∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
関西お好み焼き総研+(プラス)
ジミヘンの「おこのほそ道」 ~お好み焼き名店探訪
第20号 (2012-3-5)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。
「
おこのほそ道・お好み焼き名店探訪」も、「すえちゃん」を以て無事終
了です。
我が愛する(是非もう一度訪ねてみたい、食べてみたい)
お好み焼き屋ベス
ト20店を紹介しました。
もちろん他にも西成のあの店や、道頓堀のあの店や、津久野のあの店など訪
ねたい名店は多くありましたが、それはまた【続編】ででも考えましょう。
そして、「
家おこのススメ」の最終回に選んだのは「
キャベツ焼き」です。
昔、お好み焼きは駄菓子屋で食べる”おやつ”だった。
そんな時代のノスタルジーを感じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「家おこ」のススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「キャベツ焼き」を焼く
▼お好み焼きの前身が「一銭洋食」や「
洋食焼き」であることはよく知られ
ている。
メリケン粉を水で溶き、少量のキャベツやネギなどを乗せて焼き、ソースを
塗ったものが洋食焼きであった。
もちろん、当時高価な卵や肉は入っていなかった筈である。
子供たちのおやつとして生まれたこれらの”粉もん”が、終戦後の貧しい時
代に”
お好み焼き”として成長し、今に受け継がれた。
現在、プリミティブな”
洋食焼き”が食べられるのは、梅田の阪神百貨店地
下スナックパークにある「浪速のお好み亭」や、チェーン店のキャベ焼きグ
ループなどであろう。
天満駅前にある「
キャベツ焼き」の店はいつも繁盛している。
1枚130円也のキャベツ焼きが大量に焼かれ、見る間にどんどんと売れて
いく。おっちゃんは店の前で頬張り、おばちゃんは4つ、5つとテイクアウ
トしていく。
鉄板に粉を引き、キャベツや天カスなどを乗せ、卵を1個落し、両面を焼く。
ソースを塗って二つ折にして、舟にのせる。
実に素朴な製造工程である。
▼さて、「
キャベツ焼き」を焼いてみよう。今回はフライパンを使う。
生地が大切なので、今回は”ベーキングパウダー”を混ぜ、鶏ガラスープで
溶いた上、卵を溶き入れた。
1.生地を丸く広げ、千切りキャベツを乗せる。
生地のレシピ: (2枚分)
お好み焼き粉 80cc
ベーキングパウダー 少々
鶏ガラスープ 120cc
卵 1個
2.上に天カス、刻んだ青ネギ、紅生姜を振る。
裏返し、フライ返しで押さえてしっかりと焼く。
3.表に返し、甘いソース(今回はイカリお好み焼きソース)を塗って、
二つ折りにして皿に盛る。
※詳しいレシピ 「
おやじのキャベツ焼き」
=>
http://jimihen3.blog88.fc2.com/blog-entry-393.html
卵を生地に混ぜ込んだので美味くて当然だとも言えるが、シンプルでチープ
な楽しさがある。
街角の”キャベツ焼き”とは工程が違うが、これはこれでウマイ!
生地がふっくらもっちりして、ダシの味が効いている。