関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。

【先週の「てっぱん」】
　九州に転勤が決まった駅伝君はあかりを誘うが、
あかりは自分の気持ちと向き合い、答えを出す。
「このままがエエんよ。遠くへ行っても
　トモダチでいられるけん。」
田中荘の住人たちは皆、旅立ちの時期を迎えよう
としています。

◆ところで、先日「おのみっちゃん」のロケ地に　　
なった店を天下茶屋に訪ねました。
訪問記は＝＞　
　　　http://okosoken.osakazine.net/e348862.html


　　
　


さて、今回のテーマは「ジンギスカン」です。
庶民中華店ミンミンへ行くと、いつも決まって
「ジンギスカンとビール」を注文してしまう。
すると店のおばちゃんは「パオロー　イーガー」
と厨房へオーダーを通す。
これは昔からずっと変わらない・・。　　　

今回も、どうぞお楽しみください。


　（やっぱり、ミンミンのジンギスカンが一番！）
　




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　　　　　　　　　　　関西お好み焼き総研＋（プラス）　

　　 　　　「Ｂグル号探検記」マガジン　（関西Ｂマガ）　

　　　　　　　　　　　 第４７号 (2011-3-7)

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　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

　妻は超保守的な人です。ご飯と納豆と味噌汁が好きで、鶏レバーや牛ホル
モンなどにはまったく箸を伸ばさない。
ましてやラム肉を使った「ジンギスカン」や「ラムチョップ」などは大の苦
手。だから私はひとり寂しくミンミンでビールをあおりながらジンギスカン
を食べる。これを”性格の不一致”と言うのだろうか？

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　■Ｂグル号探検記　　　（関西Ｂ探）
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　　羊小屋＠大阪・天一 【ジンギスカン】

　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：６－２　その他－無国籍

　「ジンギスカン」をランチで食べられる店を探していたら、この店を見つ
けた。店名は「仔羊料理　羊小屋」。関西では珍しい羊肉料理の専門店だ。
昼は、ジンギスカン丼やカツ定食を出し、夜になるとジンギスカン鍋を提供
しているようだ。

地下鉄南森町駅を降り、天満宮の脇を抜けるように商店街を南下する。天一
（天神橋筋一丁目）のアーケードが途切れ、お好み焼きの名店「甚六」が現
れる。更に２～３分歩くと、左手に目指す店があった。
店に入ると途端に”ジンギスカンのケモノ臭”がした。昨夜の鍋ディナーの
残り香であろう。”男の野生本能”を刺激する香りである。
店内は清潔な喫茶店風のインテリア。カウンター席が数席と、テーブルが５
～６卓ある。これなら女性のグループでも気軽に入れる。

私はメニューの中から「ジンギスカン丼（大盛）」を選んで注文した。ネッ
ト情報によると、丼（並）だとややボリューム不足だと指摘されていた。

フライパンで肉を焼く音が厨房から聞こえ、間もなく丼が私のテーブルに運
ばれた。おお、見事な＜大盛り＞だ！　ご飯が山になっているので、＜山盛
り＞という方が当っている？　コンソメスープもついてきた。早速、ラム肉
からいただいてみよう。

【今回食べたＢグルメニュー】　ジンギスカン丼（大盛）　６５０円


【レビュー】
　　　　　　「うむ、やわらかい肉だ！」　
　　　　　　テレビで見る可愛い子ちゃんレポーターが口にする感想を思わ
　　　　　　ずつぶやいた。
　　　　　　やわらかくてラム肉の甘い香りがする。ノー文句の美味さだ。
　　　　　　タレはサラッとした甘辛醤油ダレで、あっさりとしている。
　　　　　　最初はちょっと物足りなさを感じたが、食べ進むにつれて、丁
　　　　　　度良い塩梅になった。

　　　　　　それにしても、ご飯が多い。食べても食べても減らない。並盛
　　　　　　りで良かったな。
　　　　　　後半戦は肉の上に一味唐辛子をたっぷり振って変化を加えた。
　　　　　　できることなら牛丼屋の紅生姜のように、漬物（燻製たくあん、
　　　　　　胡瓜ピクルス）か何かがあれば助かる。


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　大阪市北区天神橋１－３－７　　
店名　　「仔羊料理 羊小屋」　　
電話　　０６－６３５３－３６６０

ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e347732.html




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　■関西Ｂグル研究　　（関西Ｂ研）
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　ジンギスカン

▼深夜テレビの「くだまき八兵衛」で、ジンギスカンが取り上げられた。
かつて、ブームの時期には都内に数多くのジンギスカン鍋専門店が乱立した
が、今では半減してしまい、「絶滅危惧グルメ」とまで呼ばれているとか‥。
そんな中で、生き残ってガンバッている店主たちが集まり、例によってお互
いのダメ出しを行った。曰く、「あんたの店のマトンは臭い」「自家製のタ
レも作れない店は止めろ」「ラーメンを出す店は認めない」など、かなり過
激なものであった。そんなところに、この業態の危機感がにじみ出ていた。

彼らの悩みを総合すると、「道産子にとってのご馳走であるジンギスカンが
東京で受け容れられないのが理解できない。本当の美味さをもっと知ってほ
しい、食べてほしい」ということになるだろう。

▼そもそもジンギスカンとは何か？　ウィキペディアにはこう記されている。
『ジンギスカン（成吉思汗）は、マトン（成羊肉）やラム（仔羊肉）を用い
た羊肉の焼肉料理。北海道の郷土料理であり、北海道遺産の一つである。』

へえ、北海道遺産とは、初めて耳にした。それほど地域性の高い料理だとい
えよう。
数年前に妻と冬の北海道を旅行した。目的はもちろんご当地グルメを堪能す
ることであり、「ジンギスカン」「味噌ラーメン」「スープカレー」をクリ
アすることを自分に課した。
新千歳空港に着いた私は空港内のレストランで早々に「ジンギスカン」をク
リアした。アツアツの鉄板に乗ったラム肉はやわらかくて、実に美味かった。

筆者が羊肉好きになった理由は、学生の頃から食べている「ミンミンのジン
ギスカン（パオロー）」にある。ラム肉と玉ねぎを甘辛く炒めたこのシンプ
ルな料理は、とにかくウマイ。肉のやわらかさ、甘さ、そしてちょっぴりの
ケモノ臭さをまとったスペシャルな料理である。
「ジビエ好き」の筆者にとって、羊肉の匂いもまた大きな魅力なのである。


▼「秘密のケンミンショー」で、北海道民が”ジンギスカン鍋の正しい食べ
方”を講義していた。生肉の場合は、野菜の上に乗せて蒸し焼きにしてから
タレにつけて食べる。家庭でタレ焼き（タレに漬けて販売）を作る場合は、
鉄板に直接乗せて焼き、タレが落ちた溝に野菜類も一緒に入れて食べるのが
流儀だと胸を張って語った。

う～ん、「お好み焼き」の焼き方が自由なように、どんな風に焼いたってイ
イんじゃない？　そんなことを言うから”絶滅危惧種”になるのかも知れな
いよ。


　

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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
　　　　　　ジミヘン　　　jimihen@a-net.email.ne.jp
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