関西お好み焼き総研＋

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－２　その他－無国籍

（珉珉ミンミンのジンギスカン）



　世の中は「スマートフォンブーム」であるが、私の関心は電子書籍端末に
ある。小さな端末に書籍を１０００冊ほど入れて戸外へ持ち出せば、楽しい
世界が待っているような気がする。ｉＰｏｄがＣＤやＭＤを駆逐したように
いずれは紙の書籍の半分ほどが電子書籍に取って代わるだろう。
ということで、梅田の紀伊国屋書店でソニーの端末（Ｒｅａｄｅｒ）のデモ
を見る。文庫本サイズの端末は薄くて軽くて、なかなか好印象だ。後は、販
売書籍を増やして、価格を半分くらいに安くしてもらえれば良いのだが‥。

さて、ビールが飲みたくなったので曽根崎の路地裏に建つ「ミンミン」へ行
くことにした。梅田で喉が渇いたときに頭に浮かぶのは焼きとりの「正起屋」
であり、庶民中華の「珉珉」である。

通いなれた店に入り、カウンターに腰かける。さて、「餃子一人前とジンギ
スカンとビール」。いつものようにお姉さんにコールする。いつも同じよう
な注文ばかりだ。（他の客も同じようなものだろう）

ビールで喉を潤していると、最初に餃子がやってきた。薄い皮がパリッと焼
けて、中の餡と酢醤油が絡まって、うなるウマサだ。
次に「ジンギスカン」が登場。今回はおぼこい顔をした若いお兄ちゃんが作
ったのでいつと少し雰囲気が違う。さて、どんな出来上がりだろうか？

【今回食べたＢグルメニュー】　ジンギスカン　６３０円？
　　　（後で気がついたが、ジンギスカン定食５００円の方が安かった）


【レビュー】
　　　　　　うむ、うまい！　やっぱりこの店のジンギスカンは旨い！
　　　　　　ラム肉と玉ねぎを炒めて、甘辛いタレを回しかけただけのよう
　　　　　　に思うが、他になにかワザがあるのかもしれない。
　　　　　　このメニューは味が濃いので、ビールかご飯が必須だ。

　　　　　　今回は少し”焼き”が強かったので、初めて酢をかけてみた。
　　　　　　すると、何ということでしょう！（大改造！ビフォーアフター
　　　　　　風に）　すばらしい料理に大変身した。
　　　　　　ああ、ウマイ。次にちょっとラー油を乗せてみた。これも良い。
　

◇おススメ度　★★★　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区曽根崎２－１３－１９
店名　　「珉珉 曽根崎店 」　　
電話　　０６－６３６１－３５１５


















（う～ん、いい匂い）


（いただきます）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－２　その他－無国籍

（「仔羊料理 羊小屋」のジンギスカン丼（大盛））



　「ジンギスカン」をランチで食べられる店を探していたら、この店を見つ
けた。店名は「仔羊料理　羊小屋」。関西では珍しい羊肉料理の専門店だ。
昼は、ジンギスカン丼やカツ定食を出し、夜になるとジンギスカン鍋を提供
しているようだ。

地下鉄南森町駅を降り、天満宮の脇を抜けるように商店街を南下する。天一
（天神橋筋一丁目）のアーケードが途切れ、お好み焼きの名店「甚六」が現
れる。更に２～３分歩くと、左手に目指す店があった。
店に入ると途端に”ジンギスカンのケモノ臭”がした。昨夜の鍋ディナーの
残り香であろう。”男の野生本能”を刺激する香りである。
店内は清潔な喫茶店風のインテリア。カウンター席が数席と、テーブルが５
～６卓ある。これなら女性のグループでも気軽に入れる。

私はメニューの中から「ジンギスカン丼（大盛）」を選んで注文した。ネッ
ト情報によると、丼（並）だとややボリューム不足だと指摘されていた。

フライパンで肉を焼く音が厨房から聞こえ、間もなく丼が私のテーブルに運
ばれた。おお、見事な＜大盛り＞だ！　ご飯が山になっているので、＜山盛
り＞という方が当っている？　コンソメスープもついてきた。早速、ラム肉
からいただいてみよう。

【今回食べたＢグルメニュー】　ジンギスカン丼（大盛）　６５０円


【レビュー】
　　　　　　「うむ、やわらかい肉だ！」　
　　　　　　テレビで見る可愛い子ちゃんレポーターが口にする感想を思わ
　　　　　　ずつぶやいた。
　　　　　　やわらかくてラム肉の甘い香りがする。ノー文句の美味さだ。
　　　　　　タレはサラッとした甘辛醤油ダレで、あっさりとしている。
　　　　　　最初はちょっと物足りなさを感じたが、食べ進むにつれて、丁
　　　　　　度良い塩梅になった。

　　　　　　それにしても、ご飯が多い。食べても食べても減らない。並盛
　　　　　　りで良かったな。
　　　　　　後半戦は肉の上に一味唐辛子をたっぷり振って変化を加えた。
　　　　　　できることなら牛丼屋の紅生姜のように、漬物（燻製たくあん、
　　　　　　胡瓜ピクルス）か何かがあれば助かる。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区天神橋１－３－７　　
店名　　「仔羊料理 羊小屋」　　
電話　　０６－６３５３－３６６０


















（卓上のメニュー）


（さあ、できました）


（ＯＨ！　大盛り！）


（いただきま～す）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－２　その他－無国籍

（「天狗」のカルビ丼）



　神戸・西元町で偶然「焼肉丼」を食べてより、他にも同様の店があるのか
気になった。そして、ネットでこの店を知った。阪急東通り商店街の中ほど
にある焼肉丼専門店「天狗」という店だ。

８月２９日は「焼肉の日」だということで、大阪まで出かけることにした。
（単なる言い訳‥）　店頭に食券販売機があり、まず”店内”か”持ち帰り”
のどちらかを選択する。面倒だ。次にメニューの中から一番人気の「カルビ
丼」を選び出す。食券を持って店内に入ると、かなり狭い。奥に向かってカ
ウンターが伸び、１０脚ほどのイスが並んでいる。
食券を受け取ったお姉さんは網の上に肉を広げて焼き始める。この工程が入
るので、牛丼よりもコスト高になるんだろう。ランチタイムは、スープとサ
ラダがサービスで付いた。肉が焼ける間に、スープ（ネギと胡麻のみが入っ
た透明なスープ）とサラダ（キャベツにマヨ系ドレがかかったサラダ）が先
に配膳される。壺に入ったキムチは取り放題だという。

間もなくして「カルビ丼」がやってきた。やや広口の丼に思ったより多くの
肉が乗っている。私は丼の中にキムチをたっぷり入れて、食べ始める。

【今回食べたＢグルメニュー】　カルビ丼（ランチセット）　５９０円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カルビ丼・スープ・サラダ・キムチ）

【レビュー】
　　　　　　ほとんど期待していなかったせいか、肉が意外にもウマイ！
　　　　　　国産牛使用を謳っているだけあって、肉質はしっかりしている。
　　　　　　ただ、タレが甘すぎる。ベリー・ベリー・スイートなタレだ。
　　　　　　私は唐辛子の瓶を探したが見当たらず、キムチ（これも相当甘
　　　　　　い）をまぶして食べることにした。

　　　　　　滋賀県の湖北米を使っているというご飯は、ごく普通だった。
　　　　　　さて、後半戦はキャベツサラダを丼の上にのせて食べる作戦を
　　　　　　思いついた。これが、ズバリ大正解。脂っこい肉をさっぱりし
　　　　　　たサラダが緩和して美味しくいただくことができた。



◇おススメ度　★★☆　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区堂山町４－１２　　　
店名　　焼肉丼「天狗 梅田東通り店」　　
電話　　０６－６３６３－２３３５


















（最初に、スープとサラダ・・）


（誰のサインだろう？）


（整いました！　てぐっち？です。）


（持ち上げてみると、こんな感じ）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－２　その他－無国籍

（「えびすや」の焼肉丼）



　西元町界隈をぶらぶら歩いていると、焼肉のイイ匂いが漂ってきた。腹が
グーッと鳴った。今回は”ぶらり訪問型”の食レポートである。

ＪＲ三ノ宮駅から西へ長く伸びる高架下商店街は、とにかくディープな通り
である。小さな服飾の店や雑貨の店が軒を連ねているが、西へ行けば行くほ
どシャッター通りになっていて、”取り残された町”のような雰囲気が漂う。
今回発見した店は、高架下通りの西の端にあった。
店名は「焼肉丼専門店　えびすや」となっているが、看板は模造紙にマジッ
クインキで書いた簡素なものだった。

店頭に炊飯器が３つ並び、湯気と共に甘いご飯の香りをまき散らしている。
なんだか、台北の”伝統市場”に迷い込んだようで、楽しくなる。
３坪ほどの広さの店内にはカウンター席が８席ほどある。メニューは「焼肉
丼」の並と大盛、みそ汁（５０円）と生ビール（２８０円）だけ。
私は「焼肉丼（並）」を注文した。さて、どんなものが出てくるのか？　お
っかなビックリである。

【今回食べたＢグルメニュー】　焼肉丼（並）　４８０円


【レビュー】
　　　　　　焼肉丼は思ったより、うまそうだ。レタスとキムチも載ってい
　　　　　　る。「国産和牛使用」を謳っているだけあって、肉質は悪くな
　　　　　　い。悪くはないが、全体的に個性がない。個人的には玉ねぎを
　　　　　　一緒に炒めてほしかった。

　　　　　　ピリ甘辛タレは紛れもなく市販のタレだろう。（違っていたら
　　　　　　ゴメンナサイ）　平凡ではあるが、それは敢えて平凡を狙って
　　　　　　いるのだと思う。若者が好む味の平均値を狙っているのだ。
　　　　　　（ワンコイン・ランチにこんな辛口コメントを寄せている筆者
　　　　　　はちょっと可笑しいのかも‥。）

　　　　　　帰り際に店主と話をした。飲食店のスタッフを長く勤めた彼は
　　　　　　「和牛の仕入れルートがあったので、この店を始めたんです」
　　　　　　と言った。気負わずに、ガンバッてほしいと思う。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　神戸市中央区元町高架下３－２８７
店名　　焼肉丼専門店「えびすや」　　
電話　　（不明）



















（さて、出来たようです）


（持ち上げると、こんな感じ）

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－１　その他－エスニック

（「ヒマラヤ」のスーパーホットチキンカレー）



　大阪でインドカレーとナンを食べたくなったら、とりあえず駅前ビルへ向
かう。第１ビルの地階には「ミラ」があり、第２ビルの地階には「ヒマラヤ」
がある。噂によると、この２店は姉妹店らしい。

ランチタイムに「ヒマラヤ」を再訪した。以前、食べたマトンカレーが印象
に残っていたので、「マトンカレーのランチセットはありますか？」と訊く
と、今日の日替わりカレーは”スーパーホットチキンカレー”で、明日水曜
日がマトンカレーになります、との答えだった。
残念！　仕方がない。今日はホットなチキンカレーをいただくことにしよう！

改めてメニューを見ると、「チキン」「キーマ」「野菜」のカレーセットが
各々７００円で、日替わりカレーセットが８００円、そして盛りだくさんな
インドランチが９００円という構成になっている。思ったよりバラエティが
少ないが、いずれのセットにもナンと食後のドリンクが付くので、そこが高
ポイントである。
しばらくすると、日替わりセットが運ばれてきた。実に素早い調理だ。
大きなナンとカレーだけのプレートなので、ちょっと素っ気ない。ややサビ
シイランチに見えた。（小さなサラダが欲しかった）

【今回食べたＢグルメニュー】　日替わりカレー　８００円
　　　　　　　　　　　　（スーパーホットチキンカレー＋ナン＋アイスチャイ）


【レビュー】
　　　　　　最初にスプーンでカレーをすくう。いわゆるレッドペッパー系
　　　　　　の辛さを主張するソースである。カレーソースの中には鶏肉片
　　　　　　と黒い豆状の香辛料が入っていた。
　　　　　　大きなナンをちぎり、カレーにつけながら食べ進む。ナンはい
　　　　　　つもながら美味いが、かなり甘く感じた。カレーソースとの組
　　　　　　み合わせによって、感じ方が違うのかもしれない。

　　　　　　食後のアイスチャイは、やや不満が残った。姉妹店「ミラ」の
　　　　　　チャイはどっしりとコクがあり、香辛料の香りも高かった。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区梅田１－２－２　大阪駅前第２ビルＢ１Ｆ
店名　　「ヒマラヤ 梅田店」　　
電話　　０６－６３４５－６１１６


















（ランチメニュー）


（赤いカレーソース！）


（鶏肉が入っている）


（食後には甘いチャイを‥）


  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－１　その他－エスニック

（「デリーキッチン」のミンチとチーズのカレー）



　西宮ガーデンズ内にあるシネコンへやって来た。毎月、１～２度は訪れる。
スクリーン数が多く、雰囲気が落ち着いているのが良い。ここには大型書店
もあるし、帰りにはデパートで酒のつまみを買って帰る。
西北（にしきた）でランチをする時に入るのは、蕎麦の「孤庵」、「餃子の
王将」、お好み焼きの「カポ」、そしてカレーなら「デリーキッチン」だ。
アクタ西館の１階にあるこの店は”ナン”が美味いと評判のインド料理店で
ある。

店内はテーブル席が７～８卓あるだけで、小じんまりとしている。セミオー
プン形式のキッチンではインド人シェフがのんびりと調理している。この日
のメニューを見ると、「日替わりカレー＝ミンチとチーズのカレー」が目に
留まった。
よし、今日はこのカレーにしてみよう。私は「日替わりカレーのＡランチを
ナンで！」と告げた。Ａランチは、カレー＋ナン＋ミニサラダのセットメニ
ューであり、Ｂランチになると「タンドリーチキン」が付く。

相変わらずこの店の女子比率は高い。料理を待っているときに突然、こんな
メロディーが鳴った。
　　♪バタフライ、きょうは今までの　どんなときより　素晴らしい♪　　
　
ギャルが慌ててケータイを取った。カエラちゃんは”できちゃった婚”にな
ってしまったが、自分の披露宴でこの曲を歌うことはあるのだろうか？

女性客が多いせいか、この店のカレーはマイルドだ。「ナンは絶品だが、カ
レーが物足りない‥」というセリフを何度、口にしたことだろう。さて、今
回のカレーは？

【今回食べたＢグルメニュー】　Ａランチ（日替わりカレー）　８００円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日替わりカレー＝ミンチとチーズのカレー


【レビュー】
　　　　　　長さ４０センチほどもある特大のナンを手でちぎり、カレーに
　　　　　　浸して口に放り込む。ウマイ！　ナンの甘さとカレーの辛さ、
　　　　　　これはイイ！
　　　　　　鶏ミンチ肉であろうか？　マイルドでやさしい味だ。そして、
　　　　　　とろけるチーズが味にコクと奥行きを加えている。

　　　　　　男性ならもっとガツンと来る「濃厚なカレー」を期待するが、
　　　　　　北インド料理はこんな風に上品なものかもしれない。
　　　　　　ここにも、料理の地域性と多様性を感じられて楽しい。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　西宮市北口町１－１ アクタ西宮　西館　１Ｆ
店名　　インド料理「デリーキッチン（DELHI KITCHEN）」　　
電話　　０７９８－６５－３４３２

















（落ち着いた店内）


（ナンが焼けました）


（チーズが溶けて、うまそ～う）