良友酒家(りょうゆうしゅけ)@神戸・元町

ジミヘン

2014年10月20日 07:47


      (「良友酒家」の牛シチュー焼きそば)
   


 此のところ、中華料理店の「牛バラ飯」にハマッている。牛バラ肉をトロトロに
煮込み、オイスターソースと八角風味の”あん”をご飯に掛けたもの。
今回は、ご飯ではなく、牛バラ”麺”料理に狙いを定め、元町の老舗を訪ねた。


   

              


JR元町駅から山の手方向へゆっくりと坂道を登る。10分ほど歩くと、古風な
雰囲気の店があった。駅の南側(南京町など)は観光客が集まるエリアであり、
北側は地元の住民が普段使いする店が多い。
店に入ると、奥へ向かってテーブルが5卓ほど並び、右側には円卓もある。


        
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メニューを広げ、「牛バララーメン」にするか、「牛バラ焼きそば」にしようか思案
する。今回は” 牛腩炒麺(牛シチュー焼きそば)”をお願いした。
おばちゃんが持ってきたお茶はウーロン茶ではなく、ややクセのあるプーアー
ル茶(?)だった。最初は少し抵抗があったが、段々と美味しく感じる。


       


牛シチュー焼きそば」がやって来た。存在感のあるでっかい牛バラの塊肉。
そして、麺を覆い隠すように盛られた青菜(ほうれん草?)。麺を掘り起こすと、
褐色の蒸し麺であった。いわゆる”香港麺”と呼ばれる中細麺。
早速、青菜と麺をからめていただく。うーむ、マチガイナイ。旨い
甘過ぎず、そしてしつこくない。どちらかと言えば、マイルドな味付けだと言え
よう。牛肉は適度な歯ごたえを残しつつ、繊維がほろほろと崩れる柔らかさ。
八角の香りも強過ぎない。


   

                   


ああ、これが老舗力なんだな。新興店のような派手な”受け狙い”はなく、ひた
すらに、愚直に、伝統を守っている。
なにより感動したのは、最後まで”あん”の熱さが変わらなかったことだ。
熱々の”あんかけ炒麺”は、私を魅了した。
ごちそうさまでした。



 ◆今日のB麺
  麺ジャンル:中華炒麺
  タイプ   :古くからある広東料理の人気店
  特徴    :メニューを見ると、とにかくおびただしい数の料理が並んでいる。
         他の客は点心を注文していたので、それも美味しいのだろう。
         今度は、家族揃って夕食に行きたい。

  私的満足度 :
★★★



   


    ◇広東料理 「良友酒家」 
       神戸市中央区中山手通3-11-8 

        牛シチュー焼きそば  980円













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