレースタンドはしっかりと生き延び、今どきの
(和風エスニックカレーとしての)スパイスカレー店も伸長するだろう。
それは関西の「ラーメン・シーン」と全く同じである。古いものを残しつつ、今日も
また若者が路地裏に新店を開業する。

カレー屋ビジネスのハードルの低さは驚くほどである。昼だけカレー、週に一度だ
けカレー、事務所の2階でカレーなどが現れる。バーや居酒屋の二毛作営業は当
り前、友達を集めての「カレーパーティー」のような店がどんどんと増える。
だから、この内容でこの値段をとるのか?という”なんちゃってカレー”を出す店が
多いのも事実。ブームになるというのは、そういうことだ。


       (神戸「ロンドン」のビーフカレーは、インデアン・インスパイア系か?)
       


カレーショップは”遊び”の延長でよいと思う。
フレンチや和風割烹のように10年間も修行する必要はない。自分の感性の赴くま
まに面白いカレーを創作すればよい。
生き残るかどうか? それは自然淘汰の原則によって、お客が決める・・。


次回は、再度「大阪スパイスカレー」の本質と意義について考えることにしましょう。



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【発行者】  ジミヘン   jimihen@a-net.email.ne.jp
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Posted by ジミヘン at 07:41Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年07月28日

中華料理店のカレーライスを考える


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第8号 (2014-7-28)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 暑いですね~。 異常としか言いようがありません。
この週末、「芦屋サマーカーニバル」があったので、屋台をひやかしに
行った。

最近は、屋台の粉もん(たこ焼き、お好み焼き)比率が相対的に低下し、
代わって「鶏から揚げ」や「フランクフルト」などのガッツリ系が増えてい
るような気がする。
(しかし、焼きそばは相変わらず健闘していましたね。)

ご当地グルメ・コーナーに「高砂にくてん」を発見して、いただきました。
やはり、”夏祭りにはソースたっぷりのお好み焼き”が似合う。


   



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 変わりカレーを考察する (その2) 
              ~ 中華料理店のカレーライスを考える

▼中華料理店のカレーライスについて、過去に何度かレポートした。
神戸「杏花村」のカレーは悪魔のように熱く、天使のように旨かった。また、「香美
」のカレーライスはスタッフの賄い食のようにシンプルでホッとする一皿だった。

そもそも、本来の中華料理にカレー粉を使った料理はない。
すべては”アレンジ大国”日本で創意合体し、育まれた和風中華料理なのだろう。
中華カレーライスの作り方は至ってシンプルだ(と思う)。鶏ガラスープ+豚肉+
玉ねぎを基本にして、カレー粉・醤油・塩・胡椒などで味を付け、水溶き片栗粉で
とろみをつける。
これはあくまでも私の想像であるが、プロの中華料理人であればものの3~4分
間ほどで作れるかもしれない。


   (「杏花村」のカレーライス)           (「香美園」のカレー)
  



▼調べてみると東京にも中華屋カレーがあった。
神楽坂「龍公亭」のカレーライスは、海鮮類が入ったちょっぴり豪華なもので、東
京の文人に愛されてきたらしい。
また六本木「香妃園」や神保町「新世界菜館」のカレーライスは、神戸庶民店の
カレーライスに近いものであるが、値段はやはり東京プライスである。

冒頭で、中華にカレー料理はないと云ったが、考えてみれば、八角や丁子、肉桂
など漢方に使われる香辛料はインド、東南アジアのスパイス&ハーブと共通項が
多いので、案外似たような料理があったのかもしれない・・。

いづれにしても、「カレー」は世界中のあらゆる料理を取り込み、別世界へと誘う
チャーハンにカレー粉を混ぜると「カレーチャーハン」、
ラーメンにカレー粉を混ぜると「カレーラーメン」、
焼きそばにカレー粉を混ぜると「カレー焼きそば」になる。
”カレー”は実に偉大だ


          (ジミヘン自作のカレーチャーハン)
       



次回は、カツカレー以上に「豪華なトッピングカレー」を紹介することにしましょう。




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Posted by ジミヘン at 07:43Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年07月21日

グリーンカレーは恐ろしいほどに美味い


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第7号 (2014-7-21)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 テレ東の番組「世界の秘境で大発見!日本食堂」には、いつも感動させ
られる。今回はインドが舞台だった。この地で日本食堂を営む杉本さんは
高校生のときインドを旅行し、路上生活をする子供たちを見てショックを受
ける。
彼らを救いたいという一心で彼の地へ渡り、日本語教師を経て今、食堂で
多くの貧しい人を雇い入れ、その家族が生活できるように腐心している。
杉本さんのぶれない気持ちに感動した。

その店で一番の人気メニューは日本流の「カレーうどん」だという。
インド人がカレーうどんを食べる姿を初めて見たが、偏見がなくてまたまた
感動してしまった。


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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 エスニックカレーを考察する (その2) 
              ~ グリーンカレーは恐ろしいほどに美味い


▼かれこれ14年間ほども続けているホームページでも紹介したことがあるが、
こんなに美味いものが世の中にあったのか!」のマイベスト3は次の通り。

1)中学生の時、海外赴任する父親を見送りに出かけた東京で食べた「鯵のタタ
  キ」。衝撃的な美味さだった。当時から酒飲みの素質があったようだ。
2)会社に入った頃、カウンターバーでつまみに出てきたマカダミアナッツ。濃厚な
  旨味のナッツに悩殺された。
3)’86年頃、東京・新宿のアジアン料理店でタイ風「グリーンカレー」と出会った。
  甘くて激辛の清冽なカレースープに衝撃を受けた。こんなウマイものが世の中
  にあったんや! ショッキングな夜だった。


           (ジミヘン自作の「ナスのグリーンカレー」)
          



▼東南アジアの各国には様々なカレーがあるが、そのほとんどは我々日本人が
カレーだと呼んでいるだけで、その実際はご当地の”スープ”であるようだ。

例えば、グリーンカレーは「タイ料理のゲーンと呼ばれる多様な汁物の中で、香
辛料を利かせた料理を外国人向けに便宜上カレーとして呼称している。ゲーン・
キャオ・ワーンとはタイ語で汁物・緑・甘いを意味する。」
同様に、レッドカレー・イエローカレーも然りである。これらの特徴はココナッツミル
クとナンプラー、その他の香草を用いること。得も言われぬ風味に仕上がる。


▼最近、グリーンカレーは家庭でも美味しく食べられる。つまり、レトルトや缶詰の
カレーの品質が向上しているのだ。
レトルトグリーンカレーの食べ比べをしたことがある。結果は「ヤマモリのグリーンカ
レー
」が小生の好みに一番合った。堂々たるマイベスト・グリーンカレー賞に輝いた。


      (レトルト・グリーンカレーを食べ比べてみた)
   

             => → 食べ比べレポート


また、一大旋風を巻き起こしたのが「いなばのタイカレー」ミニ缶シリーズである。
いなば食品がタイで現地生産したカレー缶が美味くて安いと大評判を呼んだ。
品物によっては、100円程度で売られている。
”ヤマモリ”も”いなば”もヒットの秘密は、本場タイで本物の味を追求したというこ
とだろう。それだけ、我々国民の味覚が本物を求めているということだ。


次回は、不思議な魅力を発散する「中華屋カレー」を考察することにしましょう。



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【発行者】  ジミヘン   jimihen@a-net.email.ne.jp
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Posted by ジミヘン at 07:46Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年07月14日

神戸における”今どきカレー”


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第6号 (2014-7-14)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 「究極のカレー 関西版」(ぴあムック)という新刊雑誌を読んでみて、
残念に思ったのは内容が大阪エリアに偏向している点だった。

グルメブロガーというのは(自分も含めて)出没しやすいエリアで食べ歩
き、その中で順位をつける。【関西】究極のカレーアワード・グランプリと
称しているが、その実は「大阪エリア・グランプリ」なのでは・・・?



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 ■ジミヘンのカレーLABO
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 今どきのスパイスカレーを考察する (その2) 
              ~ 神戸における”今どきカレー”

▼大阪から火がついた「スパイスカレー」ブームであるが、当然に神戸や京都に
も飛び火した。今回は神戸におけるカレー事情を概観してみたい。

大阪のカレー激戦区は、谷町四丁目・本町・西天満・中津といったどちらかとい
えばビジネス街にある。ランチタイムにサラリーマンやOLが、うまくて早く出てく
る「カレーでも食いに行こうか・・」となるからだろう。
一方、神戸の聖地として「元町3丁目」と「磯上公園」が名乗りを挙げている。
元町3丁目は先にレポートした「マンドリル」や、神戸キーマカレーの「元町通り
3丁目」、本場インドカレーの「インダスレイ」「PUJA」などが密集する。
磯上公園には根強いファンを持つおシャレ系「サトナカ」、あいがけカレーの「あ
ゆむんやカレー」があったが、この6月に大人気カレー店「パルフェ」が出店して
一気にカレーの激戦区になった。


          (「サトナカ」のチキンカレー)
       



▼神戸のカレーと言えば、かつては「インド料理店のカレー」が人気であったが、
最近は「サヴォイ」と「パルフェ」が話題の中心になる。
シンプルなビーフカレー1本で勝負するカレースタンド「サヴォイ」は、昔ながら
のジャズバーの雰囲気を残す神戸らしい店だ。ややトマト感が強いカレーは万人
向きであり、何といっても650円也というプライスが市民の支持を得た。
後発の元町路地裏系「パルフェ」は若い経営者が、思いきったワンコイン・カレー
でアピールした。おシャレで美味くて、コスパ最高のチキンカレーは瞬く間に評判
を呼び、支店が次々とオープンしている。


      (「サヴォイ」のビーフカレー)       (「パルフェ」のチキントマトカレー)
   


数店舗を食べ歩いただけで大阪と神戸の「カレーの地域性」を語るのはおこがま
しいが、私の感想はこうだ。
大阪では、ラーメンをラーメン専門店で食べ、カレーをカレー・スタンドで食べるの
に対し、神戸では、ラーメンは中華料理店で食べるものであり、カレーは洋食屋か
インド料理店で食べてきた
。拠って、神戸には昔からラーメン専門店やカレー・ス
タンドがほとんどなかった。
そういった意味から言えば、「中華料理店のカレーライス」に神戸の特徴が出てい
るのかもしれない。いづれ、取り上げてみたい。


次回は、夏になったらどうしても食べたい「タイ風カレー」を考察することにしましょう。



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Posted by ジミヘン at 07:46Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年07月07日

カツカレー理論について


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第5号 (2014-7-7)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 深夜テレビ「ごぶごぶ」で、ロンブー淳が例の”お子ちゃま舌”を披露した。
大阪のカレー屋をめぐり、どこのカレーも「カライ、カライ!!」と悲鳴をあげ
た淳は、星の王子様カレーでも食べていれば良いものを、スタッフが面白が
って色んな有名店のカレーを食べさせる。

今回は小生が好きな「ミンガス」のカレーだったが、ここのカレーは意外にス
パイシーだから、案の定撃沈した。


         (梅田「ミンガス」のチキンカツカレー)
       



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 伝統カレーを考察する (その2) 
              ~ カツカレー理論について

▼「カツカレー理論」をご存知だろうか?
カレーが好き、トンカツも大好き。だったら、カレーにトンカツを乗せた”カツカレー
”は最強のメニューになる。好物 X 好物=大好物。「そんなもん、おいしいに決ま
ってるやろー」ということになる。これが「カツカレー理論」らしい。

ご多分にもれず、私も根っからの「カツカレー大好きオヤジ」である。カレー外食に
おける”カツカレー比率”は、70%ほどになるだろう。ミンガスでは100%、ココイチ
でも80%ほど、そしてサンマルコでは50%ほどか? 残念なのはインデアンの”0
%”だ。インデアンのメニューにカツカレーがないから・・。
いつも考えているのは、インデアンのカレールウをテイクアウトして、市販のトンカ
ツを乗せて、特製のカツカレーにしてみたいという夢だが、今だに実現していない。

そんな夢をちょっぴり叶えてくれるのが、本町にあるカレー専門店「白銀亭」さんだ。
最初は甘くて、やがて辛さが襲ってくる”ツンデレ系甘辛カレー”に揚げたてのカツ
が乗る。インデアン+カツカレーの夢を抱いているファンは、夢心地になること請け
合いだ。


            (本町「白銀亭」のトンカツカレー)
          



▼普段使いのカツカレーは阪神電車梅田駅そばにある「ミンガス」が良い。最高
のカツカレーをいただける。つまり、”うまい、早い、安い”。これ以上の庶民派グ
ルメはない。
カウンターに座り、「ポークカツカレー」とコールすると、おばちゃんは大きな皿に
ご飯を盛り、カットしたポークカツを置いて黄金色をしたルウをたっぷりと掛ける。
付け合わせは「白菜のピクルス」だ。インデアンはキャベツのピクルス、ミンガス
は白菜ピクルス。これは大阪に勤めるサラリーマンの常識だ。
阪神タイガースファンに人気があるのが「勝玉カレー」。ポークカツに温泉卵と茹
でたホウレンソウがついている。甲子園球場へ出陣する前にこのカレーを食べ、
帰りには「六甲おろし」を高らかに歌うのだ。


          (強烈なビジュアルだった神戸「マルシェ」のカツカレー)
       


最後に、カツカレーの盛りつけについて一言だけ言わせてほしい。
カツカレーの”カツ”は、ルウで汚すな!ということ。つまりカレールウを掛けてか
らカツをトッピングしてほしい。できれば奥にこんもりと盛ったライスにカツを乗せ
。そうすればキレイな状態のカツを一切れづつ選びながら食べることができる。


次回は、神戸にも広がっている「今どきのスパイスカレー」を考察することにしま
しょう。



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Posted by ジミヘン at 07:53Comments(2)カレーLABOマガジン

2014年06月30日

全国のご当地カレーを考える


   


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           関西お好み焼き総研+(プラス) 

       ジミヘンのカレーLABO ~夏はやっぱりカレーだ!

                第4号 (2014-6-30)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

ネット上で、「カレーに生卵は是か非か?」という論争があった。
私から見れば、こんなバカげた議論はない。庶民料理に正解も、邪道もな
い。
卵かけごはんやすき焼きには生卵を使うのに、カレーに乗せるのは気持ち
が悪いという者がいる・・。 どういうこと? 

私は大好きな”インデアン”へ入り、正々堂々と告げる。
「カレーレギュラー 卵入り、全卵で!



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 変わりカレーを考察する (その1) 
              ~ 全国のご当地カレーを考える

▼以前、ココイチで「金沢カレー」を食べたことがある。確か、そういったフェアを
実施していたが、余り話題にはならなかった。
金沢カレーとは、ごく普通のカツカレーの横に千切りキャベツが添えられ、大抵
の場合、ステンレスの皿に盛られ、先割れスプーンで食べる。今の我々から見
れば、単なる「カツカレーの亜流」に映る。

3年前のB-1グランプリ姫路大会を訪れた際、「奥美濃カレー」(郡上味噌を使
用)が出店していたと記憶するが、ご当地カレーというのはどうも地味だ。
ラーメンや焼きそばに比べると特徴を出しにくいし、地元の名物料理にし難いよ
うだ。


         (ココイチの金沢カレー)
       

                   


ご当地カレーを調べてみると、有名なものでは「横須賀海軍カレー」、秋田県「
あいがけ神代(じんだい)カレー」、「門司港の焼きカレー」などがある。
地元ではそれなりの思い入れがあるのだろうが、わざわざ出かけて行って食べた
いとは思わない・・。(汗)

大阪に”ご当地カレー”はあるのか? 多くの人が、ナンバ「自由軒」の名物カレー
を推すかもしれないが、小生は首を傾げる。
むしろ、インデアンに代表される「甘くて、やがて辛さがやって来るツンデレ・カレー
の方が大阪を代表するカレーだと思う。
それは丁度、大阪のご当地ラーメンに「神座(かむくら)のおいしいラーメン」を推挙
したい気持と重なる。
地元民は改めて意識しないが、水や空気のように自然になじんでいる(病みつき系)
ローカルフードである。


         (「得正」の甘~いカレー丼)
       



ところで、ご当地カレーはレトルトカレーで盛りあがっているようだ。
つまり、ごく普通のカレーにご当地の特産品をぶち込めば”ご当地レトルトカレー
になるという訳。
例えば、広島のかき、仙台の牛たん、甲州のワインビーフ、飛騨牛、神戸のぼっか
け、豊後のきのこ等など。この手の候補生は無限にあるだろう。


次回は、俺たちの最強メニュー「カツカレー」を考察することにしましょう。



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Posted by ジミヘン at 07:49Comments(0)カレーLABOマガジン

2014年06月23日

エスニックカレーの多様性


   


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                第3号 (2014-6-23)

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 皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

 「月曜から夜ふかし」風に言えば、「インド料理店にネパール出身者が多
くいる件
」。
我が国のインド料理店で働いているスタッフにネパール出身者が多くいる
らしい。理由は、ネパール本国では仕事がなく、海外への出稼ぎに頼って
いるからとのこと。
「カトマンドゥカレー PUJA」のようにネパールカレーを看板にする料理店
が、今後増えてゆくのだろうか?


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 エスニックカレーを考察する (その1) 
              ~エスニックカレーの多様性

▼カレーの本場と言えば「インド」だが、その周辺国にも似たようなカレー料理が
存在し、地理的或いは宗教的な理由などにより特徴がある。

・インド  ・・・ カレーのルーツはインドだと言われるが、インドに「カレー」という
          料理はない。英国人がインド料理をカレーと総称したらしい。
          北部ではパン(ナン、チャパティ)を添え、南部では米を主体にす
          るところは中国の地域特性と似ている?
・スリランカ ・・ 肉、魚、野菜を使った多彩なカレーがあるが、一種類のカレーに
          は一つの食材が原則だという。


          (大阪「ワーサナ」のスリランカカレー。チキンカレー&レンズ豆カレー)
          


・ネパール ・・ ダルバート=ご飯+豆のスープ+野菜料理+漬物の定食が基本。
 
・タイ   ・・・  ほとんど生のスパイスとハーブを石臼で叩いてつぶして使う。 
          ココナッツミルク、ナンプラー、パクチー、唐辛子は欠かせない。
・ミャンマー ・・ 肉や川魚の煮込み料理。インド、中国、タイ各国料理の影響。


いづれも、スパイスとハーブをふんだんに使うところに特徴があるが、宗教によっ
て禁忌の食材があるので、わが日本のように”何でもあり”という訳にはいかない。


          (大阪「ナンタラ」の南インド料理。巻物状のドーサが面白い。)
          



▼ここ数年、インド料理店が増えているように思う。それは全国的な傾向であり、
大阪で見ても顕著である。理由としては、日本人の本物志向に加えて、IT業界
などでインド人エンジニアの来日が増えているためだと言う。

私にとって、インドのカレー=”ナン”の魅力だ。甘くてオイリーなパンに夢中にな
ったのはいつの頃だろう? 昭和40年代には、神戸の「ゲイロード」などでナン+
カレーを食べていたように思う。
大阪駅前ビルの「ミラ」もかなり古い店だ。ランチで利用したり、時には家族で会
食をした。

本場志向のファンが増えるにつれ、南インド料理のミールスや、インド風炊き込
みご飯ビリヤニなどが知られるようになる。そんな話題もいづれ取り上げていき
たい。


次回は、札幌スープカレーのようにその地域で愛されている「ご当地カレー」を考
察することにしましょう。



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Posted by ジミヘン at 07:33Comments(0)カレーLABOマガジン