関西お好み焼き総研＋

　おはようございます。ジミヘンです。
随分と暖かくなりました。厳しい冬も峠を越えたようですね。

【先週の「てっぱん」】
　子供を宿した小早川のぞみは、産もうかどうか悩む。
父親になるはずの男とは別れてしまった。
あかりとのぞみが住む部屋に同じアパートに住む画家の
笹井がやってくる。手には一輪の水仙が‥。　　　　　　　
「空き地に咲いていました。がんばっています。
いのちです。」


さて、今回のテーマは「カレーうどん」です。
普段はほとんど注文しないメニューですが、久しぶりに
食べてみるとおいしかった。
今回は、カレーうどん・カレースパ・カレー丼について
考えてみました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
どうぞお楽しみください。


　　（初めて食べたインデアンの「カレースパゲティ」）
　　


　　（マルちゃんの袋入り麺「カレーうどん　あま辛」はウマイ！）
　　




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　　　　　　　　　　　関西お好み焼き総研＋（プラス）　

　　 　　　「Ｂグル号探検記」マガジン　（関西Ｂマガ）　

　　　　　　　　　　　 第４３号 (2011-2-7)

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　皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

　外食では滅多に「うどん」を食べることがない私ですが、インスタントの
うどんはよく食べています。
特に東洋水産の袋入り麺「マルちゃんカレーうどん　あま辛」が良いですね。

牛肉の切り落としとスライスした玉ねぎを加えて鍋で煮込み、最後に刻みネ
ギを散らす。週末のランチにはもってこいの一品です。うま過ぎる。

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　■Ｂグル号探検記　　　（関西Ｂ探）
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　　古奈屋＠阪急西宮北口駅　 【カレーうどん】

　　　　　　　　　　　　　　　ジャンル：２－２　和食系－うどん・そば

　西宮のシネコンで映画「ノルウェイの森」を観た。昭和４０年代の混沌と
した空気感がよく出ていたし、自然の描写は（ベトナム出身の監督らしく）
アジア的なニオイがした。水準に達している映画だったが、濃厚なラブシー
ンが多すぎてちょっとうんざりした。

昼食はガーデンズ内のレストランで食べることにした。以前から気になって
いた東京・巣鴨からやってきた”カレーうどん専門店”の「古奈屋（こなや）
」に決定。さて、どんなカレーうどんを食べさせてくれるのだろうか？

メニューを見ると、驚きの単価が並んでいる。ベーシックな「カレーうどん」
がオーバー千円の１，０５０円也。おススメの「えび天カレーうどん」は、
１，３５０円とある。ドヒャーーーである。
何かを勘違いしたような価格設定だ。うどん一杯に千円を払う関西人がどれ
だけいるだろうか？　ボヤくのはこれ位にして、注文しよう。私は「九条葱
と刻み揚げカレーうどん」を選び出して、コールした。

店内は清潔な内装で、テーブルの上には紙のエプロン（カレー出汁の”跳ね”
防止用）が用意されている。ＢＧＭはまたしても、ＪＡＺＺだ。おまけに、
女性ボーカルがかかっている。うーん、うどん屋なんだから歌謡曲にしてほ
しい。
程なくしてカレーうどんがやってきた。丼の横には小鉢があるが、噂の「一
口雑穀ごはん」ではなく、炊いたおからのように見える。いただきま～す。


【今回食べたＢグルメニュー】
　　　　　　　　　　　　九条葱と刻み揚げカレーうどん　１，２５０円
（映画館のチケット半券を見せると１０％割引してくれた。１，１２５円）


【レビュー】
　　　　　　うどんをすする。うむ、腰があって、”ぷりしこ”の麺だ。
　　　　　　そして、カレー出汁はなるほどクリーミーで、しかもスパイシ
　　　　　　ーさもある。おお、うまいじゃないか！
　　　　　　たっぷりとトッピングされた九条葱のシャキシャキ感と爽やか
　　　　　　な香り。そして、甘辛く炊いた油揚げもすこぶる美味い。

　　　　　　箸が止まらない。麺・スープ・具材どれをとってもＡランクだ。
　　　　　　これが、単価８５０円なら文句なしに三ツ星なのだが、１，２
　　　　　　５０円という重圧が重くのし掛かる。
　　　　　　量は（小食の私には）適度であり、小鉢も上品で良かった。

　　　　　　『高くて美味いは当たり前、安くて美味い料理こそ価値がある』
　　　　　　というＢグル党の標語をつぶやきながら私は店を後にした。　　　　　


◇おススメ度　★★☆　　（満点は三ッ星）
　　

【お店のデータ】
住所　　西宮市高松町１４－２ 阪急西宮ガーデンズ４階
店名　　「カレーうどん 巣鴨 古奈屋」　　
電話　　０７９８－６８－０５７８

ブログでの紹介　＝＞　http://okosoken.osakazine.net/e341957.html




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　■関西Ｂグル研究　　（関西Ｂ研）
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　カレーうどん

▼”和風変わりカレー”の代表選手といえば「カレーうどん」だろう。「カ
レー丼」なんてメニューもあるが、やはり「カレーうどん」だ。
このメニューが誕生したのは驚くほど昔なんだとか。ネット情報によると、
１００年を越す歴史があるらしい。
或るサイトにはこうあった。
『明治後期以降、カレーが一般化するにつれて、様々な新製品が続々と作ら
れました。１９０４年（明治３７）頃、東京早稲田にある「三朝庵」の主人
が「ご飯にカレーが乗っているなら、うどんにカレーが乗ってもおかしくは
ないはずだ…」と、カレーうどんを考案しました。尚、カレー南蛮蕎麦を初
めて作ったのは明治４２年、中目黒の「朝松庵」と言われています。』

以前の”変わりカレー”の回で述べたように、驚くほどの適応力と社交性を
持つ「カレー」は、うどんや蕎麦とも親友になった。

▼普段は蕎麦ばかり食べている筆者は、今回数年ぶりに古奈屋さんでうどん
をいただいたが、すこぶる美味かった。ハッキリ言って、「カレーそば」よ
りも数段美味かった。太いシンプルな麺とカレー出汁のバランスがよくマッ
チングしているのだろう。

ところで、阪急西宮北口駅周辺は今や「カレーうどんのメッカ」になってい
るらしい。「番場亭」が評判になり、他店も同じメニューで競うようになる。
そして、東京からこの地に「古奈屋」が進出してきた。関西初出店をこの地
に選んだのは、店側の徹底したリサーチの賜物だろう。
「古奈屋」さんのカレーうどんのトッピングには海老天や揚げもちなどがあ
るが、関西における”カレーうどんの具材”は牛肉＋玉ねぎで決まりだ。コ
クとうま味のある牛肉と甘くて食感の良い玉ねぎが入れば、後は青ネギだけ
でＯＫである。


▼ＪＲ芦屋駅の近くにカレーショップ「インデアン　芦屋店」がある。
ある日、”カレースパ”の実力を試そうと思い、思い切って注文をしてみた。
数十年に亘って通い続ける「インデアン」であるが、このメニューを注文す
るのは初めてだ。
直径１ミリほどもある太いスパにインデアンカレーがかかっていた。私は食
べ始めてすぐに、ライスがほしくなった。戯れのオーダーコールを後悔した。

「カレー丼」という変わりメニューも気になったので、人気がある大阪「得
正」を訪ねた。当然のようにトンカツをトッピングしてもらった。それはや
や甘すぎる味付けではあったが、なかなかよく出来ていた。かつカレーとカ
レーうどんの”イイとこ取り”をしたようなメニューだから、美味しいのは
当然か？　カレーの応用は無限に広がっている。


　

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【編集長】　関西お好み焼き総合研究所代表
　　　　　　ジミヘン　　　jimihen@a-net.email.ne.jp
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