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2011年08月03日
京都・出町「桝形商店街」 【京都市上京区】 1/2
京都市の北東部、出町柳の近くに庶民的な商店街があることを知った。
「出町柳(でまちやなぎ)」というちょっと風流な地名を初めて耳にしたの
は私が会社に入って間もない頃だった。
「でまちやなぎまで出張してくれ!」と上司から言われたが、それがどこに
あるのか見当もつかなかった。
京阪淀屋橋駅から特急に乗り、約1時間で出町柳駅に着いた。
駅を出ると、黒い雲が垂れこめて雨がポツリポツリと落ちてきた。なんとか
もってくれ!と祈りながら高野川を渡り、そして加茂川を渡る。ここは二つ
の川が出会い、鴨川に流れ込む合流地点になっている。
出町橋のたもとに「鯖街道口」と刻まれた石碑を発見。若狭小浜で水揚げさ
れた鯖に塩をして、70km余りの山道を越えてたどり着く到着地点がここ
出町だった。
さて、目の前に「出町商店街 桝形」の看板が見えた。
アーケードを通して入る陽光が弱弱しいのは、天候のせいだろう。狭い商店
街だが、地元の買い物客が多く集まっている。
鯖寿司とうどんの人気店「満寿形屋(ますがたや)」のシャッターが降りて
いる。貼り紙を見ると、「本日は鯖の入荷がないので、休ませていただきま
す」とある。
うむ、ザンネンなり。ちょっとつまんでみようと思っていたのだが‥。
商店街はあっけなく終わった。百メートルほどしかないミニ商店街だった。
今出川通りに出て少し歩いてみる。すると、すぐに「大原口」と書かれた道
標が立っていた。なるほど、旅人はここから「大原」を目指したのだ。
加茂大橋の上から二つの川の合流地点をじっくりと眺める。川の中におじさ
んが入って釣りをしている。何が釣れるのだろう? やはり京の町はのんび
りとしている。
「下鴨神社」を目指すことにした。この神社は緑豊かな森と鮮やかな朱色の
社殿のコントラストがこの上なく美しい。私は桜の季節に何度か訪れた。
途中、鯖寿司の「花折」とその隣りに古い蕎麦屋が現れた。悩んだ末、今回
は蕎麦を軽くいただくことに決定。入店するといかにも庶民的な蕎麦屋であ
る。メニューから「にしんそば」を選び出して注文した。
京都に来て、滅多に蕎麦を食べる機会がない。いつか、「にしんそば」や「
けいらんそば」を食べてみたいと思っていた。
さて、しばらくしておばあさんが丼を運んできた。蕎麦の上に甘辛く煮込ま
れたニシンが載っているだけのシンプルな”京都の郷土料理”である。
やわらかく煮込まれたニシンはホッとする味だ。そして、出汁が意外にもし
っかりとした醤油味だったのでちょっと驚いた。
ラーメンにしろ、お好み焼きにしろ、京都の庶民料理はどれも味がハッキリ
としている。そんなことを考えながら、蕎麦をいただいた。
(続く)
◇「藪そば」 京都市左京区下鴨宮崎町122
にしんそば 650円
初かすみ酒房@大阪・難波
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Posted by ジミヘン at 07:58│Comments(2)
│ジミぶら
この記事へのコメント
うーん、何とも懐かしい。
取り上げていただき、ありがとうございます。
商店街になり代わって御礼申し上げます。
御所のすぐ南に下宿していた私は出町柳によく行きました。
昭和50年だったか、この商店街の夏祭りで、何とあの中山ラビさんが飛び入りで歌われたことがあります。
ものすごい美人でした(今も美人ですが)。
ちょうど京都在住だったんでしょうね。
商店街の一角にジャズ喫茶「52番街」があり、それが目当てでよく行っていたのです。
同志社が田辺へほとんど移り、寂れましたね。
しかし、大福餅を売る「ふたば」は相変わらず行列ができているようです。
京都のにしんそば、本当においしいですね。
甘味と旨味がジワーっと滲み出るにしんが最高です。
京都で初めて食べた時には、こんな美味いそばがあるのかと驚きました。
北前船の中継地・金沢でもにしんそばが多いのに驚きました。
第2回も楽しみにしております。
『赤目四十八瀧心中未遂』読み始めました。
本は好きか嫌いかどちらかですが、私は車谷さんの文章が好みです。
すーっと頭に入っていきます。
しかも、いきなり吉田拓郎の名前と京都の地名が出て来るじゃないですか。
通勤時間が楽しみです。
取り上げていただき、ありがとうございます。
商店街になり代わって御礼申し上げます。
御所のすぐ南に下宿していた私は出町柳によく行きました。
昭和50年だったか、この商店街の夏祭りで、何とあの中山ラビさんが飛び入りで歌われたことがあります。
ものすごい美人でした(今も美人ですが)。
ちょうど京都在住だったんでしょうね。
商店街の一角にジャズ喫茶「52番街」があり、それが目当てでよく行っていたのです。
同志社が田辺へほとんど移り、寂れましたね。
しかし、大福餅を売る「ふたば」は相変わらず行列ができているようです。
京都のにしんそば、本当においしいですね。
甘味と旨味がジワーっと滲み出るにしんが最高です。
京都で初めて食べた時には、こんな美味いそばがあるのかと驚きました。
北前船の中継地・金沢でもにしんそばが多いのに驚きました。
第2回も楽しみにしております。
『赤目四十八瀧心中未遂』読み始めました。
本は好きか嫌いかどちらかですが、私は車谷さんの文章が好みです。
すーっと頭に入っていきます。
しかも、いきなり吉田拓郎の名前と京都の地名が出て来るじゃないですか。
通勤時間が楽しみです。
Posted by 夷川下 at 2011年08月04日 12:44
こんばんは。
そうですか、京都で学生時代を過ごしたんですね。
うらやましい。
下鴨神社の森や鴨川の歩道などは、すばらしく
ロマンチックです。
一昨年の春にも出かけたのですが、河畔の桜が
見事でした。
車谷長吉氏の文章は私も好きです。
古風ですが、真摯な感じがします。
そうですか、京都で学生時代を過ごしたんですね。
うらやましい。
下鴨神社の森や鴨川の歩道などは、すばらしく
ロマンチックです。
一昨年の春にも出かけたのですが、河畔の桜が
見事でした。
車谷長吉氏の文章は私も好きです。
古風ですが、真摯な感じがします。
Posted by ジミヘン at 2011年08月04日 18:52