絶品の”チャンポンもだん”  「高砂」(神戸・和田岬)

ジミヘン

2012年02月23日 07:55


     

 薪の強い火力でお好み焼きを焼く、神戸下町のレジェンド(伝説)
                                 名店NO.19 「高砂」


 NHKの大河ドラマ「平清盛」の視聴率が芳しくないと聞く。
時代背景がなじみの薄い平安末期なので、視聴者側が戸惑っているというこ
ともあるが、脚本や演出にも原因があるのかもしれない。

最近の大河は、どちらかと云えば”女性好み”の路線が受けるようだ。視聴
者の半数が女性だから止むを得ないかもしれないが、今作は逆に荒ぶる男の
骨太なドラマを狙った。初回から今までは少なくともそんな感じ・・。
しかし、それが実に中途半端なのだ。源氏の武将はまるで少女マンガのヒー
ローのようだ。

さて、神戸中央市場前に「KOBE de 清盛 歴史館」がオープンしたので
出かけてみることにした。


 ◆店の概要
  立地  :  古い住宅街の中         
  タイプ :  神戸風べた焼き        
  焼くのは: 店焼き
  塗るのは: 店塗り
  路地裏度: ★★☆ (限りなく近所の常連仕様である)



   

   


 またまたやって来た、兵庫区の和田岬。ここは三菱重工の企業城下町であ
る。地下鉄海岸線和田岬駅を上がると、目の前に工場の敷地が広がっている。

今日はりんとした寒さだが、その代わり天気は良い。
広い道路を東方向へ歩き、いつものように細い道を左折した。道路には色鮮
やかな模様が描かれ、そこが市民の歩行者道路であることを示している。
その先にある児童公園を横切れば、目指す「高砂」さんだ。


 


この店は、味が良いこともさることながら今でも「」を燃料に使っている
ことで知られる。店の外壁には北国で見かけるようなレトロな金属製の煙突
が立っている。そして、店の前には「薪」が無造作に置いてあった。








入店した私は鉄板テーブルが2卓並んだ客席へ腰をかける。
鉄板はピカピカに輝いていて、気持ちが良い。お母さんに、「チャンポンも
だん
と瓶ビール」を注文してから、熱々の鉄板に手をかざす。

おばあちゃんが瓶ビールを運んできて、グラスに注いでくれた。ありがとう。
お母さんは正面の焼き台で、もう”そば焼き”を焼き始めている。


   

   


1.キャベツ、中華麺、具材(すじ・海老・イカ・たこなど)を炒め合わせ、
 ウスターソースを掛ける。
2.鉄板に生地(少しだけみじん切りキャベツが混ざっているよう)を丸く引
 き、そば焼きを乗せてから、再度上に生地を回しかける。
 しばらくして、裏返して整形した。
3.焼き上がれば、ひっくり返してソースを1種塗り、刻みネギをトッピング
 してから私の前に運ばれた。








焼きそばを少量の生地で一体化したものが「神戸モダン」だから、モダン焼
きと言うより、ほとんど”焼きそば”のようだ。
美味そう! いただきま~す。
                                  (続く)


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