「おこ総研」のサイトマップ
「おこ総研」のアルバム一覧
おこのミシュラン一覧表 ・・・ おススメ店の一覧表(場所別)
関西お好み焼きMAP  ・・・ 「うす焼き・まぜ焼き分布図」

2009年11月04日

ふるさと@阪神尼崎駅

                                   おこのミシュラン 100店目達成!
(「ふるさと」のミックス焼き)



 わが心の”ふるさと”である尼崎「ふるさと」さんを、記念すべき(おこ
のミシュラン)の100店目
に紹介しましょう。もうかれこれ30年ほども
通っている。 

阪神尼崎駅を降り、中央商店街を少し行くと右手に「どさんこラーメン」が
あり、その2階部分がお好み焼き「ふるさと」だ。階段を昇ると、細長く延
びたスペースが広がっている。格子の衝立で仕切られた鉄板テーブル席が7
卓ほど並び、その横にはオープンなテープル席がやはり7卓ほどある。更に
小さな座敷席もある。意外に広いオオバコ店だ。

私が座るのは、間仕切りで仕切られた目立たないテーブル席だ。最初に冷え
たビール(キリン大瓶)を注文し、「ミックスお好み焼きを‥」と告げる。
ここは、”自分焼き”の店だから自分のペースで、ゆっくりとくつろぐこと
ができる。


1.鉄板に油をひき、豚バラ肉を並べて焼く。いつものクセだ。(別焼き方式
 金属カップに入った生地と他の具材(イカ、タコ、小海老)に卵を混ぜ、
 肉の上にきれいにかぶせる。なぜか楕円形に広げるのが、”わたしの流儀”
 である。ぼてぢゅうの影響かもしれない。
2.そのままじっくりと、4~5分間焼き、裏返す。この店では大きなテコが
 2本と小さなテコが1本出される。だから、大テコ2本で裏返し、整形す
 る。この後は、じっくりと待つ。私は夕刊紙をゆっくりと広げる。
3.3~4分が経ったら再度裏返して仕上げにかかる。ソースをたっぷりと塗
 り、粉かつおと青のりを振る。マヨは塗らない。さあ、いただきましょう。



【今回食べたお好み焼き】 ミックス焼き 850円
■生地    相当にやわらかい生地は、玉子感が強い。
■トッピング 豚肉、イカ、タコ、小海老が入る。イカの風味が良い。
■味     いわゆる大阪風「ふわ系」のまぜ焼きだ。素直に美味い。
        自分焼きなので、大きさや厚さを加減できる。火加減も好み
        で調整するので、思い通りの焼きあがりになる。GOOD!
■ソース   甘口と辛口のソースが2種。
■店の雰囲気 今となってはかなり昭和レトロな店であるが、この商店街の
        雰囲気にぴったりと合っている。
■コスパ   ごく普通に庶民店価格を維持している。ちなみに階下の店の
        ラーメンや餃子も注文が可能。
      


◇おススメ度 ★★★  (満点は三ッ星)
      (筆者行きつけの店)

      冷静に評価するのは困難だ。私の秘密の「隠れ家」だから‥。
      拙著「おやじのための自炊講座」にも、この店が登場する。ち
      ょっと、引用してみる。

     『さて、仕事を早々に片づけてB級グルメ旅へ出発だ。まずは、
      「ふるさと」のお好み焼き。大阪に勤務しているときに、毎週
      のように通った馴染みの店だ。いつものミックスお好み焼きと
      瓶ビールを注文。フワフワの柔らかい生地とキリッと引き締ま
      ったソースの風味が絶妙だ。飽きのこない絶品お好み焼き、シ
      アワセ2号。』



【お店のデータ】
住所  尼崎市神田中通2-18-7
店名  お好み焼き「ふるさと」  
電話  (不明)



(店の外観)


(混ぜカップがやってきた)


(最初に肉を焼いて・・)


(生地を鉄板に広げる)


(そろそろ、焼きあがったようだ)


(ふっくらして、うまそ~う!)


(2種のソースを塗って・・)


(いただきま~す)

  

Posted by ジミヘン at 08:08Comments(4)お好み焼き 兵庫県

2009年10月30日

にしむら@兵庫県芦屋市

                                         おこのミシュラン 99店目
(「にしむら」の豚玉)



 帰宅途中に、ついつい立ち寄ってしまうお好み焼き店がある。それが、「
にしむら」さんだ。阪神打出駅を南へ5分ほど歩いたところにあるこの店と
は、かなり長いお付き合いになる。

以前はおばちゃんがお好み焼き店をやり、おっちゃんが隣りで小さなスナッ
クをしていたが、数年前に壁を取り払って、一体化してしまった。「なんで、
一緒にしたん?」と聞くと、「わたしら、もう歳やから」との答えが返って
きた。老夫婦が一緒に協力して店を続けたいということだろう。

この日は、大阪で旧友と飲んだ後に訪れた。「いらっしゃい」と、いつもの
ように迎え入れてくれる。本当のおふくろのような気がする。夜の10時を
回っているので、客は私ひとり。
瓶ビール(キリン中瓶)と豚玉を注文して、数え切れないほどの回数を見て
きたおばちゃんの焼き方をながめる。


1.鉄板上に、固まりラードを落とす。ラードはすぐに溶け出す。そこに、キ
 ャベツを混ぜ込んだ生地を丸く置く。酒を飲む客が多いので、かなり小ぶ
 りだ。豚バラ肉を数枚並べてから、たっぷりの天カスを乗せる。これが店
 一番の特徴だ。
2.じっくりと両面を焼く。途中、ラードを足した。
 6~7分ほど焼くと、表面がカリカリになって、美味しそうな色になった。
 長田の名品「ばらソース」をたっぷり塗り、粉かつおと青のりを振って、
 できあがり。いただきま~す。



【今回食べたお好み焼き】 豚玉 400円
■生地    ダシの風味が効いたふわふわの生地。キャベツはかなり小さ
        い粗みじん切り。
■トッピング 豚肉と天カスだけ。他に余計なものはのせない。
■味     いわゆる「天カス系」のお好み焼きなので、外はカリカリで
        中はふっくら。ラードの香りと相まって、文句なしに旨い。
■ソース   阪神地区では珍しく、「ばらソース」をずっと使っている。
■店の雰囲気 満席の客を見たことがない。いつも、広すぎる店内の鉄板の
        前に座って、おばちゃんとおしゃべりしながら食べる。
        ”心のオアシス”のようにホッとできる庶民店だ。
■コスパ   改めて驚いたが、豚玉=400円はすごいかもしれない。
      

◇総合評価 ★★☆  (満点は三ッ星)
     (筆者行きつけの店)

      ほとんど身内のような店なので、客観視することはできない。
      ○十年前に、この店で長田の地ソース「ばらソース」と衝撃的
      な出会いをした。まさに奇跡的な邂逅だった。
      口に含んだとき、何と表現して良いのか言葉が見つからないほ
      ど不思議な風味に、私は完全に恋してしまった。
      この店には本当に感謝している。恋人にめぐり会えた場所だか
      ら‥。
      改めて(おこ総研)の標語を唱和しよう。
           「近所のお好みが一番うまい!」


【お店のデータ】
住所  兵庫県芦屋市浜町5-11
店名  お好み焼き「にしむら」  
電話  0797-31-8002



(店の外観)


(おばちゃん、こっちを向いて!)


(ラードと天カスが、お好み焼きをおいしくする)


(焼きあがった!)

  

Posted by ジミヘン at 08:08Comments(2)お好み焼き 兵庫県

2009年10月28日

海園@JR明石駅

                (おこのミシュラン 98店目  目標の100店達成まで、あと3店!)
(海園の豚玉)



 私が加古川に単身赴任をしている時、ひんぱんに通った店を久しぶりに訪
れた。JR明石駅のすぐ南側にある「海園(かいえん)」という庶民店。
観光客が訪ねる店ではない。近所のおばちゃんたちが、”普段使い”する店
である。 

奥へ向かって細長い形をした店は、かなり狭い。左右に鉄板テーブル席が2
卓ずつあるだけ。一番奥に焼き台があって、おばちゃんがそこで焼いてくれ
る。店は狭いけれど、すごく落ち着く。そして、私がいちばん気に入ってい
るのは、この店の冷え冷えの「ビール」だ!
暑い季節は、この「ビール」を目当てに店へ出かけた。ごく普通の瓶ビール
だが、『ハンパなく』冷え冷えなのだ。いつものように豚玉を注文してすぐ
に、ビール(キリン中瓶)をグビグビする。プハーッ! ああ、ウマイ!
なんてうまいビールなんだろう!


しばらくして、お好み焼きが運ばれてくる。この店の豚玉には、茹でたじゃ
がいもとコンニャク
が入っている。ご当地は「高砂にくてん」文化圏に入っ
ているのかもしれない。



【今回食べたお好み焼き】 豚玉 630円
■生地    ダシの風味が効いたふっくらとした生地。キャベツはざく千
        切りか?
■トッピング 豚薄切り肉と茹でたじゃがいも・コンニャク。
■味     改めてこの店の味を語るとなると、冷静さを欠いてしまう。   
        ふわっとしているし、豚肉もじゃがいもも良い仕事をしてい
        る。しかし、一言でいうなら「懐かしい味」だ
■ソース   甘口と辛口の2種のソースが卓上にある。ブラザーソースだ
        ろうか?
■店の雰囲気 アットホームで落ち着ける雰囲気だが、大抵いつも空いてい
        る。どうしてだろう?
■コスパ   駅前立地にしてはコスパは良いだろう。
      

◇おススメ度 ★★☆  (満点は三ッ星)
      (筆者行きつけの店)

      実を言うと、当研究所のブログ「関西お好み焼き総研」のプロ
      フィール欄で使用している写真は「海園」さんのソース壷です。
      数年前に撮影をして、大事にしている写真なのです。
      何が大事かって? そう、甘口ソース+辛口ソースという2つ
      のソース壷を置いているのが、神戸以西の大きな特徴だと思っ
      たからです。(汗)
      私の「関西のお好み焼き研究」の原点になっている店かも知れ
      ません。


【お店のデータ】
住所  明石市大明石町1-5-9 
店名  お好み焼き「海園」  
電話  078-913-0233



(店の外観)


(おばちゃんが焼いてくれる)


(豚玉がやってきた)


(おいしそうだ!)


(2種のソースを塗って・・)

  

Posted by ジミヘン at 08:24Comments(0)お好み焼き 兵庫県

2009年10月23日

ぎゅんた@JR六甲道駅

     現在、読者アンケート 「2009おこ-1グランプリ」を実施中です。
     投票をよろしく! => http://okosoken.osakazine.net/e224196.html

                                         おこのミシュラン 97店目
(ぎゅんたの「いかすじかす玉」)



  以前、グルメ番組「魔法のレストラン」で紹介されたとき、面白そうな店
だなと思った。特に元気はつらつな女店主が印象に残った。
「ぎゅんた」の本店は尼崎にある。創業40年を超える古い店らしく、そこか
ら甲子園店や今回訪れた六甲道店が支店として生まれた。

JR六甲道駅で降り、北口へ出る。商業施設や図書館があって、賑やかだ。
私は地図を片手に、線路に沿った道を東方向へ真っ直ぐに歩いた。大きな道路
をひとつ超えてすぐ、左手に「ぎゅんた」の看板があった。ずいぶんと辺鄙な
場所に支店を作ったものだ。
店内に入ると、テレビで馴染みのある顔があった。「今日はアツイねえ」、気
さくにおしゃべりが始まる。私は店の人気メニューである「いかすじかす玉」
とビール(アサヒ中瓶)を注文して、焼き方を見る。


1.ゆるい生地を丸く引き、大量の千切りキャベツをひとつかみ乗せる。(ここ
 までは広島風に酷似している
 粉かつお、青ねぎ、天かすを振り、生いか・牛すじ肉・油かすを無造作に置
 いていく。かなり大量のトッピングだ。

 更に上から生地を回しかけ、その状態で5分ほど待った。
2.裏返して更に7~8分ほども焼いただろうか? 私は店主とおしゃべりをし、
 また他の客が入店して賑やかになる。店主は、娘がインディーズで吹き込ん
 だ歌を聞いてくれ、と言って店内に流した。(大きな娘さんがいるようだ)
3.さて、焼きあがったようだ。店主はソースを塗って、私の許へ運んでくれた。
 私は粉かつおと青のりを振る。ずいぶんとボリュームがある。いただきます。



【今回食べたお好み焼き】 いかすじかす玉 950円
■生地    かなりやわらかい生地だ。キャベツは1センチ幅のザク千切り。
■トッピング いか・すじ・かすがたっぷりと乗ったが、すじの風味は余り感
        じなかった。つまり、いかの存在感と、かすの風味が際立った
■味     いわゆる”尼崎南武庫之荘系”の「のせ焼き」である。かつて
        訪問した「茶利」の焼き方によく似ているが、「ぎゅんた」の
        方がボリュームがあって、ワイルドな楽しさがある。具だくさ
        んなので、鉄板焼きを食べているような気になる。
■ソース   やや甘めのソースが1種。途中で、この店の自家製「ヤンニョ
        ン」
(韓国風辛タレ)をかけると、味の変化が楽しめる。
■店の雰囲気 店内左側に大きな鉄板があり、周囲に10脚ほどのカウンター
        席。右側には4~6人がけの鉄板テーブル席が2卓ある。
        グループでワイワイ言いながら、酒と鉄板焼きを愉しむ店だ。
■コスパ   さて、どうだろう? 夜型店なので、単価はやや高めのようだ。
      


◇おススメ度 ★★☆  (満点は三ッ星)
      兵庫県臨海部における「薄焼き」の分布は、実に面白い。
      赤穂~高砂の間は「薄焼き」で、神戸市長田・生田川・住吉も
      「薄焼き」。そして、県最東部の尼崎南武庫之荘エリアがやは
      り「薄焼き」だった。
      これを読み解くキーワードは、「一銭洋食(にくてん)」と「
      韓国風の辛いタレ」であろう。昔懐かしい焼き方と、韓流文化
      がからみあって、現在の複雑な分布図を形成している。

      だから、「関西のお好み焼き」はおもしろい!

【お店のデータ】
住所  神戸市灘区弓木町3-2-5   
店名  お好み焼き「ぎゅんた」六甲店  
電話  078-842-1422



(店の外観)


(複雑なレイアウトの鉄板・・)


(ワイルドに乗っけ盛り)


(焼きあがった。酒はチューハイに進んでいる)


(自家製ヤンニョンを落として‥)


  

Posted by ジミヘン at 08:07Comments(4)お好み焼き 兵庫県

2009年10月16日

えみちゃん@神戸・生田川

                                         おこのミシュラン 95店目
(「えみちゃん」のすじぶた焼き)



 「斉元(さいもと)」「京屋」など、知る人ぞ知る名店がひしめき合う
戸・生田川系
の老舗を、もう1店紹介しましょう。 
場所は、阪神高速神戸線の生田川出入口の近く。今回は三宮からぶらぶらと
歩いて行くことにした。神戸国際会館の前の通りを東方向へ10分ほど行く
と、生田川にぶつかる。そして、橋を渡ると、左手の市営住宅の1階に「え
みちゃん」の看板が見つかるだろう。

店内に入ると、懐かしい昭和の雰囲気である。やさしそうなおじちゃんと、
しっかり者のおばちゃんが迎え入れてくれる。奥にやや小さな焼き台が据え
られ、手前に4人掛けの鉄板テーブルが3卓ある。
私はメニューの中から「すじぶた焼き」とビール(キリン中瓶)を注文して、
おばちゃんの焼き方を見る。


1.白い生地を鉄板に丸く引き、その上に千切りキャベツをひとつかみ載せる。
 更にスジコン、豚バラ肉、青ネギなどを置き、上から大量の生地を回しか
 けた。他の店よりも生地の分量が相当多い。
2.火力が強いのだろう、すぐに裏返してテコで整形する。ここからが意外に
 早かった。何回かひっくり返し、トータル5分ほどで焼きあがった。
 おじちゃんがチリトリ(そばすくい)で私の鉄板に運んでくれる。
3.私は甘と辛の2種のソースを塗ってから、かつお粉と青のりを振った。



【今回食べたお好み焼き】 すじぶた焼き 500円
■生地    かなりとろとろ系の生地だが、ベーキングパウダー?が効い
        ているのか、べちゃっとした嫌味はない。
        キャベツはやや細いザク千切り。
■トッピング かなり細かいスジコンと豚薄切り肉
■味     「さいもと」さんと比べて、相当に加水率が高い。至近距離
        の店同士なのに、こんなにも個性の違いがある。実に面白い。
        食べ進む内に、底面がいい具合にカリッとなって風味が増し、
        更においしくなった。  
  
■ソース   どこのソースだろう? プリンセスか、ブラザーか?
        途中で味に飽きてきたら、卓上の壷に入っているヤンニンジ
        ャン
をかけてみる。辛いんだけれども、旨みが増す「マジッ
        ク・ソース
」だ。
■店の雰囲気 店内はゆったりとしていて、居心地が良い。
■コスパ   文句なしのC/P優良店だ。「ぶた焼き」「すじ焼き」は、
        400円という安さ。おまけにビール中瓶も400円だった。
      

◇おススメ度 ★★☆ (満点は三ッ星)
      筆者にとって、神戸・生田川系と住吉系の2流派は、特別な存
      在になった。キャベツ感が際立った”のせ焼き”、そして牛ス
      ジ肉と辛いソースが創りだすワイルドな旨さ! 
      今回の「えみちゃん」では、スジコンの美味さに唸った。すじ
      の脂身が舌の上で、プルンプルンと色気たっぷりに踊る。

      「地元のお好み焼き屋が一番うまい!」、そんなことをつぶや
      いてしまう。ノスタルジーに浸れる店だった。


【お店のデータ】
住所  神戸市中央区南本町通6丁目
店名  お好み焼き「えみちゃん」  
電話  078-291-0376



(店の外観)


(ちょっと小さめの焼き台)


(もう、焼き上がった!)


(おいしそうだ)


(甘いソース、辛いソース、一番奥にヤンニンジャンの壷)


(生地が”とろとろ”)


(「マジック・ソース」で、ヒーヒー言おう!)

  

Posted by ジミヘン at 08:07Comments(2)お好み焼き 兵庫県

2009年10月09日

いりちゃん@神戸・新長田

                                         おこのミシュラン 93店目
(「いりちゃん」のオムそば)



 神戸エリアでは、焼きそばのことを「そば焼き」と呼ぶ。どうしてそうな
ったのかは、よく分からない。
今回、「そば焼き」の名店として人気が高い新長田・丸五市場の「いりちゃ
ん」を訪れた。六間道商店街から少し北に入ったところにあるこの市場も、
ご多聞にもれず、シャッター店が目立つ。震災によって住人が減少し、市場
も寂しくなった。
市場の西口から入って少し行くと、店頭でおばちゃんが大量のそばを焼いて
いた。この店は「そば焼き」の専門店だから、ただひたすらにそばを焼く。

店内には4人がけのテーブルがひとつあるだけ。つまり、この店はテイクア
ウト主体の店のようだ。そして、メニューは至ってシンプル。そば焼き(大)
(中)とミックスジュースの3つだけ。
しかし、ブロガーさんのレポートによれば、オプションとして「オムそば
が食べられるとの情報を得た。今回は、これを注文することにする。


1.鉄板に油を垂らし、豚薄切り肉を焼く。次に、中華そば(普通の蒸し麺)
 を大量にのせて一緒に炒める。10人前ほどもあるだろうか?
2.おばちゃんは、テコで麺を広げては大きくまとめ、再度広げて焼き付ける。
 実にていないな作業だ。このワザにこそ、名店の”ヒミツ”が潜んでいる。
 最後に細い千切りキャベツを大量に(ほとんど麺と同量くらい)投入して、
 豪快に混ぜ合わせた。手馴れた工程を、おばちゃんは黙々と続ける。
 (残念ながら味付け作業を見逃してしまったが、塩・胡椒・味の素か?)
3.卵1個を鉄板に広げて、そば焼きを適量乗せた。これをクルクルと巻いて
 皿に盛り、私のテーブルにやって来た。
 私は、卓上のソース2種(甘口とどろソース)をかけた。この店では、客
 が自分の好みで、ソースを「後がけ」する。いただきま~す。



【今回食べたお好み焼き】 オムそば(中) 420円
                 (内訳:そば焼き(中)370円+卵50円)

■生地    麺はごく普通の中細麺。キャベツはかなり細い千切りで、こ
        れがこの名店の”ポイント”だ。量も多いし、質も良い。
■トッピング 豚肉と少量の青ねぎのみ。 余計なものを足さないところが
        スゴイ! 抑制が効いている。
■味     ブロガーさんたちが口を揃えて言っているように、あっさり
        としていて少しもの足りないが、するすると喉を通る。
        際立ったところはないが、”全体調和の凄み”を感じる。

■ソース   卓上に、兵庫区の地ソース「ブラザーソース」が2種置いて
        ある。
■店の雰囲気 いわゆる市場のテイクアウト店だ。気取らない庶民店。
■コスパ   中盛りでも相当なボリュームがある。コスパは良し。
      

◇おススメ度 ★★☆ (満点は三ッ星)
      キャベツのシャキシャキ感が良い。麺もべたついていない。
      実に清々しい「そば焼き」だ。ギリギリの薄味に抑えているか
      ら、食べ飽きない。心憎い”B級グルメ”だ。
      こってりした料理なら月に1度で充分だが、この店の「そば焼
      き」なら週に3回はOKだ。
      例えて言うなら、キャベツ感を楽しむ「キャベツ焼き」の焼き
      そばバージョンである。”旨くて、安くて、しかもヘルシー!
      平凡にして、非凡なる「下町の逸品」だった。    

【お店のデータ】
住所  神戸市長田区二葉町3-10-11 丸五市場内
店名  そば焼き「いりちゃん」  
電話  078-641-2341



(店の外観)


(大量のそばを焼き、‥)


(卵を広げて、そばを乗せる)


(さあ、やってきました!)


(ソースは、自分でかける‥)


(丸五市場の西側入り口)

  

Posted by ジミヘン at 07:59Comments(2)お好み焼き 兵庫県

2009年10月02日

ゆき@神戸・新長田

                                         おこのミシュラン 91店目
(「ゆき」の豚玉)



 新長田の人気店「ゆき」が改装オープンしたと聞いて、訪ねてみることに
した。場所は地下鉄の駒ヶ林駅から北東へ2~3分歩いた商店街の入り口に
ある。
店内に入って驚いた。アレーッ! 昔と変わっていない。おかしいな。数ヶ
月前に店の前を通ったとき、確かに改装工事中だった筈だが。水周りとか空
調設備とか、そんなところを直したのかな‥。
気を取り直して(?)、今回は「豚玉」とビール(キリン中瓶)を注文した。
一銭洋食風の「のせ焼き」の聖地である”新長田”で、この店は混ぜ焼き
出すと言う情報を仕入れたからだ。どんな混ぜ焼きなんだろう。興味津々だ。


1.いつもの黄色いTシャツを着たおやじさんが焼いてくれる。店の一番奥の
 焼き台で焼くので、手許はよく見えない。
 キャベツを混ぜた生地を鉄板に広げて、豚バラ肉を並べている。
2.相当に火力が強いのか、数回返してものの4~5分で私の鉄板にやってき
 た。こんがりと美味そうに焼けている。
 私は甘口のソースを全面に塗り、更に激辛のソースを少し足した。
 粉かつおと青のりを振ってからいただきます。



【今回食べたお好み焼き】 豚玉 500円
■生地    なるほどふっくらとした生地だ。キャベツはみじん切りか?
■トッピング 豚肉がカリカリに焼けている。「カッリカッリやど!」(ザ
        ブングル風に)
■味     大阪焼きに限りなく近い。ダシが効いたやわらかい生地は玉
        子感が強くて、うまい。
 天かすは少ないようだ。   
■ソース   兵庫区の地ソース「ブラザーソース」を使用。ブラザー”お
        好みソース”と”どろからソース”は店内でも販売していた。
■店の雰囲気 鉄板テーブル席が5卓ある。昭和レトロを感じる店内は落ち
        着ける。
■コスパ   豚玉のポーションは大阪の店の2/3くらいか? 小さいの
        でビールのアテにピッタリだ。
      

◇おススメ度 ★★☆ (満点は三ッ星)
     「そばめし」や「ぼったこ」(タコとぼっかけ=すじコンが入っ
     たたこ焼きにだし汁がかかる)で有名なこの店で、”豚玉”を食
     べるのは、ちょっと場違いかもしれない。
     この日、九州から来たという3人組みは「そばめし」や「ぼった
     こ」を楽しそうに食べていた。店主のおやじさんが、やさしく食
     べ方を指南している。壁の写真を見ると、TOKIOのメンバー
     が店内で食べている様子が写っていた。へぇ! スゴイ!

     この店は、「みずはら」と並ぶ新長田のフラッグシップ店かも知
     れない。おやじさん、おばちゃん、いつまでも伝統を守ってくだ
     さいネ!


【お店のデータ】
住所  神戸市長田区久保町4-2-5
店名  お好み焼き「ゆき」  
電話  078-631-5117



(店の外観)


(落ち着いた店内)


(焼けました。表面がカッリカッリやど!)


(どろからソースも、塗ろう)


(中はふっくらです・・・)


  

Posted by ジミヘン at 08:17Comments(0)お好み焼き 兵庫県

2009年09月23日

富士屋@阪神住吉駅

                                         おこのミシュラン 88店目
(富士屋の「生すじ焼き」)



 「神戸住吉系」の人気店「富士屋」を再訪した。場所は、当研究所がレジ
ェンド店に選んだ名店「すえちゃん」から北方向へ少し行った場所にある。
とにかくいつも満員の大繁盛店だ。近所の常連さんがカウンターの前を固め
ているので、私は大抵 鉄板のないテーブル席で食べることになる。
この日は開店直後に入店したのだが、とにかく店内は戦場のようだった。

予約の弁当の箱折が山のように積まれており、おまけに店内では若者十人ほ
どがビールを飲みながら、おばちゃんの手が空くのを待っていた。おばちゃ
んは、申し訳なさそうな顔で「こんな状態やけど、待ってくれるかな?」
訊いた。折角ここまでやってきたのだ。「ああ、いいですよ。生すじ焼き
1枚焼いて」と返して、私は文庫本を広げた。
いつもは2人で焼いているらしいが、母親が今朝米国へ旅立ったとのことで、
おばちゃん一人が鬼の形相で焼いていた。焼きそばを10人前(?)焼き、
そばめしを10人前焼いた。次は店内の若者のためにちゃんぽんの焼きそば
だ。ああ、忙しい。セミ・オープン形式の店だから、客もおばちゃんも汗が
噴出す。
さて、どうやら私のお好み焼きを焼く番が回ってきたようだ。じっくりと観
察する。

1.生地を(透けるくらい)薄く引き、ザク千切りのキャベツをひとつかみ置
 く。青ネギを散らしてから、味付けこんにゃくをたっぷりと載せた後、ダ
 イナミックに生すじ肉をドカンと盛った。スゴイ! 見事な絵だ。
 更に上から生地を回し、4~5分放置した。
2.その間にも、おばちゃんは獅子奮迅の活躍である。モダン焼きを焼き、ま
 たまた焼きそばを焼く。どうやらこの店では、そば系の注文が7~8割も
 あるように見える。

 私のお好み焼きは裏返してから10分間ほど放置された。生すじにしっか
 りと火を入れている。
3.おばちゃんは思い出したようにひっくり返して、私の目の前に移動させた。
 私は甘いソースをたっぷりと塗ってから、どろソースを1周回し、粉かつ
 おと青のりを振った。おいしそうだ。いただきま~す!



【今回食べたお好み焼き】 生すじ焼き 700円
■生地    「すえちゃん」と同様、とろとろ系の生地と、1センチ幅の
        ザク千切りキャベツ。
■トッピング 驚くほどたっぷりの新鮮「生すじ肉」が、十個以上も載った。
■味     トロンとした生地に歯ざわりの良いキャベツがからみ、更に
        味わい豊かな「生すじ」が自己主張する。

        充分に鉄板で焼かれた「すじ肉」は、焼肉屋で食べているよ
        うな錯覚に捉われる。香ばしくて、めっちゃウマイ!
■ソース   兵庫区の地ソース「ブラザーソース」を使っているようだ。
■店の雰囲気 広い焼き台鉄板とテーブル席が2卓の庶民店。いつも元気が
        いい飲兵衛たちの声で満たされている。
■コスパ   下町の庶民店だから、コスパ良し。今回の「生すじ焼き」を
        大阪・東京で食べたら倍以上はするだろう。
      

◇おススメ度 ★★★  (満点は三ッ星)
      いやあ、待った甲斐がありました。とにかくスゴイ店だ。
      素朴でワイルドな焼きパフォーマンスは、名店の条件である。
      大人しい「すえちゃん」とは、また違った魅力を発散している。
      言わば、元気印の居酒屋系と呼べるかも知れない。

      生すじ焼きは、京都の「よっちゃん」でもいただいたが、今回
      はその圧倒的なボリューム感に感動した。やはり、「神戸住吉
      系」はスゴイ!


【お店のデータ】
住所  神戸市東灘区住吉宮町2-17-3 
店名  お好み焼き「富士屋」  
電話  078-811-1466



(店の外観)


(ゴロゴロと、生のスジ肉が乗った)


(どんどんと焼いていく)


(ついに焼けた。スゴイ迫力だ!)


(チョーうまそう! いただきま~す)

  

Posted by ジミヘン at 08:11Comments(0)お好み焼き 兵庫県

2009年09月16日

ひろちゃん@神戸・新長田

                                         おこのミシュラン 86店目
(ひろちゃんのすじ焼き)



 JR新長田駅に降り立った。今、話題になっている「鉄人28号」を最初
に見に行くことにする。駅から南西へ3~4分歩くと、なるほど巨大な像が
立っている。しかし、頭部がまだ乗っていない。完成はもう少し先のようだ。
話を聞くと、このキャラクターの生みの親である漫画家横山光輝氏が神戸市
の出身だということで、”KOBE鉄人PROJECT”がスタートした。
多少「ムリヤリ感」を感じるが、町の活性化のために頑張ってほしいと思う。

さて、今回は長田の人気店「ひろちゃん」を訪ねてみよう。正午前だという
のに店内は近所の常連客で一杯だった。噂に聞く通り、相当な人気店である。
私は定番の「すじ焼き」とビール(アサヒ中瓶)を注文して、焼き方を観察
する。と、言ってもオーソドックスな「長田焼き」の焼き方であるが‥。


1.生地を(透けるほど)薄く引き、粉かつおを振る。その上に青ネギが混ざ
 ったキャベツをひとつかみ乗せ、”すじコン”をたっぷりと置いた。
 更に生地を垂らしてから裏返す。少し押さえながらじっくりと焼く。
2.店主のおばさんは陽気だ。常連さんとおしゃべりをしながら、どんどんと
 焼いていく。豚ネギ焼きやら、タコ焼きそばやら、忙しい忙しい。
 さて、私のすじ焼きは、結局10分ほども焼いた。ていねいな仕事ぶりだ。
3.目の前にやって来たお好み焼きに甘口と辛口の2種を塗り、粉かつおと青
 のりを振った。楽しみだ。いただきま~す。


【今回食べたお好み焼き】 すじ焼き 600円
■生地    「長田焼き」特有の粘り気のある生地である。今回は、やや
        しんどく感じた。キャベツは細い目の千切り。
■トッピング すじコンはコンニャクの量がかなり多い。うまい。
■味     10分間もていねいに焼いてもらったが、筆者の好みである
        ”サックリ感”がなくて、重い。これが伝統なのだろうが‥。
■ソース   甘口、辛口、激辛の3種を出してくれた。これこそ、神戸風
        の楽しさ。
■店の雰囲気 明るい店内は居心地が良い。近所のおばちゃん達の溜まり場
        になっている。
■コスパ   どうだろう? 一般的な価格設定のような気がする。
      

◇おススメ度 ★★ (満点は三ッ星)
      久しぶりの長田風は正直言って、重たく感じてしまった。
      最近、大阪の”ふわとろ系お好み焼き”を食べ続けていたので、
      違いが際立ったのかもしれない。
      ある客が「大貝の焼きそば」を注文した。私の目は、大貝にク
      ギ付けになった。大振りでジューシーな感じ。アア、あれを食
      べたい。次回は絶対にあれだ!
    

【お店のデータ】
住所  神戸市長田区腕塚町3-5-2
店名  お好み焼き「ひろちゃん」  
電話  078-621-4282


(店の外観)


(生地をうすく引いて、キャベツを‥)


(しっかりと焼く)


(さあ、焼けました!)


長田に出現した鉄人28号

  

Posted by ジミヘン at 08:00Comments(0)お好み焼き 兵庫県

2009年09月13日

ぼてぢゅう@阪急西宮北口

                                         おこのミシュラン 85店目
(ぼてぢゅうのオムそば)



 西宮ガーデンズの最上階にあるシネコンで映画(サマーウォーズ)を見た。
ネット社会と大家族を描いた風変わりな作品であったが、日本アニメの質の
高さを再認識させる意欲作だった。
さて、ランチをどうしようか?  ビルの4階に「ぼてぢゅう」があること
を思い出して、入ってみることにした。

思った以上におシャレで、高級感あふれる内装だ。BGMは例によって軽い
JAZZ。鉄板テーブル席が10卓程度並んでいるが、驚いたことに”電熱
式”のプレート
だった。これは珍しい。
”ぼてぢゅう”で食べるのは実に久しぶりだ。昔、中之島の「ぼてぢゅう総
本家」で”オムそば定食”をよく食べていたことを思い出す。
そうだ! それでいこうと思い、「オムそばセット」(オムそば+ごはん・
味噌汁)を注文した。値段は高いが、食後にドリンク(私はアイスコーヒー)
が付いた。
焼き手はセミ・オープンキッチン形式の鉄板で焼いてくれる。しばらくして、
オムそばがやってきた。


【今回食べたお好み焼き】 オムそばセット 1,100円
■生地    麺はやわらかい中太麺で、ウマイ。しかし、キャベツにはや
        や難があった。
■トッピング 分厚い目の豚肉。花かつおと青のりは卓上に置いてある。
■味     第一印象はソースの色が薄いということ。食べてみると、や
        はり味が薄い。私は卓上のソースを足しながら食べ進んだ。
        そして、焼きそばを包んでいる玉子は、ふわとろ感がない。
■ソース   オリジナルソースが1種類。マイルドで、やや酸味が強い?
■店の雰囲気 すばらしく良い店だ。北新地の高級店に迷い込んだよう。
■コスパ   うむ、高い。家賃が高い上に、内装の減価償却費が‥!?
      

◇おススメ度 ★★  (満点は三ッ星)
      不満な点はいくつかあったが、私は久しぶりにリッチな気分
      なった。空調の効いた静かな雰囲気が気に入ったし、接客も良
      かった。
      後は、料理に”魂”を入れてほしいと願う。
      私は中之島店(西宮店と系列が異なるようだが)のやや小汚い
      店内と庶民的な「オムそば定食」(たっぷりのソースにケチャ
      ップ・マヨ・練り辛子のラインが鮮やかだった)を同時に思い
      出していた。もう一度、食べてみたい。


【お店のデータ】
住所  西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ4F
店名  NOMI*YAKI DINING「ぼてぢゅう」  
電話  0798-61-0044



(店の外観)


(キレイな店内)


(電熱式の鉄板が並ぶ)


(オムそばがやって来た)


(セットが揃いました)


(ちょっとソースが少ない?)


  

Posted by ジミヘン at 08:28Comments(2)お好み焼き 兵庫県