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2009年03月14日

ときちゃん@神戸・春日野道

                                        おこのミシュラン 28店目
(ときちゃんの「すじ焼き」)


阪神春日野道駅には、ちょっとセピア色の思い出がある。父親がこの駅の近
くにある会社に勤めていたので、子供のころ何回か訪ねた。地下にある薄暗
い駅は子供心に「恐怖」を与えるコワイ駅だった。幅が数メートルしかない
狭いホームの両側を電車が全速力で通り抜けた。もちろん、今では拡幅され
てかつての面影はない。

駅を降り、北へ延びる商店街を少し歩いてから左折すると、葺合(ふきあい)
センター
という通りになっていて、その中に目指す「ときちゃん」の看板が
見えた。(今は中央区になっているこの地域は、かつて葺合区と呼ばれた)
店内に入ると、4つのテーブル席と奥に焼き手が立つ鉄板があるスッキリと
したレイアウトだ。私はメニューから「すじ焼き」を選んだ。神戸のお好み
焼きの基本は何と言っても「すじ」だ。

この店はのせ焼きではなく「まぜ焼き」だった。神戸では三宮を境として、
西側は「のせ焼き」文化圏、東側は「まぜ焼き」文化圏
だと言われている。
(この説からすれば、東灘区住吉にある「すえちゃん」は、飛び地か?)

「すじ焼き」の焼き方を見てみよう。
1.やや大ぶりな金属製カップに(キャベツ入り)生地+卵を混ぜ合わせ、鉄
 板の上に広げる。生地が柔らかいせいか、直径25センチほどに拡がった。
 そして、上にたっぷりの天かすとすじコンを載せた。すじ肉の脂身は大ぶ
 りにカットされており、逆にコンニャクは小さな短冊型だ。
2.しばらく焼いてから裏返し、余り押さえつけずに4~5分ほど焼いた。
 再度、返すとすじコンがこんがりと焼けて、美味しそうだ。
 おばちゃんはソースを塗り、刻んだ青ねぎをトッピングした。
 (この店は「ねぎのせ」がデフォのようだ)
 

【今回食べたお好み焼き】 すじ焼き 600円
■生地    下味がほとんど付いていない?生地。粗みじんキャベツ。
■トッピン具 薄く甘辛味がついた「すじコン」がたっぷりと乗る。
■味     まったく嫌味のないすっきりとやさしい味だ。
■ソース   やや甘口のソースを塗ってくれる。どろソースはオプション。
■店の雰囲気 お元気な老夫婦と若いスタッフが2人いて、店に活気がある。
■コスパ   三宮の隣りの駅とは思えないほど、リーズナブルな値段。
      

◇総合評価 ★★  (満点は三ッ星)
      この店は朝の10時半からオープンしている。「朝ラー(メン)」
      ならぬ、「朝おこ」が可能な店だと言える。常連客はいつでも
      この店でお腹を満たすことができる。
      大阪のまぜ焼きに比べるとプレーンで、すっきりとした味は、
      「家庭で作るお好み焼き」の延長線にあるように感じた。奇を
      てらわず、安心できる店の味はジモティのためのものだ。


【お店のデータ】
住所  神戸市中央区八雲通1-1-11
店名  お好み焼き「ときちゃん」  
電話  078-251-3040


(店の外観)


(たっぷりの「すじコン」をのせる)


(裏返してじっくりと焼く)


(できあがった。うまそう!)


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