お好み焼き 「よしい」@野田阪神

ジミヘン

2013年10月25日 07:58


   


 阪神電車野田駅で途中下車し、お好み焼き店を探すことにした。
行きつけのお好み焼き店がある大阪・福島と尼崎の間にあって、ここ野田阪神エリア
は、”お好み焼き空白地帯”といった印象がある。


       


駅前の新橋筋商店街を歩く。狭い通路の真ん中におばちゃんたちは自転車を停め
て、八百屋や魚屋で先を争うように買い物をしている。通行人のことなど眼中にない
よう・・。 あーあ、ため息が出る。
通りの半ばあたりに感じの良いお好み焼き店を発見。店名は「よしい」とある。
店内はやや照度を落とした落ち着いた空間に、カウンター式の鉄板が奥へ伸びて
いる。席数10席ほどのこじんまりとした店は、夜飲み鉄板居酒屋といった風情だ。


       


メニューの中から「豚モダン焼き」と瓶ビールを注文し、店主の焼き方を見る。
1)金属カップに入った生地・細い千切りキャベツ・卵をスプーンでしっかりと(50回ほ
  ども)かき混ぜる。
  それを熱した鉄板上に丸く広げ、上に半玉ほどの中華麺(焼いてからウスターソ
  ースを掛けた)を乗せる。
  鉄板上で少し焼いた豚肉を乗せ、更に生地を少量かぶせて焼く。

       

2)4~5分間焼いて裏返し、蓋をかぶせて5~6分間蒸し焼きにする。
  フタを開けてからしばらく水分を飛ばし、おもむろにソースを塗り、花かつおをトッ
  ピングして私の前にスライドさせた。
  私は、マヨと七味唐辛子を少し振っていただく。


       



大テコで押さえつけずに焼いたモダン焼きは、直径15センチ厚さ4センチほどもある
ぽっちゃり体型”だ。全体にキャベツ感いっぱいのヘルシーな仕上がり。
大阪風まぜ焼きなのに、生地が少ないので不思議な食感である。大き過ぎないボリ
ュームも(私にとっては)好ましい。


   

              


近所のおっちゃん・おばちゃんがやって来るかな、と思ったが今回は出会わなかった。
やはりこの店は、夜になって若い客が酒を飲みながらお好み焼きを楽しむ店と見た。
店主のていねいな「焼き方へのこだわり」が印象に残った。
きっと店主自身が、お好み焼き大好き人間なのだろう。


   



    ◇お好み焼き 「よしい」 
       大阪市福島区吉野2-10-22

         豚モダン焼き     700円
         瓶ビール(中)     500円












関連記事